▼フライ級(56.7kg以下)トーナメント1回戦 5分3R
〇ジー・ニウシュイエ(中国)17勝4敗 126lbs/57.15kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×小田魁斗(日本)8勝3敗 125.5lbs/56.92kg
GRACHANフライ級王者の小田は、GRACHAN連勝から24年4月と6月の『ONE Friday Fights』で豪州のクーパー・ロイヤル、ベトナムのトラン・ゴック・ルオンを相手にいずれも判定勝ち。24年12月『GRACHAN Presents: HELIOS』でフライ級1位の道端正司に3R TKO勝ちで暫定王座につくと、25年6月に御代川敏志との「GRACHANフライ級王座統一戦」で1R TKO勝利。統一王者となった。
25年10月『ROAD TO UFC』出場を目指し、UFCが注目する中国『JCK』で中国のアイディン・トフタルベクと対戦。序盤は攻勢に立つも、予想外のブレークの早さから打撃を被弾し、スタミナを消耗。2、3Rを獲られて敗れた。26年2月のGRACHANで小林大介に3R 右ストレートでTKO勝ちで再起を遂げている。
中国のジー・ニウシュイエ(16勝4敗)は、散打ベースでUFCファイターのスムダルジも所属するエンボーファイトクラブ所属。2023年から2年連続でRTUに出場しており、23年5月にビリー・パスラタンを1R TKO、8月にチェ・スングクに判定勝ちで2連勝も、24年2月に鶴屋怜に1R TKO負け。5月にチェ・ドンフンにスプリット判定負けで2連敗。
その後、バリCanggu Fight NightでかつてONE FFやPANCRASEにも参戦したコルトン・キエルバサに判定勝ち、中国BRAVE CFでルサンド・ビコ、Longsan Fightで吉田開威にいずれも判定勝ちで3連勝。3度目のRTU出場を決めた。
サウスポー構えから左ストレート、左ハイと左の攻撃を主武器とするが、右ジャブ、右の関節蹴りも鋭く、カウンターの左右はストレート、ボディ打ちと打ち分けるなど蹴りのみならずボクシングの上手さも持つ。対する小田は自身の強い組みをいかに近い距離の打撃に活かすか。
1R、オーソの小田にサウスポー構えのニウシュイエ。先にワンツーで入る小田。ニウシュイエも左で押し戻す。右を強振して組んだ小田。左で差して体を入れ替えたニウシュイエに右小手の小田。左で肩パンチ。かんぬきから四つに腰を引くニウシュイエ。離れる。
ワンツーの左のニウシュイエに右を振って飛び込む小田に、ニウシュイエはシングルレッグテイクダウン! 場内は大歓声。座る小田のバックにつくが小田は立ち上がり。片足を抱え上げて崩すニウシュイエ。その都度戻す小田をニウシュイエは片足を持って崩す。ケージ背にヒジを打ち込む小田は前に。左右フックもニウシュイエが右フックでダウンを奪う。すぐに立つ小田がバッククリンチもブザー。ニウシュイエのラウンド。
2R、左ミドルから歩いてワンツーのニウシュイエ。前に出て組むと押し込むニウシュイエは左を当て、さらに左ヒザを見せる。さばいている小田だが受け身に。右フックの小田に左ボディを突くニウシュイエ。
小田は組むも体を入れ替えるニウシュイエ。組んで互いに肩パンチ。小田はヒザ、肩パンチもケージ背にしてのもの。ニウシュイエに首相撲ヒザ。さらに右ミドルもそこにシングルレッグの小田にスクランブルで上の取り合いからバックに回るが、足をかけさせずにトップを取るニウシュイエ!
背中を着いてガードの小田にニウシュイエの左ヒジに大歓声。亀になって立つ小田は正対して右で差して上に。パウンド、バックからリアネイキドチョーク狙いもブザー。最後に反撃もニウシュイエのラウンドか。
3R、詰める小田にカウンターで組んでバックを奪うニウシュイ。ボディロックからバック狙い。しかしそこでシングルレッグの小田は尻を着かせる。すぐに立つニウシュイに左足をかけて崩して引きずり込む形もトップを取るニウシュイ。
ここもシングルレッグの小田。右で差して押し込み。左小手の投げのニウシュイ。残す小田はダブルレッグへ。バッククリンチからヘンゾロック。しかし崩されずに立つニウシュイは正対。ケージ背にする小田にシングルレッグからバック狙いも前に落とした小田がスクランブル。グランビーロールも下になる小田。
ニウシュイエのヒジに小田は出血。立とうとする小田にパウンドでブザー。判定3-0(30-27×2, 29-28)でニウシュイエが勝利。当初のトーナメント表通りなら内田タケルと対戦へ。
試合後インタビューで、スクランブルのなか勝負を分けたのはと聞かれ、「自分に流れている血だ。この地で負けるわけにはいかない。自分のことをUFCに相応しくないと思っている人もいるようだけどそんなことない。自分がUFCに行く」と語った。




















