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【ONE】ヘメッツバーガーがブンタンとの再戦制し、ストロー級キック世界王座獲得で二冠に。ニコ・カリロがシャドウからダウン奪う判定勝ちでフェザー級ムエタイ暫定王者に、エイドリアンが磯嶋をパウンドTKO、タイナンが竹内を127秒肩固め、フー・ヨンがキンガッドを初回TKO。ラズワンがフジモトにTKO勝ち

2026/02/14 10:02

▼コー・メイン(第8試合)ONEフェザー級(※-70.3kg)暫定ムエタイ 世界タイトルマッチ 3分5R
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
ニコ・カリロ(スコットランド)



 正規王者のタワンチャイが怪我で試合を行えないため、暫定王者を決めることとなった。

 シャドウは元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者。同タイトルは2022年2月にフリオ・ロボと王座決定戦を行って勝利し、手にしたもの。2022年には『RWS』のウェルター級リーグ戦で優勝。2024年2月の『Friday Fights』に注目の初参戦を果たしたが、マムカ・ウスビャンに判定負けを喫した。

 しかし、その後はモハメド・シアサラニやシッティチャイを相手にひとつの無効試合を挟んで6連勝。2025年9月、初のキックボクシングルールでリウ・メンヤンに判定で敗れた。

 カリロはスコットランド出身。WMOウェルター&スーパーウェルター級王座、ISKAムエタイ世界65㎏級王座などを獲得。2023年4月にONEに初参戦すると、ムアンタイやノンオー、セーマペッチらを相手に4連続KO勝ち。

 ONE参戦前から合わせると15連勝を飾っていたが、2025年1月のONEバンタム級暫定ムエタイ世界王者決定戦でナビル・アナンに初回TKO負けを喫した。4月にフェザー級に上げるとシッティチャイを左ボディでKOし、11月にルーク・リッシもTKO。戦績は29勝(7KO)4敗1分。

 蹴られても構わず前に出て速いコンビネーション、左右フックとボディショットの強打とヒジ打ちも織り交ぜるカリロに、シャドウは右ミドルでダメージを与えながら3分5R距離を保ち続けられるか。また、カリロはノンオー戦などでローに弱いところを見せており、強力なローキックを持つシャドウは1Rから蹴っていきたいところだろう。

 1R、ともにオーソから先に右ミドルはニコ・カリロ。左ミドル、右カーフも。シャドウは蹴りをいかに当てるか。ニコ・カリロの左をかわしたシャドウ。左前蹴りでストッピング。右ストレートを突くニコ・カリロ。

 シャドウの右の蹴り足を取らえて右を突く。右カーフ、左ミドルのニコ・カリロ。シャドウの左前蹴りを掴む。シャドウは左ミドルを返す。右のスーパマンパンチを突くニコ・カリロ。

 押し戻すシャドウは右ミドル。ニコ・カリロは右カーフ、左ミドル。右ヒジをガード上から叩きこむ。ミドルを当てたシャドウ。カリロも。

 2R、右ミドルのニコ・カリロにシャドウは左ミドルを返す。ワンツーから前蹴りのニコ・カリロの蹴り足を掴んで右三日月蹴り気味に蹴るシャドウ。ニコ・カリロの軸足を蹴る。

 互いに止まって誘うニコ・カリロ。乗らないシャドウ。ともにローの打ち合い。右ミドルのシャドウ。さらに軸足を崩す。右カーフのニコ・カリロ蹴り足を掴んで右。

 左ボディを当てるニコ・カリロに、左フックのカウンターを当てるシャドウ! 前に。ロープ背にするニコ・カリロにヒジ。さらにミドルを打ち込む。シャドウのラウンドに。

 3R、シャドウは左右ミドル。ニコ・カリロは右の飛び込み。シャドウの右ミドルを掴んで右も、かわすシャドウは右カーフ、左ミドルはスウェイでかわすニコ・カリロ。

 ミドルで詰めるシャドウ。パンチにはニコ・カリロが左フック。圧力をかけるのはシャドウ。左ミドル。ニコ・カリロが押し戻し、ロープ背にさせて右ストレート、左フック。

 シャドウはジャブ、左ミドルで間合いを取るが、ニコ・カリロは右ヒジ、右から左ボディ。シャドウも右ミドルを返す。左ミドルがかわしたニコ・カリロは右蹴り足を掴んでの左右をガード上に当ててシャドウを下げさせるが、シャドウの打撃でニコ・カリロは眉間をカット。

 4R、圧力をかけるニコ・カリロ。シャドウの指がアイポークに。再開。シャドウの右ミドルを掴んで右ストレートのニコ・カリロ。左フックをかわして縦ヒジで飛び込む。さらに左右にクリンチのシャドウ。なおも圧力をかけるニコ・カリロは蹴り足を掴んで引いて右から左ボディ、さらに右ストレート! しかしシャドウは押し戻し。そこにニコ・カリロが右ストレートでダウンを奪う!

 立つシャドウを詰めて右ヒジ、右ストレート、左ボディ。組むシャドウにヒザを突き、いったん間合いを取ってシャドウの右ミドルに中央に戻す。

 5R、ハグをかわして最終R。左ミドル、右ロー、ミドルのシャドウにスネブロックするニコ・カリロ。詰めにクリンチのシャドウ。左ミドルを当てるとシャドウが蹴り足を掴む。右ハイをガード上に当てるニコ・カリロ。間合いを取りながらワンツー。シャドウの左ミドルに左ボディ。シャドウのバックフィストをかわして右を突き、右前蹴りをヒット!

 足が止まってきたシャドウにニコ・カリロは右ハイ。スウェイでかわしたシャドウだが、連打は出させないニコ・カリロは蹴り足を掴んでの右でシャドウに尻を着かせる。さらに右ロー。尻を着かせる。シャドウの右ミドルをニコ・カリロは左足を上げてチェックしてゴング。様々な蹴り足つかみのパターンを見せてシャドウを攻略したニコ・カリロ。

 判定は3-0でニコ・カリロが勝利。暫定王座についた。「夢が叶いました。努力が大切だと改めて思いました。何年も何年も何年もかけてここにたどり着いたんです。チームと努力を続けた証です。(タワンチャイについて)今日のことしか考えてこなかったので、これからどうしたいかというのはいま分からないですが、この瞬間を今は噛みしめたいです。タワンチャイの早い怪我の回復を祈ります」と語った。

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