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【RIZIN】死闘、秋元が萩原をTKO、伊澤が大島下しRENAと大晦日決戦へ、摩嶋が木村を削ってRNC極める、ケイトがイ・ボミに判定勝ちも涙、桜庭が宇佐美を父譲りのヒザ十字極める、後藤が中島を左でKOで安藤達也を指名、ズマガジーがヤン坊を左ハイからダース極める、鹿志村が安井に判定勝ち、ララミーが山内をドミネート

2025/11/03 10:11

▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ 5分3R
〇伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)17勝0敗
[判定3-0]

×大島沙緒里(リバーサルジム新宿 Me,We)15勝7敗
※伊澤が2度目の王座防衛成功

 RIZINスーパーアトム級王者、DEEP JEWELSストロー級&アトム級王者。幼少期より柔道、レスリングを始め、好成績を残す。20年10月、DEEP JEWELSでプロデビュー。21年 6月、本野美樹に勝利しデビューから僅か8ヶ月、プロ3戦目で王座戴冠。同年大晦日からRIZINに参戦。25年7月、ROAD FCから参戦のシン・ユジンとのRIZIN王座防衛戦では相手が大幅体重超過し、再び怒りの大会当日を迎えることに。キャッチウェイト戦で1R肩固めを極め、16戦無敗へと記録を更新した。

 現DEEP&DEEP JEWELSミクロ級王者。3歳から柔道を始め、14年9月の全日本ジュニア体重別選手権女子44kg級優勝。19年、全日本アマチュア修斗優勝。20年1月、プロデビュー戦で修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントに抜擢され、準決勝まで進んだ。7月、DEEP JEWELS初参戦。25年9月のDEEPで須田萌里と3年4カ月ぶりに再戦、判定勝利で返り討ちにすると、マイクで解説席の伊澤星花に対戦を呼びかけた。RIZIN には21年10月より参戦し、これまで浅倉カンナ、山本美憂、ソルト、クレア・ロペス相手に4戦全勝。

 1R、ともにオーソドックス構え。強いプレスをかける伊澤は詰めすぎす大島の動きにカウンターを狙う。ケージを背にする大島。左インローの伊澤は左の蹴りからワンツーの左でダウンを奪い下に。ガードの大島に簡単には入っていかない伊澤。

 立つ大島は左ハイ。詰める伊澤は左右も、タイミングよくダブルレッグの大島。これをしっかり受け止めて切った伊澤は前蹴り、ワンツー。

 押し戻す大島も左インロー。さらに左右はかわす伊澤。レベルチェンジの大島に、長い右前蹴りを突く大島。さらに蹴りもつかんだ大島だが、足を抜く伊澤。詰めて首相撲ヒザでゴング。打撃戦を試すかのように組みにはいかない伊澤。

 2R、先にプレスする伊澤。頭を下げた大島にニンジャチョーク。頭を抜く大島のバックを奪うが。伊澤もキムラを狙うと伊澤は離れる。右前蹴りを突く伊澤。長い打撃で間合いを取り、大島の詰めには身長差を活かしてニンジャチョーク。首を抜けばヒザ蹴り、さらにノーアームギロチンチョークで後方に回して絞めるが、腕を入れている大島。



 上四方から足をからめて首をとらえてダースを狙う伊澤。大島は下から足をからめて外ヒールを仕掛けるが、横回転で伊澤は防いでゴング。

 3R、右前蹴りの伊澤。大島は左右に回り、左ローからバックフィストも遠い。伊澤はじりじり詰めると、大島もスイッチしてのジャブ、右も、さばく伊澤。フェイントのかけあいから左ジャブを突く伊澤。シングルレッグは遠間から。切る伊澤はグラウンドにつきあわず。トップから蹴り。大島はシッティングから近づく。

 ブレーク。スタンド。ワンツースリーを見せた伊澤に左右から足払いを狙う大島。圧力をかける伊澤は左ジャブ、右前蹴り。左右で前に出る大島に回りながら右を当てる伊澤。



 大島はなおも詰めて右のスーパーマンパンチから連打。下がりながら投げた伊澤に、大島はトップを取ってアームロック狙いも伊澤も足をかぶせて作らせず。足関節の場面以外は、危なげなく判定勝ちを収めた。

 蹴りも混ぜたアウトキックボクシングで大島を制した伊澤。大島も立ち合い、組みでチャンスを作るが伊澤に寝技はカットされるなか諦めない動きで最後まで攻め続けたが判定3-0で伊澤が2度目の王座防衛に成功。

 号泣して下がる大島。ケージサイドでは伊澤の勝利を見届けたRENAが伊澤から「大御所が来てるみたいなんで」と呼ばれ、大晦日のRENAとのタイトルマッチが決定した。

 榊原CEOが「2015年、覚えていらっしゃる方もいらっしゃると思いますけれど、RIZINというタイトルでスタートする、その第1試合を行ったのはこの選手でした。RENA。2025年12月31日、まだイベントのタイトルも発表してないですけれども、伊澤星花にタイトルマッチでRENAが挑む。このカードを正式決定で発表させていただきます」とRENAを招き入れ、タイトルマッチを正式に発表。

 続いてマイクを持ったRENAは「伊澤選手、おめでとうございます。大御所でーす(笑)。いろいろあった中で旗揚げ戦から試合をさせていただいて丸10年、そこでタイトルマッチのオファーをいただき運命なのかなと思っています。ここで獲れたら、またあの時の爆発を起こせると思うので、ぜひ皆さん楽しみにしていてください。私は私を信じています。頑張ります。よろしくお願いします」と、にこやかにコメント。

 隣で憮然とした表情でRENAのマイクを聞いていた伊澤は、「まあでも、ここは自分の舞台なので降りてもらって」と冷たく言い放った(※試合後インタビュー全文)。

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