▼RIZINフェザー級 66kg 5分3R
〇摩嶋一整(毛利道場)18勝6敗
[2R 2分56秒 リアネイキドチョーク]
×木村柊也(BRAVE)5勝2敗
摩嶋は3歳より柔道を始めインターハイ、国体出場経験を持つ。13年プロデビュー。15年、修斗ライト級新人王獲得。18年、Rebel FC第3代フェザー級王座戴冠。デビュー以来22戦17勝中14勝が一本勝ちであり、技の多彩さを誇る。20年8月のRIZINデビュー以来3連敗を喫したが、23年5月、芦田崇宏をヴァンフルーチョークで絞め落とし念願のRIZIN初勝利。24年11月、ケラモフと対戦。右フックを被弾しまさかの1R28秒TKO負けを喫した。およそ1年ぶりの試合となる。
木村は3歳より日本拳法を始める。明治大学在学中は体育会拳法部に所属し、19年には全日本拳法個人選手権大会で最年少の18歳、大学1年生での優勝。22年大会でも優勝し学生時代2連覇。また全日本学生拳法個人選手権大会でも1年時より3連覇(20年は大会中止)。22歳よりMMAを開始。23年12月、プロデビュー。日本拳法を活かしKOを量産。25年3月、地元四国でRIZIN初参戦。横山武司を1R54秒パウンド葬で、5戦全初回KO勝利。RIZIN2戦目にしてメインイベントで元王者ケラモフ戦に抜擢。コントロールやチョークに苦しみ判定で初黒星を喫したが、組みを凌ぎ、また得意の打撃を光らせたことでさらに評価を上げる結果となった。
1R、サウスポー構えの摩嶋に、オーソの木村。グローブタッチ。中央を取る木村。右フック、左アッパーをもらいながらも摩嶋はダブルレッグ、切る木村にさらにダブルレッグを2度、3度目で尻を着かせると立つ木村をボディロックテイクダウン。再三立つ木村のバックに回り崩して、ついに右足をかける。ケージづたいに左手首を持つ摩嶋。
左足もかけて両足をフックすると前のめりになって木村の身体を伸ばそうとする。座ったまま崩れない木村に背後からパンチを入れて、フェイスロック、さらにリアネイキドチョークへ。入れさせない木村は片ヒザ立ちのまま凌ぐ。アタックを続けてテイクダウンして削った摩嶋。木村は2R勝負もスタミナを使ったのはどちらか。
2R、中央を取るのは摩嶋。木村は左アッパーも足が出ない。摩嶋は右前手フックからの最初の組み。切った木村だが、2度目のアタックで尻を着かせて、抜けようとする木村を1Rより早くバックを奪取。
バックマウントから木村の振り向き際に肩固めを狙う摩嶋。簡単に正対できない木村に、摩嶋はバックから木村の左腕を巻き込んでの4の字ロックから、左腕でアゴに細かいパンチでアゴを開けさせて、左腕を喉下に。パームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた。
テイクダウンからはしっかり削って最後に極めた摩嶋は「今日は、初めて子供2人、見に来てくれているので、強いパパを見せられてよかったです。会社の後輩も来ています、仲間も。いまは全国でも応援されていますし、前回は不甲斐ない試合をしてしまいましたが、ちょっと強くなった試合を見せることが出来ました。12月は(ジム代表の)毛利さんも(TORAOで宇野薫戦)試合をするので注目してください」と語った(※試合後インタビュー全文)。















