MMA
レポート

【RIZIN】死闘、秋元が萩原をTKO、伊澤が大島下しRENAと大晦日決戦へ、摩嶋が木村を削ってRNC極める、ケイトがイ・ボミに判定勝ちも涙、桜庭が宇佐美を父譲りのヒザ十字極める、後藤が中島を左でKOで安藤達也を指名、ズマガジーがヤン坊を左ハイからダース極める、鹿志村が安井に判定勝ち、ララミーが山内をドミネート

2025/11/03 10:11

【休憩】

▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R
×宇佐美正パトリック(Battle-Box)8勝6敗
[3R 1分33秒 ヒザ十字]

〇桜庭大世(サクラバファミリア)3勝1敗

 1R、サウスポー構えの桜庭は左ミドルから。レベルチェンジを見せて左ミドル。右の飛び込みには宇佐美が左を狙う。左ローを突く桜庭。頭を下げて見せながら左をハイ。宇佐美が中に入ると、桜庭は左ロー。しかし「ボコッ」と音がしてローブローに。中断。

 桜庭に「注意」で再開。右ローの桜庭。右前蹴りで前に出る宇佐美。桜庭の右前手が開いていると指摘。左インローから足首を触りに行くが切る宇佐美。跳びヒザで前に。さばく桜庭はワンツーの右を振る。さらに父譲りのヒザ着きローシングルも宇佐美は切る。

 左ハイを狙う桜庭。宇佐美の入りに長い左を先に当てる! しかし消しの右で前に出る宇佐美。右前蹴りも見せる。桜庭のローシングルを切ってすぐに前蹴りを狙う宇佐美。ゴング。

 2R、いったん沈みながら左ハイを狙う桜庭。宇佐美は右で前進も触られることを警戒。バックフィストで後ろについた宇佐美に桜庭はサクラバロックから腕十字狙いへ! 回って外して立つ宇佐美。すぐに右を振って追う桜庭。

 サークリングの宇佐美は右を当てる。桜庭の左をスリッピングアウェーでずらす宇佐美。右ボディから左フックに繋ぐ。それはかわして桜庭だが、桜庭の入りに左ボディは宇佐美! 桜庭は左の蹴りも、そこに宇佐美は右ロー。ローブローに。中断。



 再開。左ミドルの桜庭は左右詰めて組んで払い腰狙いも宇佐美がトップに。下の桜庭は腕十字を狙う。



 3R、サウスポー構えの桜庭は左ミドルの連打から。さらに左のスーパーマンパンチで飛び込み、ワンツーの左。さらに踏み込みに宇佐美は右ボディ打ちを返すが、桜庭はダブルレッグテイクダウン。

 これをギロチンスイープで跳ね上げて返そうとした宇佐美だが、頭を抜いた桜庭はトップに。下の宇佐美の三角絞め狙いをかわしてサッカーキック。さらにパウンドに三角を狙おうとした宇佐美の足をかつぎパス狙いから、一転、自ら座り込んで宇佐美の右足を左脇に挟んでストレートフットロック(アキレス腱固め)へ。宇佐美の足が抜けると、桜庭は右足を右脇に抱え直して、左足で外がけ4の字のサドルロックへ。

 ヒザ上でがっちり組んで内ヒールのセットアップの体勢だが、宇佐美のかかとが抜けると、桜庭は右足を両手で胸に抱えて4の字を解除した股下で右足を挟んでヒザ十字へ! 宇佐美は「あー」っ悲鳴を上げてタップした。


 サドルから流行りのヒールフックにこだわるのではなく、父譲りのアキレス腱固めからヒザ十字に切り替えて極めた桜庭は、「関西の皆さん、こんばんは、桜庭大世です。“親の七光り”と言われてそのまま──話が長くなりそうなんで──これからもっと練習頑張っていくんで、言いたいことたくさんあるんですけど、忘れて覚えてないです。今日、たくさん遊んで帰りたいと思います」と笑顔で語った(※試合後インタビュー全文)。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年11月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント