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【RIZIN】死闘、秋元が萩原をTKO、伊澤が大島下しRENAと大晦日決戦へ、摩嶋が木村を削ってRNC極める、ケイトがイ・ボミに判定勝ちも涙、桜庭が宇佐美を父譲りのヒザ十字極める、後藤が中島を左でKOで安藤達也を指名、ズマガジーがヤン坊を左ハイからダース極める、鹿志村が安井に判定勝ち、ララミーが山内をドミネート

2025/11/03 10:11

▼50kg契約 5分3R
〇ケイト・ロータス(フリー)9勝7敗
[判定3-0]
×イ・ボミ(韓国/SSMA上昇道場)3勝1敗

 ケイトは20年12月、DEEP JEWELSでプロデビュー。RIZINには24年7月に初参戦、RENAを相手に善戦するも2RにTKOで敗れ涙を流した。25年5月、初の海外試合となったRIZIN韓国大会でシン・ユリに判定勝利。9月、DEEPで富松恵美に打撃技術の差を見せ、パウンドTKO勝利で、現在3連勝中。勝利後のマイクで神戸大会参戦をアピールしていた。

 ボミは上組みでの投げを得意とし、そこからの極めや強烈なパウンドでの高いフィニッシュ力を持つ、プロ3戦全勝オールフィニッシュのアグレッシブファイター。16歳でMMAを始め、24年アジア選手権銀メダルの実績を持つ。ROAD FCを主戦場とし、24年8月のプロデビュー戦ではリアネイキドチョーク、25年6月の2戦目では2Rに猛烈なヒジを浴びせてパウンドアウト。9月にはあー子を相手に、2R得意の投げから鉄槌とヒジでレフェリーストップTKO勝利を挙げている。

 1R、サウスポー構えのケイト。オーソのイ・ボミ。右前手、左インローを突くケイト。イ・ボミも右を返すが、左右にステップを踏むケイトは左ハイをヒット! 左インローも。


 それでも前に出るイ・ボミは右のバックフィスト。しかし、ケイトはその入りに右フックを当てると、前蹴り、右関節蹴り、左を上下に突いてゴング。ケイトは打撃戦で行く構えか。

 2R、強引に詰めてダーティボクシングを突くケイト。イ・ボミの入りに前蹴り、テンカオを当てるが、下がらないイ・ボミ。右を当てるケイト。さらに右に出て左をヒット。相打ち覚悟で右を突くイ・ボミ。ケイトのマウスピースが飛ぶ。


 左の外足を取るイ・ボミに、左に回されるケイト。左ハイを当てるが、前に出るのはイ・ボミ。左で差して投げるが、ケイトもすぐに立ち上がり。近づくイ・ボミに右で差して組むケイトは左ヒザ。小手巻くイ・ボミ。離れるケイトに間合いを詰め続けるイ・ボミ。


 3R、額の中央が内出血で腫れるイ・ボミ。ゴングと同時に詰めてケイトを下げさせる。しかし、そこにテンカオを突くケイト。当てられても前に出るイ・ボミは左右の連打。金網背に嫌がる表情を見せたケイトだが、右ヒジを当てる。イ・ボミのバックフィストをかわしたケイトは組んで左右ヒジ。ケイトはヒザを腹に突き、ボディ打ち、嫌ったイ・ボミにさらに前蹴りを腹に突く。

 スーパーマンパンチで前に出るケイト。しかし被弾しながらもイ・ボミはケージから押し戻して左右で前に。ゴング。

 判定は3-0でケイトが勝利。下がらないイ・ボミを相手に巧みに上下に打ち分け、4連勝をマークした。

 試合後、ケイトは「判定なんでマイクは(無し)、と思ったんですが」と語ると、ビジョンに恩師が映し出されて涙。「今日、会場に一番お世話になった柔道部の先生が来てくれて、KOして、中学で柔道を中途半端になったことを謝りたかったんですが、もっと強くなって会いにくるので、今度は中途半端に辞めず、自分が心までやりきったというところまで頑張ります。すいません、中途半端な試合で」と語った。

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