▼第13試合 WMA世界女子スーパーフライ級王座決定戦 2分5R
〇NANA(エスジム/ミネルヴァ認定スーパーフライ級王者)
判定3-0 ※49-48、49-46、49-47
×ジェンディ・モーラッソパコーラー(タイ)
※NANAが新王座に就く。
NANAは2019年6月にプロデビューした、小柄な体型ながら果敢な打ち合いを挑むタイプ。J-NETWORKで試合経験を積み、2021年1月には「第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」に出場。7月には『戦場』のリングで初のヒジ打ちありルールに挑戦し、有里から判定勝ち。2022年6月にIMARIとミネルヴァ認定スーパーフライ級王座決定戦を争い、判定勝ちで王座に就いたが11月の初防衛戦でARINAに奪われた。
2024年6月のKNOCK OUTでは『巌流島』でぱんちゃん璃奈に初黒星を付けたルシア・アプデルガリムを破り、10月の新日本キックではワンデートーナメントを制してミネルヴァ認定スーパーフライ級王者に返り咲いた。2024年12月のRWSではカラケッドに惜敗も、3月には初防衛に成功。7月にザリーナ・イスラモバに判定負け。戦績は16勝7敗2分。

1R、NANAは右ローからのワンツー・フックで攻め込む。ジェンディは首相撲に持ち込んでヒザを蹴る。負けじとNANAもヒザを蹴り返し、ヒジも打つ。ジェンディはNANAが入ってくるところにヒジ。互角の展開。

2R、左ミドルを当てるジェンディにNANAはパンチで応戦。右ストレートがジェンディの顔面を捉えると、ジェンディは首相撲に持ち込んでヒザ、これにNANAもヒザで応戦するが、崩した押されてしまう場面が続いた。ジェンディのラウンドか。

3R、ヒザでも蹴り負けず、右ストレートや右フックをヒットさせるNANAだが、ジェンディに右ミドルを綺麗に当てられてしまう。NANAは組んでのヒジも叩きつける。これにジェンディもヒジで応戦。左ミドルも蹴る。

4R、勝負に出たNANAが突進して左右フックをヒットさせるが、ジェンディも左右ミドルをしっかり当てる。組んでのヒザ蹴りは互角も、ジェンディがヒザを押し当てて攻防を終える場面が多い。パンチのヒット数ではNANA、蹴りでジェンディ。


5R、突進するNANAにジェンディはヒジ。左右フックを当てるNANAにジェンディはミドルを蹴り、首相撲に持ち込む。NANAも首相撲で必死の応戦。疲れが見えるジェンディが左ミドルを蹴ったところにNANAがカウンターの右ストレート、さらにもう一発でジェンディを大きくのけ反らせる。さらに攻め込むNANAがジェンディの左ミドルに右ストレートをクリーンヒットさせ、大きくのけ反らせたところで試合終了。




