▼第6試合 KNOCK OUT-BLACK女子バンタム級 3分3R延長1R
×NANA(エスジム)
判定0-3 ※27-30×3
〇ザリーナ・イスラモバ(ロシア)
NA☆NAは2019年6月にプロデビューした、小柄な体型ながら果敢な打ち合いを挑むタイプ。J-NETWORKで試合経験を積み、2021年1月には「第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」に出場。7月には『戦場』のリングで初のヒジ打ちありルールに挑戦し、有里から判定勝ち。2022年6月にIMARIとミネルヴァ認定スーパーフライ級王座決定戦を争い、判定勝ちで王座に就いたが11月の初防衛戦でARINAに奪われた。

2024年4月、欠場選手の代打でKNOCK OUTに初参戦し、鈴木万李弥に延長戦で判定負けもベストバウト賞を受賞。6月のKNOCK OUTでは『巌流島』でぱんちゃん璃奈に初黒星を付けたルシア・アプデルガリムを破り、10月の新日本キックではワンデートーナメントを制してミネルヴァ認定スーパーフライ級王者に返り咲いた。2024年12月のRWSではカラケッドに惜敗も、3月には初防衛に成功している。戦績は16勝6敗2分。

イスラモバは初来日で、ユリアン・ポズドニアコフと同門。『RWS』などに出場し、6勝無敗の戦績を持つ23歳。ジムの会長から「ぜひ」との推薦があり、「こんな強そうな選手と誰がやるんだと思ったんですが、NANA選手がいたと。これくらいのレベルじゃないと相手がいないので、強豪外国人を迎え撃ってもらいたい」と、NANAに白羽の矢を立てたと山口元気KNOCK OUT代表は説明した。

1R、NANAが右ローと右フックで前へ出ていくと、イスラモバはジャブを多用しつつワンツー。スイッチしての左ストレートも強烈。イスラモバは攻撃が一発で途絶えることなく、右ミドルをキャッチされるとバックハンドブローなど攻撃がつながっていく。

2R、イスラモバは後ろ蹴りをヒットさせると前蹴り、ヒザでボディを集中的に攻める。バックハンドブロー、左ミドルと多彩な技で攻めていき、NANAはローを蹴り返してパンチにつなぐ。イスラモバの重い攻撃を受けても前へ出るNANA。スピードのあるワンツーも繰り出すイスラモバ。


3R、スイッチを多用するイスラモバに左ボディで攻めていくNANAだが、イスラモバのスピードあるワンツー、ジャブ、左ミドルと攻撃を矢継ぎ早に放つ。バックハンドブロー。NANAはそれでも下がらず前へ出ていくが、イスラモバのスピードと手数、技の多彩さになかなか攻撃を当てることが出来なかった。





