▼第10試合 第11代Krushウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R延長1R
×山際和希(谷山ジム/第7代Krushウェルター級王者)
判定0-3 ※27-30×3
〇大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※大石が決勝へ進出。
山際は2009年に全日本学生キックボクシング連盟ウェルター級王者となり、プロデビュー後も順調に勝ち星を積み重ね、2015年6月にBigbangウェルター級王座を獲得。2017年2月まで11連勝を記録した。K-1 JAPAN GROUPには2013年から参戦し、2020年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで連続KO勝ちして悲願だったKrush王座に君臨したが、2021年1月の初防衛戦に敗れて王座を失った。2025年1月には“DARUMA”健太にKO負け。近年はホームのBigbangのリングで戦い、2025年6月に松下大紀を判定で破り連敗を脱出した。戦績は41勝(14KO)24敗6分。
フルコンタクト空手界で活躍した大石は4歳で空手を始めジュニア時代から頭角を表し、中学・高校と数々の大会で優勝。2015年から2017年までJKJO全日本一般重量級では3連覇を達成。フルコンタクト空手の統一大会であるJFKO全日本選手権大会でも上位に進出している。空手時代は内廻し蹴りを得意に。2023年3月のKrushでデビューし、1Rわずか52秒でKO勝ちすると、6月のK-1では夜叉猿も1R1分17秒でKOした。3戦目でブハリ亜輝留に判定負けで初黒星。2025年4月、“DARUMA” 健太に判定2-0で勝利して再起を飾ったのもつかの間、7月に齋藤紘也にTKO負け。3勝(2KO)2敗。

1R、山際がミドルを蹴ると大石は重いローを蹴り返していく。蹴り合いになっても大石は重い蹴りを必ず返し、内廻し蹴り、ハイキック、右カーフを当てていく。


2R、大石は右前蹴りからの左ハイ、右カーフと蹴り技主体。山際は右ミドルを蹴っての右ストレートを多用する。山際のミドルが決まるが、大石の重い蹴りのインパクトが強い。


3R、山際は前に出る大石に左右ミドル、右ストレートで迎え撃つ。大石は蹴られながらも前に出て強い右カーフ。これに山際が揺らぐ場面も。大石の右足払いで倒れた山際にダウンがコールされ、山際は驚いた表情を浮かべて立ち上がる。その後、すぐにゴング。





