▼第6試合 フェザー級(-57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント 3分3R延長1R
〇大森隆之介(EX ARES/同級4位、バンタム級1位)
判定3-0 ※30-28、30-27×2
×翔(REVOLT/同級6位)
大森は2020年1月のプロデビュー後、2021年7月に有井渚海に負け連勝がストップするもその後は格上を次々と撃破。2022年12月に加藤有吾に判定で敗れ連勝がストップ。しかし2024年3月、13戦全勝の山田虎矢太をバックハンドブローでKOする大番狂わせを起こした。8月にはバンタム級王者・大﨑孔稀に挑戦したが判定で敗れ王座戴冠ならず。2025年4月、鈴木真彦からダウンを奪っての判定勝ちで名を挙げた。戦績は10勝(6KO)3敗。
翔は福岡を拠点とし、2021年4月にはシュートボクシングで山田彪太朗から勝利を奪っている。RISE WESTを主戦場にしながらシュートボクシング、RIZINなどに出場し、2024年6月には梅井泰成に敗れるも、その後は久津輪将充と平野凌我に連勝。戦績は14勝(8KO)5敗1分。

1R、大森はジャブを軸にして右フック、左右の三日月、左ミドル、右インカーフ、ヴァレリーキック、ボディへのジャブと多彩な技を振り分けていき、翔を圧倒。翔も左右フックとボディを打ち返すが、大森は守るところはしっかり守る。

2R、大森はこのラウンド、互いのガードがぶつかる距離でパンチを打ち合う。両者のフックと右アッパー、大森はその距離でもインローや左ミドル、ヴァレリーキックを蹴る。

3Rもガードがぶつかる至近距離で打ち合う両者だが、当てるのは圧倒的に大森。左ボディ、右アッパー、左右フック。かと思えばいきなりの後ろ蹴り。パンチの回転力でも蹴りの的確さでも大森が圧倒して試合を終えた。

大森の完封勝利となった。
大森は梅井の試合後、「しっかり身体直して決勝、僕は安本くんとやるより泰成くんとやる方が思い入れあって。東京に来たら毎回泊りに行くくらい思い入れのある先輩で。王者の安本選手ですがジムの大将が負けてずっと無敗で来ているので、僕は門口を後輩の立場からめくりたい。ぎゃふんと言われる試合で僕が代替わりしたいと思います」と、梅井に勝って安本からベルトを奪い門口を超えたいと宣言した。


