▼第8試合 フライ級(56.7kg)5分3R ※選手名から前戦
×宮城友一(キックボクシングDROP)
[判定0-3] ※28-29×2, 27-30
〇シモンスズキ(和術慧舟會HEARTS)
沖縄総合格闘技界のパイオニアにして、第3代GLADIATORライトフライ級王者の宮城は、2023年10月の修斗で片山将宏をリアネイキドチョークで極めたが、その後、鈴木崇矢の奇襲にKO負け、高岡宏気に判定負け、梅筋毒一郎に2R KO負けと3連敗を喫した。しかし、25年4月の前戦でニシダ☆ショーにケージMMAムエタイといえる際の動きで判定勝ち。再起を遂げている。
イランと日本の国旗とともに入場のシモンは4連勝中。24年11月に超新星・中池武寛を1R TKOに下すと、25年1月に山本壮馬に判定勝ち。25年5月のニューピアホール大会では、自身初の国際戦で体重超過のフィルダウス・フェイジエフ(ウズベキスタン)と対戦し、粘るフィルダウスをリアネイキドチョークで1Rで一本勝ち。さらに7月大会では安芸柊斗もリアネイキドチョークで極めて、2連続フィニッシュの怒涛の4連勝をマークしている。混戦のフライ級の中で5位の宮城を下し、8位から一気にジャンプアップするか。
1R、ともにサウスポー構え。スタンドの圧力の宮城に詰め返すシモン。宮城はもろ差しからヘンゾロックで崩してバックに。足はかけせないシモンが落としてトップに。立ち際に宮城に右足をかけて鉄槌連打。さらに首も狙いながら削っていく。
2R、左を振るシモンに、宮城は左、首相撲ヒザ。ともに左カーフから、宮城のジャブに合わせてシングルレッグテイクダウンはシモン。立つ宮城は脇潜りバックから足を対角に差し込み崩し。後半に組んで尻着かせるのはシモン。
3Rも、打撃の交換から組みを混ぜるシモン。粘り強く立つ宮城だが、その立ちにヘンゾロックで足を差し込み、崩すシモンは崩してパウンドで削る。
判定は3-0(30-27,29-28×2)でシモンが勝利。5連勝をマークしたシモンは「今日、KOか一本で勝ちたかったですけど、今後活躍してくんで注目してください」と語り、「早くタイトルやりたいです。オファー待ってます」と王座戦をアピールした。








