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【Lemino修斗】シンバートルが衝撃の80秒、一本勝ち! 野瀬を絞め落とす。西條がバトルを完封、シモンが宮城に組み勝ち5連勝、畠山がニシダに競り勝つ、平良vs.梅木はドロー、砂辺光久の修斗初参戦は一本勝ち

2025/10/19 16:10

▼第9試合 ウェルター級(77.1kg)5分3R
〇西條英成(THE BLACKBELT JAPAN)6勝2敗
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28

×クルボン・バトル(Prodigy Training Center)2勝1敗

『Lemino修斗』旗揚げ戦にもセコンドとして来場した西條は、25年6月の『ONE Friday Fights112』でのカシム・マゴメドシャピエフ戦からの再起戦。6戦全試合1Rフィニッシュのマゴメドシャピエフを相手に左フックで1R KO負けを喫した西條にとって、いかにウェルター級で海外選手と対するか。今回はホームで迎え撃つことになる。29歳。

 対するハワイのクルボン・バトルは、23歳でMMA1勝。幼少時に父親のミリタリーの仕事の関係で沖縄で過ごしている。現在はクリスチャン・リー率いるProdigy Training Centerでトレーニングしており、キックボクシング5勝で、23年9月のKings of Kickboxingウェルター級王座戦では、元UFCのルイス・ペナに判定勝ちでベルトを巻いた。ボクシング戦では24年4月に1R KO負けで1勝1敗となっている。

 長い手足を活かしたオーソからの右の上下の蹴り、ストレートは脅威で、頭を下げたときの首相撲ヒザ蹴りにも注意が必要だ。組みは未知数ながら、クリスチャン、エイドリアン・リー兄弟らと組んでいることからただのストライカーではないことが分かる。エイドリアンがTHE BLACKBELT JAPANで出稽古した際に、西條は肌を合わせており、その情報もバトルに伝っているであろう。西條は難敵をホームで超えることができるか。

  1R、左右から左で脇差しケージを半周かけて崩した西條。バトルのバックから右足をかけてパウンド。残り10秒の拍子木に腕十字も、バトルは上体起こす。

 2R、バトルの右カーフを受けながらダブルレッグテイクダウンの西條。クローズドガードのバトルをケージまで運び、パウンド。ヒザを押して片足を抜こうとするがバトルも足を超えさせない。バトルの細かいパウンドで西條も右額にこぶ。

 3R、バトルの右をかわしてダブルレッグに入る西條。その圧力に引き込む形になったバトル。片足抜き左枕でパス、サイド奪う西條はバック狙いも正対したバトルにがぶりの西條、首抜きスタンドに戻すバトルは圧力。そこに組んだ西條は、押し込み。

 判定30-27×2, 29-28の3-0で西條が勝利。「私にとって不安は大きく、ここに立てたのは応援のおかげです。こんな試合で言うのも何ですが、修斗のベルトを獲りたいと思っています」と、住村とエルナニの勝者、王者に挑戦したいと言い、「欲をいえばここ沖縄で」と語った。

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