撮影/安村発
SHOOT BOXING 2025 act.4
2025年8月9日(土)東京・後楽園ホール
※U-NEXTにてLIVE配信
▼メインイベント SB日本スーパーライト級タイトルマッチ 65.0kg契約
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R ※ヒジあり
〇イモト・ボルケーノ(FIGHT SCIENCE/SB日本スーパーライト級王者)
TKO 3R終了時 ※レフェリーストップ
×笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者/挑戦者)
※イモトが初防衛に成功。

笠原は4月のシリーズ第二戦でジャック・ラーチャーノン(タイ)との再戦で勝利しリベンジ成功。6月の前戦ではRISEに乗り込み、「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT 一回戦」でロンペットを撃破し、二回戦進出も決めている。2018年9月にフェザー級王座、2019年9月にスーパーフェザー級王座、2022年4月にライト級王座とSB史上初の3階級制覇を達成しており、今回は4階級制覇に挑む。

その笠原を迎え撃つイモトは長い手足を武器に、2021年12月に村田聖明とのSB日本スーパーライト級王座決定戦を制してベルト獲得。同階級では相手がなかなか見つからないことから、他団体の刺客との対戦でキャリアを重ね、実力を付けてきた。2024年6月の前戦では二階級同時制覇を狙い、奥山貴大が保持するSB日本ウェルター級王座に挑戦したが惜敗。心機一転、これまで所属していたジムを離れ新たな環境で1年3カ月ぶりの再起戦で防衛戦に挑む。

1R、ジャブの応酬からスタート。笠原の右ローにイモトが大きくバランスを崩す。イモトが右ストレートからの左フック、笠原は“来い”と手招き。イモトはジャブ、左フックを当てて回り込み、右フックで一瞬笠原が腰を落としたかに見えたがすぐに左右フックを打ち返す。

イモトのジャブに鼻血を出す笠原。前に出る笠原は右を打って行くが、イモトが右のカウンター。笠原のジャブでイモトが大きくのけ反る。イモトは笠原のガードを抜けるワンツー。オープンスコアは10-9×2がイモト、1名が10-10。

2R、イモトのジャブに笠原は左目も腫れてきた。笠原は右ローから右ストレート、左フック。笠原が打って出て行き、左の縦ヒジを打ったが、これにイモトが左フックを合わせて笠原が眉間から流血。ドクターチェックとなる。再開後、笠原は距離を詰めて右ヒジの連打。イモトはボディロックで耐える。

笠原が右で襲い掛かり、イモトも三日月を蹴る。荒々しく攻める笠原が右のヒジを叩き込んでダウンを奪う。笠原が怒涛の攻めでヒジ、ヒザを叩き込む。笠原の流血もかなりひどくなってきた。OPスコアは10-8×3で笠原。

3R、左の三日月を蹴るイモトだが、笠原はどんどん前へ出てカモンゼスチャー。笠原が右フックをヒットさせればイモトも左右フック。笠原がジャーマンを失敗したところで2度目のドクターチェック。

「おい、やるぞ!」イモトが叫ぶ中、試合再開。打ち合う両者。イモトのジャブに笠原はヒジ、右フック。笠原の左フックにイモトがグラついたが、イモトもヒジとワンツー、笠原がワンツーで前へ出る。

3R終了時、大流血の笠原を見てレフェリーが試合をストップ。TKO勝ちにイモトは絶叫、大の字になって勝利を喜んだ。

イモトはマイクを持つと「メインでしっかり立てているのは、SBが俺に光を当ててくれて、その輝く光をみんなが見てくれているから俺は光っています。もっと大きな光が当たるように俺もっと光って頑張るから」と興奮気味にアピールした。




