▼UFC世界フライ級選手権試合 5分5R
〇アレッシャンドレ・パントージャ(ブラジル)王者 30勝5敗(UFC14勝3敗)
[3R 1分55秒 リアネイキドチョーク]
×カイ・カラ・フランス(ニュージーランド)挑戦者・4位 25勝12敗(UFC8勝5敗)
※パントージャが4度目の王座防衛
パントージャは23年7月にブランドン・モレノと再戦。1Rに左フックでダウンを奪い、5Rスプリット判定で勝利し、王座獲得。2023年12月にブランドン・ロイバルを判定で下し、初防衛に成功すると、24年5月にスティーブ・エルセグにも判定勝ちで2度目の防衛。24年12月、朝倉海を2R リアネイキドチョークで極めて、3度目の王座防衛を果たした。今回は半年ぶりの防衛戦。35歳。
挑戦者カラフランスは、5連勝後の16年12月に兄が暮らす日本のRIZINに参戦。和田竜光に判定負けも、その後は怒涛の8連勝。UFCには18年から参戦し、22年にブランドン・モレノと暫定フライ級王座を争うも3R TKO負け。23年6月にはアミル・アルバジとの物議を醸すスプリット判定で敗れ2連敗も、24年8月にスティーブ・エルセグを右の強打で1R TKO。再起を果たしている。24年12月の朝倉海の王座戦前には「タイトルショットを与えるカイを間違ってる」と王座挑戦をアピールしていた。32歳。
両者は、2016年の『TUF24』の16人トーナメントの2回戦で対戦し、パントージャがスタンドでは左の蹴りを駆使して、カラフランスの右のパンチを封じ込め、テイクダウンから組み技にも持ち込み、判定勝ちしている。果たして9年ごしの再戦で勝利するのは?
ケージサイドでミャンマーの国旗を背に見守るジョシュア・ヴァン。そしてブランドン・モレノの姿も。
1R、ともにオーソドックス構えから。いきなりワンツーの連打で前に出るパントージャ。右を当ててケージに詰めると最初のアタックでカラフランスからバックを奪い、ボディトライアングル=4の字ロック。ここまで40秒かからず。両脇の腕を挟むカラフランス
ケージから離れたポジション。足を組んだ右側に回るカラフランスに肩固めに移行するパントージャ! 右手を側頭部に当てて凌ぐカラフランスにマウントに移行するパントージャ。カラフランスはハーフに戻す。右で差して頭でプレッシャーをかけるパントージャに左をオーバーフックするカラフランス。残り8秒でリアネイキドチョーク狙うパントージャに後ろ手を剥がすカラフランス。パントージャのラウンド。
#UFC317 Official Result: Alexandre Pantoja (@PantojaMMA) defeats Kai Kara-France via Submission (Rear Naked Choke) at 1:55 of Round 3.
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2R、ワンツーから右ミドルを当てるパントージャ。左ミドルは空振り。さらに左の蹴りからワンツーで右ローまで繋ぐ。カラフランスはなかなか入れず。ワンツーを突くが、パントージャはワンツー、右ローで詰めてテイクダウン! 背中を見せて立とうとするカラフランス。ケージ際で正対して離れるカラフランスは前に。
右を突き、左ボディストレート。さらに左ジャブの刺し合い。右ハイを打つパントージャ。そこからの組みで右を差すカラフランスに体を入れ替えシングルレッグのパントージャを切るカラフランス。パントージャは右を突くが軸が前のめりに。このラウンドはペースを落としているか。
右ローのパントージャ。カラフランスが圧力をかけて右ストレート。パントージャは右前蹴りでストッピングする。カラフランスのラウンドに。
📸アレシャンドレ・パントージャ🆚カイ・カラ・フランス
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フライ級タイトル戦🏆️
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3R、左ボディストレートから入るカラフランス。パントージャも左右から一気に前に。組んでバッククリンチのパントージャはヘンゾフックからいったん持ち上げて引き込み。ケージ背に座るパントージャはカラフランスの腰を浮かせて両足を巻く!
ボディトライアングルに組んだパントージャは左腕を喉下に巻いく。後ろ手を剥がすカラフランスに、なおも組み直すパントージャ。さらに剥がす。また組み直すパントージャ。剥がすカラフランスに。拳を頭に置いて組んだパントージャ! ついにカラフランスがタップした。
パントージャはケージの上に登り、咆哮。4度目の王座防衛に成功。
Pantoja (@PantojaMMA) passes Johnson and Deiveson Figueiredo for most finishes in flyweight history with 8.
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試合後、パントージャは「(ジョー・ローガンから)前回と同じ祝勝コメントを聞けた最高だ。(フィニッシュは)多くの人が対処を知っているが、僕はそのポジションに行く。成長しているんだ。ATTでダン・ランバートのもとで。僕の4度の防衛はパウンドフォーパウンドでもっと上に値すると思う。ジョシュア、来いよ」と語り、ジョシュア・ヴァンをケージに招き入れた。
Alexandre Pantoja (@PantojaMMA) passes Demetrious Johnson for most wins in @UFC flyweight history with 14.
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He has the second most title fight wins in flyweight history with 5 (Johnson, 12).
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パントージャと握手したヴァンは「彼は素晴らしいチャンピオンだけど、ジョシュア・ヴァンとは戦っていない」とコメント。「謙虚だな、次に戦うに値するよ」と答えたパントージャはヴァンにフェイスオフを求めて鋭い視線をかわした。
オクタゴンサイドで試合を見守ったジョシュア・ヴァンのリアクション👀
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