（C）RIZIN FF
2025年7月27日（日）『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』（さいたまスーパーアリーナ）で開催される「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級（57.0kg）トーナメント」に向け、6月27日『榊原社長に呼び出されました 2025』 に扇久保博正（THE BLACKBELT JAPAN）が出演。
そこに扇久保と同門で5月にジョン・ドッドソンに勝利している征矢貴が加わり、7月大会に参戦を直訴。大晦日に神龍誠に勝利しているホセ・トーレス（米国）とともに、急遽、フライ級トーナメントへの参戦が決定した。
7月1日（火）のトーナメント抽選会は「10選手が参加し、5試合」を決め、1回戦勝者の1人がファン・有識者投票により、リザーバーに回ることを、榊原CEOは発表した。
「1回戦を10人で5試合やる、5人が勝ち上がる。うち勝者の1人はリザーバーになる」（榊原CEO）
事前に「今日のバラ呼び、自分は呼ばれていないですが突撃します。自分の気持ちを榊原社長に伝える為に扇久保さんについて行こうと思います！」と予告していた征矢は、扇久保に導かれて、番組の後半に登場。「ドッドソンとの再戦は勝ちを拾いに行くような試合をしたのを謝りたいです。勝ちよりも後悔の方が大きかった」と謝罪。続けて「どんな相手でも必ず盛り上げるので、もう一度チャンスをください。次はみんなの心を震わせるような試合をします」と、『超RIZIN4』参戦を直訴した。
同席した扇久保も「前回の試合は、征矢はドッドソンというビッグネーム相手にどうしても勝ちたかったんだと思います。それでああいう全然、違う試合になって。でももっと最高の試合ができると思う」と後押しした。
榊原CEOは、征矢のトーナメント落選について、「裏切られたから。がっかりした。あの試合で征矢をグランプリに推せなくなった。挽回するような試合ができると、みんなの前で誓えるなら俺にも考えがある」と返答。
その上で、「征矢がほんとうにやるっていうなら7月に組んでもいい。人は失敗から学ぶことが多い。俺のアイデアは、1回戦を10人で5試合やる、5人が勝ち上がる。うち勝者の1人はリザーバーになる。ファンとかマスコミに投票してもらう。だから“漬けて”勝つだけじゃダメ。ファンが認める4人が準決勝に進出する」と話し、その場でホセ・トーレスにも電話。参戦の快諾を得て「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント」1回戦が10人で行われることとなった。
突然の、そして変則的すぎるトーナメント1回戦の変更に、扇久保は戸惑いながらも「どっきりかと思ったけど、面白いですね。来週抽選会、2回戦の投票もあるので、いつもと違う扇久保博正を見せます」と意気込み。後輩の征矢の肩を叩き、「頑張れよ」と一言。
征矢も「予想だにしなかったですが、戦う準備はしていたので、必ず次は僕らしいKO勝ちで爆発します」と熱闘を約束した。
一方でその場でトーレスに電話でトーナメント参戦をオファーした柏木信吾氏、笹原圭一広報局長は、「これからどうやって出場選手たちに説明すべきか……絶対怒る人がいると思います」と苦悶の表情を浮かべている。
下記10選手が決定したフライ級トーナメント。
扇久保博正（27勝8敗2分・38歳）※神龍、ズールー、元谷に勝利
元谷友貴（37勝12敗1NC・35歳）※バンタム級で扇久保にスプリット判定負け
ホセ・トーレス（13勝4敗1分・32歳）※神龍にスプリット判定勝ち
神龍 誠（19勝4敗1分1NC・24歳）※伊藤に判定勝ち、扇久保に判定負け
征矢 貴（13勝6敗1分・30歳）※ドッドソンに判定勝ち
伊藤裕樹（18勝6敗・28歳）※神龍に判定負け、ヒロヤにスプリット判定勝ち、アーセンに判定負け
山本アーセン（5勝7敗・28歳）※伊藤に判定勝ち
ヒロヤ（11勝13敗1分1NC・24歳）※伊藤にスプリット判定負け
エンカジムーロ・ズールー（16勝7敗1分・36歳）※堀口に判定負け
アリベク・ガジャマトフ（5勝0敗・23歳）※北方にKO勝ち
征矢貴、ホセ・トーレスが加わった10人はいかにマッチアップされるか。1回戦の抽選方式は、2021年のバンタム級GP同様に「RIZINディスティニーシステム」によって行われることも発表された。7月1日（火）19時より『RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント抽選会』は都内にて行われる予定だ（YouTube公式配信）。
