▼第3試合 キャッチウェイト(58.1kg)ムエタイ 3分3R
〇品川朝陽(エイワスポーツジム)
判定3-0
×ペットプーパー・エックプーイーン(タイ)
朝陽は2021年12月のジョセフ・ラシリ戦以降、1つの引き分けを挟んで11連勝をマークしたが、2025年2月の『RWS』ではウズベキスタンのサマンダル・カサノフ(※計量で300グラムオーバー)に接戦の末に判定負け。約4年ぶりの敗戦となったが、5月の『SPACE ONE×BOM』でパランペット・チョー.チャンピオンとダウン応酬の激闘の末にヒジ打ちでKO勝ち。再起を飾った。 
これまでMA日本キックボクシング連盟フライ級王座、ムエサイアム・イサーン バンタム級王座、ルンピニー・ジャパン スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ世界同級王座、IMCインターナショナル・フェザー級王座、IPCC世界同級王座、WMCアジア・フェザー級王座など数多くのタイトルを獲得。

2019年9月に『ONE Japan Series』に出場してKO勝ち、2020年9月にも『Road to ONE』に出場して勝利を収め、ONEとの契約を獲得。2021年12月のジョセフ・ラシリ(※後のONEムエタイ世界ストロー級王者)戦ではKO負けを喫したが、2022年11月のルイ・ボテーリョ戦では判定勝ちで初勝利を収めた。

その後、試合がなかなか組まれなかったことから2023年7月にONEとの契約を解除し、BOMやRWSなどで戦ってきたが、今回ONEに約2年ぶりの復帰を果たすことになる。
対戦相手は19歳のペットプーパー・エックプーイーン(タイ)。スーパーボンのSuperbon Training Camp所属で、これまでONE FFで2勝2敗の戦績を残している。

1R、朝陽は強い右カーフ、左インカーフ。ペットプーパーは前へ出て朝陽がロープを背負うと縦ヒジを繰り出す。ペットプーパーが右ローを蹴ってくると朝陽はワンツー・左フックを繰り出す。朝陽は左ボディを打つとそこへヒジを狙ってくるペットプーパー。朝陽の入り際に左ミドルも合わせてくる。

朝陽は右ストレート、ペットプーパーのミドルはキャッチして左フックを返す。ペットプーパーの蹴りに左ボディを合わせる朝陽。それでもどんどん前へ出てくるペットプーパーは右ストレートをヒットさせる。朝陽の右ストレートがヒットしたところでラウンド終了。

2R、ペットプーパーが左ミドル、朝陽は左インロー。前へ出るペットプーパーが右ミドルを当てていき、さらに前へ出ていくと朝陽がカウンターの左フック。ダウンを奪う。立ち上がったペットプーパーに朝陽は左ボディと右ストレート、ペットプーパーも打ち合いに来るが朝陽の右ストレートでダウン。

朝陽は右カーフ、左ボディ。ペットプーパーは流血しながらも右ストレートを打ち返してくる。さらに組んでヒジ。朝陽は左ボディ。ペットプーパーは右ミドルを蹴って組んでのヒザ連打。下がる朝陽は首相撲に捕まってヒザ連打をもらう。ペットプーパーは組み際に左ヒジ、朝陽は左ボディもペットプーパーが組んでヒザ。

3R、朝陽がジャブ、ペットプーパーは左ミドルと左ヒジ。ペットプーパーは組むとヒザを連打する。どんどん前へ出るペットプーパーに朝陽は下がり続ける。組まれるとペットプーパーがヒザ。ペットプーパーが左右ミドル、左右ヒザ、朝陽は組み付く。

朝陽の右ストレートにはペットプーパーが右ヒジ、朝陽は胴に組み付いてしのぐ。ペットプーパーの猛攻が続き、朝陽は下がり続ける。ペットプーパーは“来いよ”とカモンゼスチャーも、朝陽は乗らずにステップで下がり続けた。




