▼GLADIATORフライ級 5分3R
〇久保健太(GSB多治見)56.90㎏
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×パク"タンクボーイ"チャンビン(Geoje Asel Jiu-Jitsu)56.60㎏
久保は1月大会で井口翔太との激しい打撃戦を制し、連敗を3で止め、再度フライ級のトップを目指し復活の一歩を踏み出している。
過去3試合は「GLADIATOR」と「Breakthrough Combat 1」で強豪外国人選手を相手に奮闘。2023年12月大会でチェ・ドンフンに壮絶なKO負けを喫したものの、3Rに猛反撃。2024年3月には、GLADIATORフライ級トーナメント準々決勝でオトコンバートル・ボルドバートルに2R ギロチンチョークで一本負け。10月のBTCでチョ・ジュンゴンに判定負けを喫している。
久保は国際戦、そして対韓国人選手との対戦で初勝利を挙げ、同大会で今井健斗と和田教良が対戦し、NavEの復帰も近づいてきたフライ級戦線で、確かな存在感を示すことができるのか。
その久保と対戦するパク・チャンビンは韓国の「Angel’s FC」や中国の「WLF」でキャリアを積んできたファイター。久保との試合に向けて、意気込みが届いたが、完全に慇懃無礼。ノーリスペクトなコメントで、久保と正反対という印象だ。この意気込み通りのファイトで、久保と拳を交えることができるのか。久保の怒りを買う結果とならないのか、注目のフライ級の一番だ。
■久保健太
「前大会GLADIATOR029に続いて、今大会も試合オファーを頂きありがとうございます。そして今大会GLADIATOR030大会の対戦相手が海外の韓国人選手であると聞きました。前回大会では勝利したものの、それまで海外選手との試合では唯一の連敗をしていることから、その穴埋め傷口をふさぐではないけど、自分の中で海外の選手と戦いに勝利したい気持ちも大きいことから、一つ返事で今大会を受けさせて頂きました。また、若い選手で試合経験の数もこなし実績ある選手であることもわかりました。ここでしっかりと勝利し連勝はもちろん、この年齢でも若い選手に勝って格闘技ファンの全てに、まだまだ格闘技ができることで魅了したいと思います。KO勝利を狙って大会を盛り上げていきますので、皆さん応援の程宜しくお願い致します」
■パク・チャンビン
「はじめまして。パクです。相手の情報をみたら結構年配の方ですね。この試合を最後にして引退を考えたらどうですか。熱い試合をしましょう。ありがとうございます」
1R、ともにオーソドックス構え久保は右三日月蹴り。さらに左ジャブを突いて右カーフも。パクは左前手フックから右もガードする久保は自らシングルレッグへ。ここは深追いせず。
右ストレートから入る久保に詰めて左右、左ミドルに繋ぐパクに、久保は首相撲ヒザ! さらに右の蹴りに繋ぐ。ボディフックの久保が圧力かけてゴング。
2R、パクは左フックを当て、右から左フックの連打から詰めて左の前蹴り。さらに左ボディ、ダブルレッグテイクダウン。パウンドに久保は右目周りから出血。
ドクターチェック後、再開。前に出る久保が左ジャブ、ミドルを当てて左ジャブを当てる。パクの左に久保は右瞼から大きく出血。右ハイを突いた久保にパクも詰めてゴング。
3R、ジャブから跳びヒザの久保! パクは右で差してシングルレッグテイクダウン。久保の立ち際にギロチンチョークを狙うかと思いきや、久保の左差しの押し込みに手を解き、スタンドに。
久保は左ジャブを突き、歩いて左三日月蹴り。パクも右を突いて、左ミドルに繋ぐ。左三日月蹴りを効かせた久保! 一瞬、動きが止まったパクだが、詰める久保にシングルレッグテイクダウン! 片ヒザ立ちの久保の腰を抱いて両足を束ねて互いに座って上のパクが細かいパウンド。足を抜いた久保は金網背に立ち上がりへ。そこにバックを狙うパクはボディロックで崩して両手を着かせると久保の前転にもついていきゴング。

(C)GLADIATOR
パクのコントロールよりもスタンド打撃を当てた久保が、判定2-1で勝利。試合後、久保は「行けるところまで行きたい」と語った。












