▼GLADIATORライト級 5分3R
×岩倉優輝(NICE BAD GYM)69.90㎏
[判定0-3] ※27-30×2, 28-29
〇ダギースレン・チャグナードルジ(shandas MMA Fitness Center)MGL-1フェザー級王者/モンゴル)70.40㎏
小森がチャンピオンとなったライト級では、1月大会のGLADIATOR初陣でチハヤフル・ヅッキーニョスを下した岩倉が、過去2年に渡りフェザー級のトップとして活躍してきたダギースレンと戦うことが決まった。
1月の前戦フェザー級王者決定戦でパン・ジェヒョクに判定負けで王座戴冠ならなかったダギースレン。これまで常に減量というもう一つの過酷な戦いが必要になる状況を鑑みて、今大会より階級を上げて新たに王座を狙う。
圧倒的なテイクダウン能力と、その前後の攻撃のバリエーションが増えたことで、完成度が上がった岩倉を相手に、減量苦から解放されるダギースレンは覚醒なるか。
岩倉は、「今回GLADIATORに参戦させてもらい2戦目となります。強い外国人選手と試合ができることに感謝しています。ダギースレン選手は力強さと精神力が強い印象です。しかし自分の試合までの準備と努力を信じ、冷静さを保ちながら戦い抜きます。まずは目の前のこの一戦に全力で集中して勝利を掴みに行きます」と必勝態勢。
対するダギースレンは、「対戦の機会をいただき光栄に思います。対戦相手はグラップリングとスタンドの攻防に長けており、打撃にも力強さを感じます。この試合では己の限界に挑戦し、持てる力を全て出し切る覚悟です。もちろん、対戦相手の分析に基づき、綿密な戦略を練り、万全の準備を整えて臨みます」と、ライト級転向の手応えとともに再起戦に臨む。
1R、ともにオーソドックス構え。左から右の岩倉に、ダギースレンは後ろ蹴り。右ハイ。バックフィストもブロッキングする岩倉。頭を振って右フック。ダブルレッグからシングルレッグで押し込み。突き放すダギースレン。ワンツーで飛び込む岩倉。スイッチする岩倉は圧力をかけて左ボディ。ダギースレンは右ミドルを当てる。
右フックで入る岩倉。ダギースレンの離れ際に右を突く。押し込み、離れる岩倉。ダギースレンの二段蹴りをかわしてダブルレッグ。両脇差して押し込みも、戻して突き放すダギースレン。ダギースレンの蹴り終わりに右フック。さらに自ら組んで押し込む岩倉の右差しを絞るダギースレン。右の拳を腿に叩く。
2R、二段蹴りを見せるダギースレンに、右フックで飛び込む岩倉。そこに左フックを合わせに行くダギースレンはバックフィストも空ぶり。しかし右後ろ廻し蹴りが頭部に届くも岩倉はグローブでブロッキング。
徐々に詰めてダブルレッグの岩倉。差し上げるダギースレンが横に抜けるところを右で差して止める岩倉に、右に抜けるダギースレン。岩倉が鼻血。右後ろ蹴りを腹に突くダギースレン。さらに右ミドルハイと上下に散らせて、岩倉の左右の詰めに左を当てる。しかし組むのは岩倉。
すぐに差し上げるダギースレン。ヒザを突いて離れる。右ハイのダギースレン。ブロッキングの岩倉は右を当てて前に。左小手のダギースレンにシングルレッグも狙う岩倉だが、離れるダギースレン。岩倉のバックに回り引き込みも、岩倉は下に滑って正対してゴング。ノンストップの攻防戦。
3R、右アッパーで圧力をかける岩倉。組むも突き放すダギースレンは左のかかと落としを見せる。フックからダブルレッグも差し上げるダギースレン。シングルレッグ」の岩倉はケージまでドライブ。両ヒザを突くと、ダギースレンは右ヒジ。離れる。なおも詰め続ける岩倉。シングルレッグで引き出しかけるが右小手で座らないダギースレンは片ヒザ立ちから立ち上がり。両差しの岩倉を差し上げて離れる。
左ジャブを突くダギースレンに、右を当てる岩倉。しかしダギースレンも回転を上げて左右からダブルレッグへ! 金網背に座るダギースレンのバック狙いに正対し、シングルレッグでアタックの岩倉にここも体を入れ替えるダギースレン。シングルレッグで尻は着かせる岩倉だが、胴をホールドして返すダギースレン! すぐにシングルレッグでレッスルアップの岩倉でゴング。
判定3-0(30-27×2, 29-28)でダギースレンが勝利。セコンドのジャダンバ・ナラントンガラグと記念撮影に収まった。















