神田を相手に初黒星、初の一本負けに涙のルキヤ(C)GLADIATOR
2025年4月6日(日)大阪・176BOXにて『BODYMAKER presents GLADIATOR 030』(ザ・ワンTV配信)が開催された。
▼GLADIATORバンタム級 5分3R
×ルキヤ(正道会館 大河道場)4勝1敗 60.00㎏
[2R 4分20秒 肩固め]
〇神田T-800周一(パラエストラ広島)第6代GLADIATORバンタム級王者 18勝14敗1分 61.6㎏
正道会館のルキヤは、2008年7月生まれの16歳でアマチュアGLADIATORからプロデビューを果たしたGLADIATOR生え抜きファイター。
2024年5月のプロ初戦から今年の1月まで4戦4勝、4試合連続フィニッシュ勝利中で、これまでの試合タイムは計4分41秒と、1R分にも満たない時間で勝利し続けており、今後のGLADIATORをリードすることが期待されている。前戦は2025年1月に藤原克也に23秒 KO勝ち。
対する神田は、キャリア30戦越えのベテランで、元GLADIATORバンタム級チャンピオンで、2023年6月に大激闘の末に、テムーレン・アルギルマーに王座を明け渡して以来のGLADIATOR参戦となる。この間、地元の広島県安芸に自らのジムを開き、後進の指導にあたりつつ再びバンタム級の頂点を目指す。34歳。
神田との試合が決定したルキヤは、「メインカードに選んでいただき光栄です。相手は強敵ですが、しっかりフィニッシュしてGLADIATORのバンタム級はルキヤと証明します!」とコメント。神田は、「GLADIATORに育ててもらった恩があるので、期待の若者と戦えと言われたら戦います。だけどまだその時じゃない。遅れてきた全盛期をお見せします」と、ベテランの意地を見せるつもりだ。
“スターバースト”ルキヤが格闘技界に一気に自らの銀河を創るのか。あるいはベテランが意地を見せるのか。注目の一戦となる。
コールにハートマークを作った16歳のルキヤは4戦無敗。神田は34歳で33戦目。計量でルキヤは1.6kg軽い体重だった。
1R、サウスポー構えの神田に、オーソのルキヤは右を突くが、組んだ神田は右差しで崩してバックに。そこにスクランブルするルキヤにダブルレッグに入る神田。
差し上げようとしたルキヤに尻を着かせて、立ち上がり際に右を差して中央に向かってテイクダウン! スクランブルで立つルキヤについていき右で差す神田が再三崩すが、その都度戻すルキヤ。
神田は前転してバック! 両脇差して手首を持って両足を巻いてリアネイキドチョーク狙い。この際でルキヤは前転、ヒップアタックもついていく神田はルキヤを逃がさず、ボディロックで組んで崩してトップからパウンド! ヒジを打ち込んでゴング。
2R、先に左右を突いて前に出るルキヤに組んだ神田。右差しで投げるルキヤがバック狙いも足をかけさせない神田は腰をずらして上に。
亀から立とうとするルキヤのリストをコントロールしてサイドバックからヒザ、いらついた声を出すルキヤは前転から神田とのスクランブルでバック狙いも脇差し押さえ込む神田はマウントを奪い、ヒジ! さらに肩固めでサイドに出て絞り、タップを奪った。
驚異の身体能力を見せたルキヤだが、悔しさからかなかなか起き上がれず。神田も足をひきずっている。立ち上がったルキヤは笑顔で神田と握手。神田の言葉に表情をくしゃくしゃにさせて顔を押さえた。

(C)GLADIATOR
試合後、神田は「長い時間、ありがとうございました。ルキヤくん、すごい強くてこれから期待ですね。応援してあげてください。若さとか、勢いとかめちゃめちゃ怖いです。でも自分、ここまでやってきたことを信じて今日は頑張りました。日本中のおじさんとおばさんと、今日は乾杯したいと思います。ありがとうございました。GLADIATOR、最高!」と語った。
























