MMA
レポート

【UFC】ミドル級再戦でドリッゼがヴェットーリにリヴェンジ「次はウィテカーかアデサニヤだ」、体重超過のエンジョクアニが3連勝、ヘルナンデスがホロボーに判定勝ち、ブラックシアがギブソンにキムラ、ヒベイロが体重超過のヌルゴジェイにキムラ極める、チェ・スンウがヴァシホスの右にTKO負けで連敗、RTU優勝ユ・スヨンがカニンガムに判定勝ち

2025/03/16 08:03

▼フライ級 5分3R
〇アンドレ・リマ(ブラジル)11勝0敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝 126lbs/57.15kg
[3R 3分05秒 リアネイキドチョーク]
×ダニエル・バレス(スペイン)17勝7敗(UFC1勝2敗)126lbs/57.15kg

 フライ級。スペインのバレスはUFC1勝1敗。2023年7月のUFCデビュー戦は昨年9月にジャフェル・フィーリョと対戦。ムハンマド・モカエフ相手にも健闘したフィーリョ相手に肩固めで一本負け。その後、柔術の大会に出た際に、メダルで顔面を殴られて頭蓋骨を負傷。その影響で、次の試合まで1年以上のブランクが開いている。ブランク明けの前戦はビクトル・アルタミラノに対し常に前に出てパンチを出し続ける展開で、ダウン気味に倒した場面もあり判定勝ちでUFC初勝利を挙げた。36歳。

 ブラジルのリマはUFCデビューから3連勝中で、キャリアでも10戦全勝。昨年3月のデビュー戦ではイーゴル・セベリーノに上腕を噛みつかれて反則勝ち。試合後には唯一となるバイト・オブ・ザ・ナイトボーナスを受賞した。一方、自身もケージつかみなどのダーティテクニックを使うこともある。バックボーンのキックでは南米王者になっている。前戦はマネル・ケイプ相手のUFCデビュー戦で健闘し、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞したフェリペ・ドス・サントスとの対戦で、テイクダウンからポジションをキープしての判定勝ち。26歳。

 1R、両者オーソドックス。カーフキックを蹴り合う両者。間合いが近い。ワンツーを入れたバレスにリマはまたカーフキック。ジャブを打ち込むリマ。右オーバーハンドがヒットしバレス後退。追うリマ。出てきたところにバレスがタックルでテイクダウン。すぐに立とうとしたリマの背中に飛びついて乗るが、リマがバレスの左腕をツーオンワンで掴みディフェンス。降りて離れるバレス。リマがまたパンチで出ていく。ジャブ、右ボディ。さらに縦ヒジ。バレスは手数が減る。ジャブを被弾し鼻血を出すバレス。リマジャブからカーフキック。足が流れるバレス。右ボディ。ケージに詰められたバレスがテンカオを出してヒットするが、リマ下がらずまた右ボディ。リマが出した手の親指がバレスの目に入りタイムストップ。再開。また出るリマにバレスがタックルに入るが、受け止めてケージに押し込んだリマ。ホーン。

 1Rはリマが打撃の手数で押し気味の展開に。

 2R、リマはサウスポーにスイッチ。左ハイ。またオーソドックスに戻すとカーフキック。バレスがパンチからタックルに入るが止めたリマ。またカーフを蹴られて足が流れたバレス。右ボディを打ち込むリマ。ジャブのダブルから右ストレート。さらにカーフキック。ケージに詰まって右を打ち込まれたバレス。リマさらに詰めて左ボディ。サークリングで距離を取り、出てきたリマにタックルに入るがまた切られたバレス。ケージに詰めたリマが縦ヒジ、ボディの連打。バレス防戦一方。ケージに押し込んだリマが足払いでテイクダウン。ガードのバレスにパウンドを打ち込む。パウンドで削り続けるリマ。2R終了。

 リマがカーフとパンチでダメージを与え一方的な展開に。

 3R、バレスが逆転を狙いパンチを打ち込むとタックルへ。しかし受け止めたリマが逆にサバ折りでテイクダウン。ガードからパウンドを入れる。バレスがケージ際に移動して上半身を起こすが、リマバックに回り両足をフックしてバックマウント。パームトゥパームチョーク。体を反らせて絞めるとバレスタップ!

 3R3分5秒、リアネイキドチョークでリマ一本勝ち。リマはUFCデビューから4連勝で無敗をキープ。フライ級ランキング入りが見えてきた。

 キャリア初の一本勝ちとなったリマにセコンドから黒帯が授与される。試合後のオクタゴンインタビューでは「この階級で一番のストライカーを用意してくれ。誰が相手でも準備はできている」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.336
2025年1月23日発売
巻頭は再びW王者となったサトシ&クレベル。特集2024年ベスト&2025期待の選手では、平良達郎、堀口恭司、福田龍彌、桜庭大世、海人×吉成名高、朝久泰央×大久保琉唯。3.23 ONE 武尊、ロッタン、若松佑弥、DJ分析も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント