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【UFC】ミドル級再戦でドリッゼがヴェットーリにリヴェンジ「次はウィテカーかアデサニヤだ」、体重超過のエンジョクアニが3連勝、ヘルナンデスがホロボーに判定勝ち、ブラックシアがギブソンにキムラ、ヒベイロが体重超過のヌルゴジェイにキムラ極める、チェ・スンウがヴァシホスの右にTKO負けで連敗、RTU優勝ユ・スヨンがカニンガムに判定勝ち

2025/03/16 08:03

▼バンタム級 5分3R
〇ダモン・ブラックシア(米国)16勝7敗(UFC4勝3敗)136lbs/61.69kg
[2R 4分9秒 キムラロック]

×コーディ・ギブソン(米国)21勝11敗(UFC3勝6敗)136lbs/61.69kg

 バンタム級。ブラックシアはUFC戦績は3勝3敗1分の5割だが、3勝はすべてフィニッシュしての勝利。寝技での極めも強く、UFC3人目となるツイスターでの一本勝ちも飾っている。前戦はレスラーのステーマンとの対戦で、飛びヒザを効かせると、ステーマンのタックルを切ってバックに回ってのチョークで一本勝ち。30歳。

 ギブソンはUFCを一度リリースされ、一時はMMAを引退し高校教師をしていた。復帰後、「元UFC経験者vsプロスペクト」がテーマのTUF31に元UFCチームとして出場。一回戦・準決勝を1Rフィニッシュ勝利で飾り、決勝は同じ元UFC勢で2度目のTUF出場となるブラッド・カトーナ相手に判定負け。しかし激闘でファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。再契約後、UFCでは2勝1敗。タックルでテイクダウンを奪い、ポジションを取って攻めるスタイル。37歳。

 1R、両者オーソドックス。ギブソンが間合いを詰めるとボディブローからタックルに。ケージに押し込んで視座を入れるとシングルレッグでテイクダウンを狙う。こらえたブラックシアだが、すぐにまた詰めたギブソンが右ボディを連打。さらに頭部にもパンチを打ち込む。ダブルレッグに入るギブソン。差された腕を小手に巻いて凌いだブラックシア。

 ギブソンは離れるとカーフキック、関節蹴り。左ボディ。インローを放つギブソン。お互いスリップしたがすぐに立ち上がる。ギブソンがシングルレッグに入るとブラックシアはギロチンで引き込んだ。サイドに出てディフェンスするギブソン。しかしブラックシアがギロチンで絞め続けると、自ら下になるギブソン。ブラックシアダースチョークの体勢から仰向けになったギブソンにノースサウスチョークで絞める。外れた瞬間に腕十字を狙ったギブソンだが1R終了。

 2R、ジャブで出るギブソン。クリンチから右フックを連打するとまたタックルに切り替えた。テイクダウン。ケージに上半身をつけて立ち上がろうとするブラックシア。上から圧を掛けて立たせないようにしているギブソンだが、ブラックシアがスイッチで返して上を取る。サイドに出て押さえ込んだブラックシア。押さえ込みながら頭部にヒジを入れるブラックシア。ギブソンの頭をまたいだブラックシアがギブソンの右腕にキムラ! がっちりと入り、ギブソンがタップ。

 2R4分9秒、キムラロックでブラックシアがUFC4度目のフィニッシュ勝利。

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