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【UFC】ミドル級再戦でドリッゼがヴェットーリにリヴェンジ「次はウィテカーかアデサニヤだ」、体重超過のエンジョクアニが3連勝、ヘルナンデスがホロボーに判定勝ち、ブラックシアがギブソンにキムラ、ヒベイロが体重超過のヌルゴジェイにキムラ極める、チェ・スンウがヴァシホスの右にTKO負けで連敗、RTU優勝ユ・スヨンがカニンガムに判定勝ち

2025/03/16 08:03

【コメインイベント】

▼ウェルター級→キャッチウェイト 5分3R
〇チディ・エンジョクアニ(米国)25勝10敗(UFC5勝3敗)※3連勝172.5lbs/78.24kg ※体重超過
[2R 2分19秒 TKO]

×エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス(ブラジル)25勝9敗(UFC11勝5敗)171lbs/77.56kg
※エンジョクアニは規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のドイス・サントスに報奨金の一部を支払う

 ウェルター級だったが、エンジョクアニが1.25ポンドオーバー。

 ストライカーのエンジョクアニはUFCではミドル級でデビューし2試合連続KO勝ちでボーナスを獲得したが、そこから3連敗。階級をウェルターに落とすと、UFC0勝3敗のリース・マッキーにスプリット判定勝ち、前戦はUFC2勝4敗のジャレッド・グッデンとの対戦で、ケージに押し込んでヒザを入れる展開での判定勝ち。ウェルター転向後の2戦で2連勝としたが、ミドル級でUFCと契約した当初と比べて、スタンドで倒せるパンチがなくなり、怖さがなくなってしまっている。36歳。

 ベテランのザレスキはUFC11勝4敗1分。一時はランキングに入っていたこともあった。ニックネームのカポエイラが示す通り、カポエイラの経験があり、スピードのある蹴りを武器にしている他、柔術黒帯で寝技の強さもある。前戦は過去に敗れているニコラス・ダルビーとのリマッチが組まれていたが、直前でダルビーが欠場。代役で急遽UFCデビューが決まったスクロギンとの対戦となったが、腹回りが緩く明らかに準備不足のスクロギンを問題にせず1RでKO勝ち。38歳。

 両者とも、若くはないのでランキング入りに向けては1つも落とせない。

 1R、両者オーソドックス。前蹴りで牽制するエンジョクアニ。ザレスキに距離を詰めさせない。エンジョクアニがプレッシャーを掛けるとケージ際まで下がるザレスキ。前に出て両者の前蹴りが交錯したところでエンジョクアニに前蹴りがローブローに。インターバルが取られるが再開。前蹴りを入れたエンジョクアニだが、ザレスキが飛び込んで右をヒット。一瞬ぐらついたエンジョクアニに組み付いたザレスキ。

 引き込むように下になり足関を狙ったザレスキだが、取れないと見て立った。また前蹴りを入れるエンジョクアニだが、ザレスキは蹴り足をキャッチするとテイクダウン狙い。こらえるエンジョクアニのスタンドバックに回る。ケージで正対したエンジョクアニ。ザレスキ離れた。また左右の前蹴りを打ち込むエンジョクアニ。パンチで飛び込んだザレスキ。組んだが振りほどくエンジョクアニ。1R終了。

 1Rはリーチで上回るエンジョクアニが自分の距離で前蹴りをヒットさせていく展開に。

 2R、ミドル、前蹴りを入れるエンジョクアニ。蹴り足の戻り際にタックルで飛び込んだザレスキだが切られる。エンジョクアニの左ハイがヒット。ザレスキがパンチで飛び込んだが、前に出したエンジョクアニの指が目に入りタイムストップ。すぐに再開。ザレスキは蹴り足の戻り際に飛び込みを狙っていく。飛び込んだザレスキだが、エンジョクアニが首相撲ヒザ! ヒットしダウンしたザレスキにすかさずヒジの連打、防戦一方となったザレスキを見てレフェリーが間に入った。

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