MMA
レポート

【UFC】ミドル級再戦でドリッゼがヴェットーリにリヴェンジ「次はウィテカーかアデサニヤだ」、体重超過のエンジョクアニが3連勝、ヘルナンデスがホロボーに判定勝ち、ブラックシアがギブソンにキムラ、ヒベイロが体重超過のヌルゴジェイにキムラ極める、チェ・スンウがヴァシホスの右にTKO負けで連敗、RTU優勝ユ・スヨンがカニンガムに判定勝ち

2025/03/16 08:03

▼ライト級 5分3R
〇アレクサンダー・ヘルナンデス(米国)16勝8敗(UFC8勝7敗)156lbs/70.76kg
[判定3-0] ※30-27、29-28×2

×カート・ホロボー(米国)21勝9敗(UFC2勝6敗)155.5lbs/70.53kg

 ライト級。ヘルナンデスはUFC7勝7敗(ライト級では7勝4敗)。UFCデビュー戦でいきなりランカーのベニール・ダリウシュにKO勝ちしてランキング入りするが、その後はランカー相手に星を落としランク外に。一度階級をフェザー級に落としていたこともあったが、力を出しきれず3戦全敗。再びライト級に階級を上げた。前戦はTUF31準優勝のオースチン・ハバードと対戦。僅差の内容だったが、タックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ち。32歳。

 ホロボーは2013年にStrikeforceからUFCへと契約移管されたが1敗でリリース。2017年にはDWCSに出場してUFCとの再契約を果たすも、3戦全敗で2度目のリリースに。2023年のTUF31に出場すると、全試合フィニッシュ勝利で優勝。しかしTUF後の本戦デビュー戦では、トレイ・オグデン相手にテイクダウンから固められる展開で判定負け。前戦はUFC0勝1敗のクルシェウスキーと対戦し、ギロチンから引き込んで攻めるクルシェウスキーの極めを凌いで打撃を入れる展開での判定勝ち。TUF決勝戦以外のUFC本戦での初勝利となった。38歳。

 1R、両者オーソドックス。ホロボーが蹴りからパンチを入れるが、ヘルナンデスもワンツーを返す。ヘルナンデスのローキックに対しワンツーを打ち込むホロボー。左のトリプルから右を入れたヘルナンデス。ヘルナンデスはスイッチしてサウスポーに構える。パンチでケージに詰めるヘルナンデス。ワンツー。打ち終わりに右を返すホロボー。右がヒットしヘルナンデスフラッシュダウン。すぐに立ち上がる。残り30秒でタックルで飛び込むヘルナンデスだが、ホロボーはギロチンに捕らえると引き込んで絞める。終了直前に首を抜いたヘルナンデスがパウンドを入れたが1R終了のホーン。

 2R、ホロボーがパンチ・前蹴りの連打で前に出て行く。ケージに詰めてボディから顔面にパンチを打ち込む。アッパーを返すヘルナンデス。組んだホロボーがボディにヒザを連打し離れた。右オーバーハンドがヒット。ケージを背負うヘルナンデスに組んで押し込む。両者ヒザを入れ合い離れた。ハイペースな攻めを続けるホロボーに対し、消耗が見えるヘルナンデス。ホロボーのパンチをかいくぐってタックルに入ったヘルナンデスがテイクダウン成功。下から足をすくいながらスイープを狙うホロボー。Kガードの体勢に。ヘルナンデスはこらえてパウンドを入れた。インサイドからパウンドを入れるヘルナンデス。ヒジ。2R終了。

 3R、打撃で出るホロボーにヘルナンデスがタックル。テイクダウン。起き上がろうとするホロボーを寝かせてハーフで押さえ込んだ。下からバタフライガードで浮かせて返そうとしたホロボーだが、足をまたいでマウントに入るヘルナンデス。ホロボー下から変形カーフスライサーに捕らえる。決まってはいないが動けないヘルナンデス。外れるが、押さえ込みが解除されたところで立ち上がるホロボー。左右のパンチで出るホロボーだがヘルナンデスがタックルに入りテイクダウン。ハーフガードからキムラを狙うホロボー。しかし外れた。残り時間わずかでパウンドを連打するヘルナンデス。タイムアップ。

 判定30-27、29-28、29-28の3-0でヘルナンデスが勝利。試合後のインタビューでは、「ホロボーは素晴らしいグラウンドのスキルを持っている。グラウンドで勝負できて嬉しい」とコメントした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント