▼第9試合 キャッチウェイト(-69.79kg)ムエタイ 3分3R
×ソー・リン・ウー(ミャンマー/Doe Yoe Yar Lethwei Club)
[判定0-3]
〇ドミトリー・コフトゥン(ロシア/RUS Gym/Sitsongpeenong Muay Thai Camp)

ウーはラウェイの選手で2010年ゴールデンベルト60kg級王者。驚異的な打たれ強さから“マン・オブ・スティール”“アイアンマン”というニックネームが付けられた。2019年12月にはラウェイの試合でパコーンを頭突きでKOしている。ラウェイ戦績は71勝(68KO)3敗52分。ONEには2024年2月に初参戦すると津橋雅祥にTKO勝ち、3月にファビオ・レイスにも左ストレートでKO勝ち、7月にはルンピニー2階級制覇のポンシリをもKOして3連勝を飾ったが、2024年9月にナビル・アナンに判定負けとなった。

コフトゥンはONEでノンタチャイ・ジットムアンノンにはKO負けしたが、フェラーリ・フェアテックス、スーブラック・トー・プラン49に勝利している。

ウーは前日計量で体重超過、バンタム級からキャッチウェイト戦に変更された。

1R、サウスポーのコフトゥンはジャブから左ミドル、ウーが入ってこようとしたところへワンツー。前へ詰めてくるウーに対して左右に動きジャブを突いていく。ウーが近寄ると左右フックを打ってブロックさせ、サイドへ回っていくコフトゥン。しかしウーは止まらず前へ出てパンチを当てに行く。ウーが伸ばした左手がアイポークとなって中断。再開後、コフトゥンは左ミドルを連打。

2Rも前に出て右ストレートを当てに行くウーに、コフトゥンはジャブと前蹴り。コフトゥンのパンチをもらってもどんどん前へ出て右を打つウー。コフトゥンは組み付いてウーに連打を許さない。組み際にはヒジ、組むとヒザを蹴るコフトゥン。ウーが来るところに攻撃を合わせてヒットを奪うコフトゥンに、ウーは右アッパーも目立ったヒットはない。

3R、コフトゥンは徹底した首相撲からのヒジとヒザ。至近距離になると無理にウーと打ち合わない。ウーは右ストレートを出しながら前へ詰めて行くが、コフトゥンにヒザや首相撲で先手を取られてなかなか有効的な攻撃を当てられない。それでも最後まで手を出して前へ出た。




