▼第1試合 キャッチウェイト (-67.13kg) ムエタイ 3分3R
〇ステファン・コロディ(アイルランド/Dublin Combat Academy/P.K. Saenchai Muay Thai Gym)
[判定3-0]
×北野克樹(日本/誠至会)

北野は関西の名門・誠至会のエースで、回転系の蹴り技を得意とし“竜巻旋風脚”の異名を持つ。2020年9月にベテランの健太から判定勝利を奪うと、11月にRISE初参戦で当時11戦無敗と勢いに乗る山田洸誓にプロ初黒星を付けた。これまでHOOST CUPウェルター級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座、NJKF同級王座、WPMFインターコンチネンタル同級王座、IOCインターコンチネンタル同級王座と五冠を獲得。

BOMで行われた「ROAD TO ONE ムエタイ」のウェルター級トーナメントで2023年4月に優勝し、10月の『ONE Friday Fights 38』に初出場。ハリル・キュトゥクチュからヒジ打ちでダウンを奪って判定勝ちし、2024年6月の『ONE 167』で2戦目にして本戦出場のチャンスを得たがハイドレーションテストを規定時間内にパス出来ず(最終的にはパス)、対戦相手で1ポンド体重超過のリアム・ハリソンがキャッチウェイトでの試合を受けなかったため直前で中止となっていた。

対するコロディはONE Fight Nightでスーブラック、アレクセイ・バリカに2連敗しており、生き残りを懸けて北野との対戦を迎える。

1R、北野は右カーフ、コロディは右ミドル。北野がその右ミドルをカットし、左の三日月、後ろ蹴り、左ローからの左ミドルをヒットさせる。左インローも蹴る北野にコロディはワンツーから組み付くが、北野は首相撲で倒す。北野の右カーフが何発も決まり、コロディはまたも首相撲に持ち込むが北野は投げる。ヒジから首相撲に持ち込むコロディはヒザ。

2R、コロディはジャブから首相撲も北野がまたも崩し倒す。それでもしつこく首相撲に持ち込んでいくコロディが北野に蹴らせない。またも左ミドルからの左ハイをヒットさせる北野。ワンツーとヒザで接近戦を仕掛けるコロディに北野は下がらず応戦するが、コロディは首相撲からヒジに持ち込む。コロディがペースをつかんだ。

3R、北野は右カーフ、左三日月を蹴っていき、右カーフでコロディをダウン気味に倒したが、倒れたところを蹴ってしまい注意を受ける。サウスポーになるコロディはヒジから首相撲、そしてヒジとヒザ。コロディは蹴らせないように左ストレートから飛び込んで首相撲に持ち込みヒザを連打する。ロープに押し付けられる北野は見栄えが悪い。右ストレート、左フックをもらう北野は目の周りが腫れ、疲労も感じさせる。前半は北野、後半はコロディか。




