BTCではマスク着用はNGとなって緊急参戦の寒天マン。(C)NARIAGARI/GONG KAKUTOGI/RIZIN FF
2024年10月の旗揚げ大会、12月の第2回大会に続き、2025年2月26日(水)に『Breakthrough Combat03』(THE1.TV配信)が開催される。今大会でチェ・ハンギ(韓国)と対戦予定だった熊崎夏暉(BRAVE)が、練習中に足首を負傷し欠場。代わって寒天マンが、フェザー級2回戦でチェ・ハンギと対戦することが発表された。
▼フェザー級 5分2R
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)
熊崎の欠場を受け、Progress実行委員会では各方面で代替出場選手探しに。その各方面のなかにNAGOYA TOP TEAMという東海地区のプロ練習を率いる春日井たけし氏も含まれていたが、「目星をつけていた選手が出られないので、自分が出ます」という返答があった。すぐに出場を打診するとフライ級とバンタム級で日本のトップとして活躍していた春日井が、今は体重が70kg以上あり、10日間でバンタム級まで落とせずフェザー級で2回戦なら戦うという条件のもと、チェ・ハンギサイドにも確認を取った。
通常体重で70kg弱、今は68kgというチェ・ハンギも春日井と戦うことを即答。その後、春日井から「試合はあくまでも、寒天マンとして戦います」という連絡があり、試合出場に向けた戦績資料等にもプロMMAのキャリアはなく、競技実績も2024年のNARIAGARI キックボクシング・ライト級トーナメント優勝とだけ書かれたものが届いている。
Progress実行委員会としては、MMAに関しての競技ポリシーと安全性の確保、対戦相手と対等に近い環境を提供する(イコールコンディション)というスポーツマンシップに則り、マスクの使用に関しては容認できなかったものの、5分2R制を取り入れてこの試合が実現することとなった。寒天マンとしてのMMAは2024年4月のNARIAGARIでのRNCによる一本勝ち以来の試合。春日井“寒天”たけしとしては、2022年5月のHEATの笹晋久戦が最後の試合となっている。
緊急参戦の寒天マンは主催者を通じて、「試合がしたくて、試合をするんじゃない。試合が怖くてやめた人間だし、緊張するし、大怪我するかもしれない。だから戦うんです! 身体が動かせるうちは。自分に試合という名の不快感を与えて、それを脱しようとする事で成長出来ると信じているので! レベルアップするには、戦いの場に立たないといけない。自分との勝負! 相手の映像をみて研究なんて必要ない! 試合当日は今、出来るベストパフォーマンスを出せるようにやり切ります!」と意気込み。
また、今回は欠場となった熊崎からは、「今回、Breakthrough Combat03への出場を予定しておりましたが、右足首を負傷したため、残念ながら欠場することとなりました。対戦相手のチェ・ハンギ選手、並びにBreakthrough Combatの関係者の皆様には、多大なご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。一日でも早く回復し、より強くなって戻ってきますので、今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます」とのコメントが届いている。
今回の発表で『Breakthrough Combat03』の全試合が下記の通り決定した。
『Breakthrough Combat03』全試合順
2025年2月26日(水)午後6時30分からTHE1.TV配信
▼Progressフェザー級王座決定戦 5分3R
竹内 稔(カルペディエム三田)
須藤拓真(X-TREME EBINA)
▼フライ級 5分3R
イ・ジュンヨン(韓国)5勝2敗
上田将年(G-face TEAM 緒方道場)20勝11敗2分
▼バンタム級 5分3R
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(ALIVE)
▼バンタム級→バンタム級 5分2R
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)
熊崎夏暉(BRAVE)は負傷欠場
▼フライ級 5分3R
ベ・ジュンウ(韓国)
山崎蒼空(マッハ道場)
▼Progress60kg契約 5分2R
神龍 誠(日本/神龍ワールドジム)
エリック・メネギン(ブラジル/IGLOO)
▼Progress68kg契約 5分2R
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)
▼Progress87.5kg契約 5分2R
二ノ宮寛斗(日本)
グラント・ボグダノフ(米国)