キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】棚澤大空と中田史斗が大会ベストバウト、決勝進出は棚澤と山田貴紀。女子は百花と花田麻衣が勝ち上がり

2025/02/16 10:02

▼第3試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント Aブロック準決勝 2分3R延長1R
◯花田麻衣(GROUND CORE)
判定3-0 ※30-27×3
×林 美菜(FORWARD GYM)
※花田麻衣がトーナメントAブロック決勝に進出。


 ここ数年ずっと白星から見離されている選手vsプロデビュー戦。ややもするとさほど注目されない一戦になりそうだったが、想像を遥かに凌ぐ熱戦となった。理由はひとつ。試合の冠として『DEEP☆KICK QUEEN-46㎏初代王座決定トーナメント』がついていたからだろう。


 連敗脱出を目論む花田は1Rからワンツーを中心に積極的に前に出る。対する林は今回がプロデビュー戦とはいえ、元実業団9人制バレーボールで活躍。アマチュアではK-1の『K-1 AWARDS 2023』でアマチュア最優秀選手賞を受賞した経歴を持つアマチュアエリート。


 身体能力では林が上と思われたが、花田はセコンドからの「足を止めるな」という指示を背に攻撃の手を休めない。1R終了間際にはワンツーの連打を浴びせ、ポイントを奪った。


 2Rになっても、花田は攻撃の手を休めず右フックをクリーンヒットさせるや、ワンツーで先制のダウンを奪った。林は左のテンカオで必死の反撃を試みるが、花田の勢いは止まらない。3Rには右ストレートを乱れ打ち。林の追撃を断った。判定はジャッジ3名とも30-27で花田。


 次の百花vs上田戦後、再びリングに上がった花田は「大きな手術をして3年経ったけど、(それから)負けとドローが続いていた。今日は3年ぶりの勝利なので、メチャクチャうれしい。(準決勝で当たる)百花選手は時々一緒に練習もさせてもらっていて、強いことはわかっている。いまのわたしのままだと勝てないこともわかっている。これから練習の質の上げ、尊敬している百花選手を誠意を持ってぶっ倒したい」と宣言。場内からやんやの歓声を受けていた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア