キックボクシング
レポート

【RISE】安本晴翔が勝利で2025年スタート、常陸飛雄馬が気迫のファイトで勝利もぎ取る、サモ・ペティが憂也を振り切り海人と3度目の対戦アピール、伊東龍也が京谷祐希を撃破、大森隆之介が平野凌我とタフファイト、指田烈が山元剣心をKO、宮本芽依がデビュー以来無傷の5連勝に

2025/01/25 17:01

▼第7試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
×平野凌我(MTS/同級5位)
判定0-3 ※29-30、28-29×2
〇大森隆之介(EX ARES/バンタム級4位)


 平野はジュニアキック出身で、中学生の時には那須川天心とも対戦。2019年にプロデビューし、同年に行われたABEMAの「那須川天心挑戦者決定トーナメント」で決勝まで進出するも門口佳佑に敗れた。その後はRISEを主戦場にし、2022年3月にはRISEフェザー級王座決定戦を梅井泰成と争うも王座獲得ならず。2024年3月、國枝悠太をKOで破りMA日本フェザー級王座を獲得した。8月にはSBのリングに乗り込んだが魁斗にKO負けを喫している。戦績は14勝(6KO)7敗1分。


 大森は2020年1月のプロデビュー後、2021年7月に有井渚海に負け連勝がストップするもその後は田渕神太、良星、京谷祐希ら格上を次々と撃破したが、2022年12月に加藤有吾に判定で敗れ連勝がストップ。しかし2024年3月、13戦全勝の山田虎矢太をバックハンドブローでKOする大番狂わせを起こした。8月にはバンタム級王者・大﨑孔稀に挑戦したが判定で敗れ王座戴冠ならず。今回はフェザー級での試合となる。戦績は8勝(6KO)3敗。


 1Rすぐに大森のヒザがローブローとなり中断。再開後、大森が左フックを強打し、続いてバックキック。平野が前へ出てくるとジャブを突き、大森がサウスポーになったところに平野が右ローを蹴るとこれがローブローに。再開後、左右フックを振り回す平野に大森は頭を振ってかわす。平野が右フックを振ってくるとバックハンドブローを放つ大森。


 2R、互いに左フックを強振する。大森は眉間辺りから流血。大森のジャブを肩口で受けた平野は頭で腕を挟んで抜けないようにしてのパンチを連打。前へ出ながら左右フックを打つ平野だが、これがバッティングに。両者ともフックを強振し、大森はジャブを当て、平野は前へ勢いよく出る。


 3Rが始まると激しい打ち合いに。大森はヒザ蹴りも出す。前へ出るのは平野で当てるのは大森。平野は前へ出すぎてクリンチが多くなる。派案れると大森が左右ボディ。これに平野が下がった。すかさず左ミドル、ヒザ蹴りに行く大森。平野も右カーフを蹴るが左ボディに身体を丸める。大森の左ストレートには右ストレートを合わせに行くなど平野も諦めない。大森のボディ攻めに苦しそうな平野だが、それでも攻撃の手を止めなかった。


 判定は3-0で大森がタフファイトを制した。大森はマイクを持つと「試合前からけっこう盛り上げようと思って頑張ったので、こんな感じの価値になってしまって納得いってないですが、言いたいことあって。BreakingDownとか他の団体がある中で僕は本気でやってるんですよ。マジでやっているので、僕らでこの業界を大きくしようと思っているので、これから出て来る選手にも皆さんの力で外に出ていけるようにご協力お願いします」とアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.336
2025年1月23日発売
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント