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【UFC】ヘンリー・セフードvs.ソン・ヤドン、ドミニク・クルーズvs.ロブ・フォントのバンタム級2試合が2.22シアトルで決定、1.18 メラブvs.ウマル、中村倫也vs.ガフロフも

2025/01/08 10:01
【UFC】ヘンリー・セフードvs.ソン・ヤドン、ドミニク・クルーズvs.ロブ・フォントのバンタム級2試合が2.22シアトルで決定、1.18 メラブvs.ウマル、中村倫也vs.ガフロフも

(C)Zuffa LLC/UFC/GONG KAKUTOGI

 2025年2月22日(日本時間23日)米国ワシントン州シアトルのクライメット・プレッジ・アリーナで開催される『UFC Fight Night』のバンタム級で注目の2試合が決定した。

『UFC Fight Night』

2025年2月22日(日本時間23日)

▼バンタム級 5分5R
ヘンリー・セフード(米国)16勝4敗(UFC10勝4敗)7位
ソン・ヤドン(中国)21勝8敗1分(UFC10勝3敗1分)8位

 北京五輪フリースタイル55kg級金メダル&元UFC世界バンタム級&フライ級王者の“トリプルC”ヘンリー・セフードの復帰第3戦が決定した。

 2020年5月の『UFC 249』でドミニク・クルーズを相手に2R TKO勝ちでバンタム級王座防衛を果たしたセフードは引退を表明。3年後の2023年5月に復帰し、いきなりバンタム級王者アルジャメイン・スターリングに挑戦も、5Rスプリット判定で敗れ、戴冠ならず。

 2024年2月に当時2位のメラブ・ドバリシビリと対戦し、1Rはセフードがトップを奪ったが、後半も動きが落ちないドバリシビリに三者29-28の1P差で判定負け。2連敗で7位となっている。試合時に38歳になる。

 対するソン・ヤドンは、同級8位。テイクダウンディフェンスと寝技、立ち上がりに磨きをかけると、散打ベースの打撃の威力も増し、2022年3月に元タイトル挑戦者のマルロン・モラエスを1R KO。9月に当時4位のコーリー・サンドヘイゲンと戦い、4R終了時にカットによるドクターストップでTKO負けも、続く10位のリッキー・シモン戦、15位のクリス・グティエレス戦で勝利し、2024年3月の『UFC 299』で元UFC王者ピョートル・ヤンと対戦。判定負けを喫した。27歳。

アジア男子で最もUFC世界王座に近いのは──

 アジア初のUFC世界王者は、女子ストロー級のジャン・ウェイリー(中国)

 ヤドンは、ウェイリーに続く、アジアの男子MMAファイターとして最もタイトル挑戦に近かったが、現在はその座は、ウェルター級2位のシャフカト・ラフモノフ(カザフスタン)が取って変わっている。

 次いでフライ級5位の平良達郎(日本)、同級8位のアスー・アルマバイエフ(カザフスタン)。バンタム級8位のヤドンがアルマバイエフと同じく3番手につけている。

 ほかにもライトヘビー級13位にボグダン・グスコフ(ウズベキスタン)、フライ級14位に朝倉海(日本)がつけているが、王座戦まで敗北が許されず、さらにいくつかの白星の積み上げが必要だろう。

 セフードのMMAレスリング・打撃を、チーム・アルファメール所属のヤドンは切って、自身が打撃を当てられるか。勝者がバンタム級の王座戦線に向かうサバイバルマッチだ。

▼バンタム級 5分3R
ドミニク・クルーズ(米国)24勝4敗(UFC7勝3敗)
ロブ・フォント(米国)21勝8敗(UFC11勝7敗)9位

 クルーズは、WEC最後のバンタム級王者として、UFC初代バンタム級王者に認定。ユライア・フェイバー、デメトリアス・ジョンソンを相手に2度の防衛に成功した後、3年近い長期欠場に。復帰戦で水垣偉弥にKO勝ちすると、さらに王者TJ.ディラショーにもスプリット判定勝ちで王座を奪還した。

 しかし、2016年12月にコディ・ガーブラント相手に約10年ぶりの敗北を喫すると、そこからまた3年の長期欠場。再起戦はジョゼ・アルドの代役としてヘンリー・セフードの王座に挑戦したが2R TKO負け。2021年にケイシー・ケニー、ペドロ・ムニョスに判定で競り勝ち2連勝したが、2022年8月の前戦でマルロン・ヴェラに4R 左ハイキックでKO負けを喫している。39歳。

 対するフォントは直近6戦で2勝4敗も、黒星はジョゼ・アルド、マルロン・ヴェラ、コーリー・サンドヘイゲン、デイブソン・フィゲイレードと強豪ぞろい。テイクダウン耐性の弱さを突かれ判定負けしている。しかし、2024年10月の前戦ではカイラー・フィリップスにテイクダウンからスタンドに戻して打撃で上回っての判定勝ちで1年半ぶりの白星を掴んだ。6KO勝ちはUFCバンタム級最多タイ。37歳で、クルーズとは同世代対決となる。

 上記2試合の1カ月前の『UFC 311: Makhachev vs. Tsarukyan 2』では、バンタム級の頂上対決、メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)vs.ウマル・ヌルマゴメドフロシア)の王座戦が組まれ、UFC3連勝中でATT入りした中村倫也と元ONEの強豪ムイン・ガフロフ(タジキスタン)もマッチアップされている。

『UFC 311: Makhachev vs. Tsarukyan 2』

2025年1月18日(日本時間19日)

▼UFC世界バンタム級選手権試合 5分5R
メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)18勝4敗(UFC11勝2敗)※UFC11連勝中
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)18勝0敗(UFC6勝0敗)※UFC6連勝中

▼バンタム級 5分3R
中村倫也(日本)9勝0敗(UFC3勝0敗)※UFC3連勝中
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)19勝6敗(UFC1勝2敗)

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