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【UFC】ヴェラが4Rにドミニクを左ハイKO! ムルザカノフが12勝無敗に、ヌネスが引退を表明、平良達郎階級のオズボーンの跳びヒザをナムが迎撃KO!

2022/08/13 23:08
【UFC】ヴェラが4Rにドミニクを左ハイKO! ムルザカノフが12勝無敗に、ヌネスが引退を表明、平良達郎階級のオズボーンの跳びヒザをナムが迎撃KO!

 2022年8月13日(日本時間14日)米国カリフォリニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナにて「UFC Fight Night: Vera vs. Cruz」が開催された。

UFC Fight Night: Vera vs. Cruz 速報

現地時間2022年8月13日(土)、日本時間14日(日)
米国カリフォリニア州サンディエゴ /ペチャンガ・アリーナ

【メインイベント】

▼バンタム級 5分5R
〇マルロン・ヴェラ(エクアドル)22勝7敗1分(UFC14勝6敗)135.5lbs/61.46kg
[4R 2分17秒 KO]
×ドミニク・クルーズ(米国)24勝4敗(UFC7勝3敗)135lbs/61.24kg

 メインイベントのバンタム級では、同級5位のマルロン・ヴェラ(エクアドル)と、初代同級王者のドミニク・クルーズ(米国)が5分5Rで対戦。

 ヴェラは、MMA21勝7敗1分(UFC13勝6敗)でUFC3連勝中。2020年12月にジョゼ・アルドに判定負けも、以降、デイビー・グラントに判定勝ち、フランク・エドガーに前蹴りでKO勝ち、2022年4月の前戦ではロブ・フォントから3度のダウンを奪う判定勝ちを収めている。

 今大会の会場のサンディエゴが地元のクルーズは、MMA24勝3敗(UFC7勝2敗)でUFC2連勝中。2014年9月の水垣偉弥戦で約3年ぶりのブランクを経て61秒 KO勝ち。その後も1年3カ月開けて、TJディラショーと対戦し王座奪取。「MMA史上最大のカムバック」を成し遂げた。その5カ月後にはユライア・フェイバーにも判定勝ちで初防衛に成功するなど、驚異の13連勝をマーク。

 しかし、2016年12月にコーディ・ガーブラントに判定負けで王座陥落。2020年5月に3年半のブランク明けでヘンリー・セフードと対戦も2RKO負け。王座獲得に失敗し、自身初の連敗を喫した。

 その後もキャリアを続けるクルーズは、2021年3月にランク外のケイシー・ケニーにスプリット判定勝ちで約4年7か月ぶりの白星を飾ると、2021年12月の前戦では、8位のペドロ・ムニョスと対戦。1Rに左ジャブと左フックでダウンを奪われるも、2Rと3Rに手数と有効打で上回って3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。

 29歳、常にハイペースで動き続け、エドガーをKOした右前蹴り、フォントを下したヒザ蹴り、サイドキックなど蹴り技も多彩な“チート”ヴェラに対し、37歳のクルーズは、スイッチして、レスリングと打撃を融合させ、相手の打撃を受けないスタイルを現在のコンディションでいかにその場で判断して正しく実行できるか。かつてのようなステップワークとフェイントでテイクダウンを奪えないなか、新たなしぶとさも見せている“ドミネーター”はアンダードッグとしてメインを戦う。

 1R、タッチグローブで互いに視線を逸らさず。いきなり歩いて左ハイから入るクルーズ。さらに蹴りから左右と繋ぐ。ブロッキングのヴェラに、細かいステップで頭を振ってフェイントのクルーズ。ヴェラはオーソドックスに変えるとすぐにクルーズは右ロー。

 すっと近づきニータップでテイクダウンも追わないクルーズはヴェラを立たせる。

 左ストレートでダウンを奪うヴェラ。すぐに立つクルーズ。左右で前に詰めるが、かわすヴェラ。足を触るフェイントから右を振るクルーズだが、見切るヴェラ。

 サウスポー構えのヴェラに左ローを突くクルーズ。ヴェラは左前蹴り。クルーズは左右連打から前蹴りでケージの反対側まで押し込む。

 素早いダブルレッグテイクダウンを奪うクルーズ。下からエルボーのヴェラは腕十字狙い。すぐに抜いて離れるクルーズ。ブザー。

 2R、今度はヴェラから先に左ハイで入る。ワンツーから右カーフを当てるクルーズ。右ハイ、右インローと連続で打ち、離れる。

 右カーフを当てるクルーズ。右の蹴りは空振り。しかし続く右ミドルはガード上。ヴェラは詰めていくが、左ボディストレートを突くクルーズ。ヴェラの入りに、すっとかわして右に抜ける。

 クルーズのワンツースリーのアッパーをかわすヴェラだが、反撃の手は出ず。左前蹴りから前進も。右ボディはクルーズ。左オーバーハンドで飛び込むクルーズ。右のフェイントから右ミドルを打ち込み、シングルレッグに入るも、切られるとすぐに立て直すクルーズ。詰めて左から右ハイを繰り出すヴェラだが捕らえきれず。

 3R、左カーフを当てて左右を振って詰めるクルーズ。ここはさばくヴェラが右前蹴りで牽制。ニータップのフェイントから戻して右の蹴りはクルーズ。

 ヴェラは左から右でダウンを奪取。すぐに立て直すクルーズは、ダブルレッグのフェイント。スイッチしながら歩いて左右。ジャブで詰めるヴェラ。ダブルレッグに入るクルーズ。切られてすぐに左右を振るが、左を当てるのはヴェラ。

 金網に詰まり押し戻すクルーズ。徐々に足より先に手が出るように。しかし左右で詰めてダブルレッグへ。金網背に防ぐヴェラはヒジを頭に落とす。離れたクルーズ。ダウンを奪ったヴェラのラウンドに。

 4R、関節蹴りから入るクルーズ。ダブルレッグで走るが、足を飛ばすヴェラ。クルーズの右にバランスを崩すもすぐに立つヴェラ。

 右ボディ、右顔面のクルーズ。詰めるヴェラ。マットに足を滑らせるクルーズだが、ここまでは居着かず、蹴りはもらわないクルーズ。

 しかし、ヴェラは右手ではたいてクルーズの頭を左に落とさせてから左ハイ! 前方にダウンしたクルーズは立てず。ヴェラのパウンドにすぐにレフェリーが間に入った。

 4連勝をマーした“チト”ヴェラは、「ヘイ、サンディエゴ! 最初に言いたいのは、レッグキッカーなのに出させてくれず苦労した。パンチの打ち終わりに蹴れとセコンドに言われて当てた。もうタイトル戦線に行っていいところまで来てる。世界チャンピオンになるんだ」と王座挑戦をアピールした。

 また、試合後には、「コーチはパンチの後に強打を放てば彼に当たると言っていた。コーチ、ありがとう。自分は世界チャンピオンになるためにこのスポーツをやってきた。自分にはハートとハードトレーニングがあり、そして今、そこに導いてくれる人たちがいる。すべてはパフォーマンス次第だと信じている。最高のフィニッシュ、最も派手なフィニッシュをした者がタイトルショットを手にすることができる。このままの調子でいきたい。エクアドル、自分がチャンピオンになるんだ」とあらためてエクアドル人初のUFC世界王者になると宣言した。

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