▼第8試合 スーパーファイト KNOCK OUT-RED -58.0kg契約 3分3R延長1R
―小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
無効試合
―チョムラウン・クンクメール(カンボジア/クンクメール)
※KO1R 2分28秒から訂正
小笠原はジュニアキックで活躍後、2011年7月にプロデビュー。2013年5月にプロ9戦目でREBELS-MUAYTHAIフライ級王座を獲得したのを皮切りに、REBELS52.5kg級王座、ISKA K-1ルール世界バンタム級王座、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座、同フェザー級王座を次々と獲得。2023年3月には2022年ムエタイMVPでルンピニースタジアム3階級制覇を達成しているロンナチャイをダウン寸前まで追い込む完勝を収めた。
8月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとヨッドウィッタヤに31秒でKO勝ちしたが、11月のOFGマッチでウィンに延長戦で敗れ、12月のONEでもチョーファーにKO負けと連敗。しかし2024年4月にソーンスックノーイを判定で破り、ONEで2勝目をあげた。6月はONEに出場しているデーングリアングライに圧勝したが、9月にONEでリッティデットに判定負け。サウスポーから放たれる左ストレート、左ミドルキックが得意。戦績は45勝(22KO)9敗1分。
チョムラウンは今回が初来日。カンボジアの格闘技クンクメールの選手で、67勝(26KO)32敗のサウスポー。
1R、小笠原は左ローを狙い撃ち、チョムラウンは小笠原を追いかけての飛びヒザ蹴り、小笠原も負けじと首相撲でコカす。ワンツーで前へ出るチョムラウンに小笠原は回り込んで右フック。チョムラウンのワンツー、ヒジの勢いに押され、右フックを空振りして片膝をついた小笠原にチョムラウンが顔面へ蹴り。
試合は続行され、チョムラウンの左ハイに小笠原がダウン。苦笑いして立ち上がった小笠原にチョムラウンが襲い掛かり、転倒を繰り返す小笠原。左フック、左ストレートの連打に小笠原が崩れ落ち、チョムラウンのKO勝ちとなった。
試合後、和田良覚審判部長は「審判団で話合って明らかに審判の過失です。明らかな過失なのでノーコンテストとなります。倒れた相手は蹴ってはいけないし、止めない審判もいけない。興行側にご迷惑をおかけしました。止めなければいけなかった。責任を感じております」と、少白竜レフェリーのレフェリングにミスがあったことを認め、ノーコンテストに裁定が変わったことを発表。クンクメール側も了承しているとのことだ。