キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】中島玲が初回KOで王座獲得「鈴木千裕選手の防衛戦の相手は俺しかおらんでしょう」、久井大夢が意外な首相撲地獄で優勝、森岡悠樹がダウン応酬の激闘で壱をKOし優勝、龍聖がISKA世界王座獲得、栗秋祥梧が奮闘も元LFA王者に敗れる、倉本一真は重森陽太にTKO勝ちで継続参戦アピール、大沢文也がバズーカ巧樹にマウントパンチ、小笠原瑛作がクンクメールに初回KO負け

2024/12/30 12:12

▼第4試合 KICKBOXING JAPAN CUP スーパーバンタム級トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×古村 光(FURUMURA-GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)
判定0-3 ※25-30×3
〇森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者)
※森岡が決勝へ進出。


 古村はタイ・ラジャダムナンスタジアムのリング(新人戦)にも上がり、勝利を収めている。2019年に選手発掘のため行われた『K.O TRYOUT』でTRYOUT生に選ばれたサウスポー。2023年8月、壱を判定2-1で破りKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座を奪取したが、2024年4月の再戦では判定で敗れ王座を奪われた。11月の1回戦では佐野祐馬に2RでTKO勝ち。戦績は9勝(7KO)4敗1分。


 森岡はKNOCK OUTを主戦場とし、2023年に「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制して自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。2024年5月の『ONE Friday Fights 62』に初参戦すると、ペイマン・ゾルファガリにダウンを奪われる劣勢もノーモーションの右ストレートで逆転KO勝ち。6月にシュートボクシングに初参戦するも山田虎矢太にTKOで敗れた。11月の1回戦では真琴の規定体重オーバーによる失格で準決勝へ進出(ワンマッチで真琴とドロー)。戦績は16勝(9KO)10敗2分。


 1R、古村がサウスポーから左ロー、左ストレート。森岡が前へ出ようとしたところに古村が右フックを見舞って森岡はバランスを崩す。さらに左ストレート、左ボディストレート、左ヒジと攻め込む古村に森岡が右ストレートで反撃。パンチとヒジをまとめて古村にロープを背負わせた。前へ出る森岡に古村は左ミドル、左ボディストレート。打ち合いに行く森岡が左フックをヒットさせるが、古村が首相撲で崩す。打ち合いで森岡が右フックをヒットさせ、古村がふらついて下がったところに森岡が追撃。右フックでダウンを奪う。


 2R、古村はジャブを伸ばしていきローを蹴る。森岡は前へ出て右ストレート。古村はステップで回り込みながらジャブ、前蹴り。左ミドルを蹴る古村に森岡が前へ詰めてのジャブ、右ストレート、左フック、さらにヒジ。古村は打ち合わずに離れて前蹴り。森岡は右ボディストレートも打つ。古村が左ストレートを打つと森岡は4連打で前へ出て、近距離になると右ヒジ。森岡の攻勢で試合は進む。



 3Rも前に出るのは森岡で古村は回り込んでいくが、サウスポーのセオリーではない左回りだ。森岡が右ミドルを蹴ると右フックを合わせにいく古村。森岡は左フックに右ヒジを合わせに行く。右ミドルを蹴って前へ出る森岡。コーナーを背負った古村が左ローを出したところに森岡が右ストレートを合わせてダウンを奪う。ラッシュする森岡がパンチとヒジ、古村は右フックと左ストレート出すが森岡の勢いは止まらず、右ストレートを連打して前へ出る。


 2度のダウンを奪った森岡が大差の判定3-0で勝利。壱の待つ決勝へコマを進めた。

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