(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI
2024年12月15日(日)昼の部『PANCRASE 350』に続き、夜の部『PANCRASE 351』(U-NEXT配信)が東京・ニューピアホールにて開催された(※選手名からインタビュー)。
▼キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ フェザー級 5分5R ※第11代王者決定戦
×平田直樹(トライフォース柔術アカデミー/1位)65.75kg
[1R 1分12秒 TKO] ※右ヒザ→パウンド
〇三宅輝砂(ZOOMER)#3位/2021年NBT同級優勝 10勝4敗 65.7kg
※三宅が第11代フェザー級王者に
新居すぐるが返上した王座を巡り、当初、平田と対戦予定だったキム・サンウォン(韓国)がPFLと契約したため欠場。代わりに三宅が緊急参戦し、平田と王座を争うこととなった『351』のメインイベント。
平田は、PANCRASE無敗の5連勝中。 渡辺謙明を肩固め、糸川義人をTKO、遠藤来生、亀井晨佑、Ryoの3人には判定3-0でしっかり競り勝っている。
サンウォン欠場で王座戦に名乗りを上げたのは、3連続フィニッシュ勝利を誇る三宅。櫻井裕康と名田英平を2R TKO。2024年7月の前戦でも石田陸也を1R TKOに下している。
組めば平田、距離を取ればスタンドの三宅に勝機が見える王座戦。2024年、PANCRASE最終試合のオクタゴンでフェザー級のベルトを巻くのは、26歳の平田か25歳の三宅か。
平田「いよいよ明日試合がすごく楽しみです。皆さんもお楽しみに、明日しっかり勝ちます」
三宅「ベルト以上にこんな強い相手と試合出来て光栄です。僕が勝ってベルトを獲ります」
1R、先に中央に出た三宅。遠間からダブルレッグの平田を切ると右ローは空振り。さらにパンチは無く遠間からシングルレッグの平田は三宅の手首を手繰るが、三宅は突き放す。右手を伸ばして首を掴もうとする平田。ここも切る三宅は長いジャブを突いて右を見せる。
平田のダブルレッグも両足を後方に飛ばしてスプロール。なおもケージまで押し込もうとする平田に、サークリングでつまらない三宅。しかし手首を掴んで手繰り、右の釣り手で首後ろを掴もうとする柔道組み手の平田は大内刈狙い。
これを外した三宅は右のクリンチボクシングから右ヒザ! 後方にダウンした平田は亀で動かず。そこに三宅はパウンド連打。レフェリーが間に入った。
試合後、三宅は「こんな形で終われると思わず、滅茶苦茶ホッとしています。まだ実力的には全然、チャンピンじゃないんですけど、もっと強くなって絶対王者になります。名古屋から来てくれた人たち。練習してくださった人たち、ありがとうございました。あと、一緒に練習している久米鷹介さん、透暉鷹さんに続きたいと思っていたので夢が叶って良かったです。これからも頑張ります」と語った。