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【ビッグバン】5大タイトルマッチ=高木覚清がTKO勝ち防衛で「次は負けそうな相手でもいい」、藤村大輔と大輝はドロー、目黒翔大がTKO勝ちで防衛、宮崎勇樹が王座奪取、平澤優聖が新王者に、板橋武留はV2

2024/12/02 01:12

▼第19試合 メインイベント第1試合 スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分3R ビッグバンルール
△藤村大輔(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)
ドロー 判定0-1 ※29-30、29-29×2
△大輝(ハリケーンジム/元Bigbangウェルター級王者/挑戦者)
※藤村がドローで初防衛に成功。


 藤村は15年8月にKrushで栗原圭佑からKO勝ち。以後、Krushを主戦場にキャリアを重ねる。20年8月にMIKE JOE、11月に城戸康裕と対戦して連敗も、22年10月に夜叉猿から勝利を収めると、23年6月のBigbangでジョージを破り、スーパーウェルター級王座を奪取した。24年5月の「第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」では準決勝で璃久に判定負けとなった。


 大輝は地下格闘技やAJKNで試合を重ね、プロ3戦目で元MA日本ミドル級王者・井原浩之を判定で下してAJKN王者に。23年4月に野村太一を破ってBigbangウェルター級王座を獲得。12月に体重超過の上、畠山隼人に判定負け。今年3月にBigbangウェルター級王座防衛戦を行ったが、高木覚清に敗れて王座から陥落し今回は階級を上げて巻き返しを狙う。


 1R、藤村は徹底してカーフキック、ローキックで足を崩す作戦。大輝は足が流れることもあるが、こちらも徹底してパンチでボディを何回も叩いた。ほぼ互角のラウンドとなる。


 2R、藤村はミドルキックでボディ狙い。大輝はボディから顔面へパンチを打ち分けた。そして大輝はボディへヒザ蹴りを突き刺す。藤村は徹底してローキックで崩しにかかる。大きな差はないが、大輝のパンチと藤村のローキックのダメージ合戦となる。

 3R、藤村は上中下に蹴り分ける。大輝はローキックのダメージがあるのか痛そうな感じも、フックで追い込む場面が飛び出す。それでも藤村はローキックでダメージを与え、右のパンチを返した。大輝は最後まで打ち合いに持ち込むが、判定はドローとなった。


 ドロー防衛になった藤村は「しょっぱい試合ですが、一応、防衛できてホッとしています。ジムの代表が変わってプレッシャーがあったんですけど、防衛できてホッとしています」と挨拶した。

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