キックボクシング
レポート

【ビッグバン】5大タイトルマッチ=高木覚清がTKO勝ち防衛で「次は負けそうな相手でもいい」、藤村大輔と大輝はドロー、目黒翔大がTKO勝ちで防衛、宮崎勇樹が王座奪取、平澤優聖が新王者に、板橋武留はV2

2024/12/02 01:12

▼第17試合 フェザー級タイトルマッチ 3分3R ビッグバンルール
×竹添翔太(インスパイヤードモーション/王者)
判定0-2 ※28-28、28-29×2
〇宮崎勇樹(FLY SKY GYM/MA日本キックフェザー級王者/挑戦者)
※宮﨑が新王座に就く。


 竹添は24年3月に久保一馬との王座決定戦を制して、第7代王座となった。今回が初防衛戦となるが、Bigbangフェザー級王者の実力を示したいところ。

 宮﨑は18年5月に大野貴志を破り、MA日本キックフェザー級王座を獲得した。21年9月にはKrushに参戦して立基から判定勝ちを収めた。黒星も続いたが、24年3月に小巻海斗からKO勝ち。前回は6月の挑戦者決定戦で田中聡を下して今回の挑戦権を獲得した。


 1R、竹添はプレスをかけながらカーフキック、さらにワンツースリーとパンチで追い込む。宮﨑は何回もコーナーを背に、ガードの上から連打を受けてしまう。宮﨑はカーフキックからパンチを返すも、竹添の勢いに飲まれてしまっている印象だ。

 2R、竹添はここもカーフキックからパンチ連打、アッパーと怒涛のコンビネーションで攻めまくる。何度もアタックをかける竹添。だが、宮﨑の右がヒットして竹添がダウン。竹添は信じられないという顔で立ち上がり、反撃をしかけた。

 3R、ダウンのポイントを奪い返したい竹添は、カーフキック、ヒザ蹴り、パンチ連打で反撃。押される場面もあった宮﨑だが、右のカウンターを入れて連打へつなげるシーンも飛び出した。最後まで互いに打ち合い、判定へ。2-0と差がつき、宮﨑が勝利。新王者が決まりベルトが腰に巻かれると宮﨑は、泣き崩れた。


 新王者となった宮﨑は「竹添選手のことをあまり知らないと言ってすみません。ナメていたわけではなかったんですけど、ダウンをとっていないと負けていました。ありがとうございました。今日が亡くなったジムの会長の誕生日で、ベルトを巻けてよかったです。昨日、妻のお父さんの命日だったので、それが力になったのかな。最後にベルトを巻けてよかったです」と挨拶した。

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