ムエタイ
レポート

【スックワンキントーン】劣勢からのヒジ連打で須藤誇太朗がTKO勝ち&リベンジして新王者に、ハイキックさく裂させ古河拓実が王座奪取、庄司啓馬が悲願の王座獲得、不戦勝でNAO.YKが王者認定、赤土剛琉の王者第一戦はペットセリタイに判定負け、体重超過の鈴木愛虎が前王者のスダ456に勝つ、第3試合からダウン応酬で大河内佑飛がTKO勝ち、『KJ』出場者決定戦で神谷斗夢が代表に

2026/05/03 17:05
スックワンキントーンadvance2026年5月3日(日)東京・後楽園ホール ▼メインイベント スッワンキントーン認定スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R〇須藤誇太朗(フジマキックムエタイジム/同級1位)7勝6敗1分TKO 5R 0分01秒 ※ドクターストップ×匠(KINGgym/同級3位、NJKFフェザー級6位)9勝4敗1分※須藤が新王座に就く。  須田は7勝6敗1分の戦績だが、昨年7月にガオパヤックと大激闘を演じ、判定で敗れるも場内を熱狂させた。10月には樹に判定2-1で辛勝。  匠は2025年に2勝2敗、そのうち3試合で流血している。両者は2023年3月に初対戦しており、その時はドロー。約3年ぶりの再戦となった2月大会では59kg契約で対戦し、匠が判定勝ち。今回、タイトルを懸けての3度目の対決を迎える。  1R、ワンツーで積極的に前へ出る須藤に右ローを蹴る匠。右ローからワンツー、組んでのヒザと須藤が攻める。ワンツーをヒットさせてから組み付く須藤に、匠はコカしを狙うも須藤は倒れない。右ミドルハイの蹴り合い。  2Rも須藤がワンツーの連打から組んでのヒザ。匠は左ミドル、右ストレートで迎え撃つが、須藤に組まれてヒザをもらう。須藤はさらにヒジで匠の右目尻をカット。しつこく組みに来る須藤を匠がコカした。前に来る須藤に匠が左右の連打、さらにヒジを見舞う。  3Rも組んでくる須藤へ先に左右フックを叩き込む匠。それでも須藤は組みに行ってヒジ。匠の右ストレートをもらった須藤はワンツー、右ヒジ。匠は須藤の蹴り足をキャッチしてコカす。互いにヒジを打ち、右ストレート、右フックも打つ。匠が左右フックを打てば、須藤もすぐに左右フックを返す。  4R、いきなり首相撲にあんり、ヒジとヒザを打ち合う両者。組み際には匠が右ストレート。須藤は前蹴りからワンツー、ヒジを打って首相撲。前へ来る須藤に匠は左フック、右ストレート。組み際の匠のパンチのヒットが目立つ。  しかし、須藤は右ヒジを振り下ろし、匠の出血がさらに酷くなる。ここでついにドクターチェック。再開後、須藤は徹底的に右ヒジを傷口へ向かって叩きつける。大流血の匠。2度目のドクターチェック。再開後、すぐにゴングが鳴った。  5Rが始まると同時にドクターチェックとなり、ここでドクターストップ。須藤がリベンジを果たし、新王者となった。  須藤はマイクを持つと「たくさん悔しい思いをしたんですけど、最後まであきらめないで戦って本当に良かったと思います。高校生のどうしようもないところから育ててもらって、フジマキックでキックを始めて会長にベルトが届けられて本当に嬉しい。これからも強くなって皆さんに素晴らしい結果を届けられるように頑張ります」と、涙ながらに語り、戴冠を喜んだ。 [nextpage] ▼セミファイナル スッワンキントーン認定スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R×カミ シロ(PHOENIX/王者)10勝3敗1分TKO 2R 1分36秒 ※3ノックダウン〇古河拓実(RIKIX/挑戦者・同級3位)8勝1敗※古河が新王座に就く。カミシロは初防衛に失敗。  カミシロは2017・2018年北斗旗全日本空道体力別選手権大会-240クラス優勝の実績を持つ。ムエタイでは2023年11月の『BOM』でWMC日本ライト級王者決定戦を行い、小清水涼太に判定勝ちで王座に就いた。7月大会で津橋雅祥にダウンを奪って判定勝ちしている。2月のタイトルマッチで王者セーンアティットを判定で破り、王座に就いた。今回が初防衛戦。  古河は元ジャパンキックのランカーで、2月の挑戦者決定戦でテレカ∞を破り挑戦権を得た。  1R、ローを蹴ってきたカミシロのアゴ先にいきなり左ハイをヒットさせる古河。左インローの蹴り合い、カミシロは右カーフを蹴る。右ローの蹴り合いから、またもローに左ハイを合わせてアゴ先に当てる古河。  2R序盤からローの蹴り合い、前に出る古河が飛び込んでの右ストレートでダウンを奪う。左目上から出血する古河だが、右フックを空振りするとそのまま左ハイキックでダウンを追加。  さらに右ハイキックから左右フックを見舞い、カミシロが3度目のダウン。古河がTKO勝ちで王座を奪取した。  流血しながらも笑顔の古河は「みんなありがとう。いろいろありましたが、やっとつかんだチャンスで絶対にものにしないといけないと思っていました。カミシロ選手という強豪から獲れたベルトなので、しっかり守ってさらなる高みを目指してこれからも活躍していきたいと思います」と話した。 [nextpage] ▼第8試合 スッワンキントーン認定ウェルター級王座決定戦 3分5R〇庄司啓馬(TEAM TEPPEN/同級1位)11勝12敗1分判定2-1 ※48-49、49-48×2×中村 蓮(BOUNCER/同級3位)5勝2敗※庄司が新王座に就く。  1R、中村はサウスポーから左ミドル、庄司は右ローを蹴り返し、中村のミドルをキャッチすると足を払ってコカす。庄司が首相撲に持ち込んでのヒザ。中村も蹴り返すが庄司がいいポジションをとる。中村は左ストレートから組むとヒザ蹴り。庄司も右ストレートから組んでヒザ。中村はヒジで応戦。  2R、中村は左の三日月、庄司はすぐに組んでヒザを連打する。今度は中村から組むが庄司がコーナーへ押し込んでのヒザ。中村はカウンターの左縦ヒジも、庄司は組んでヒザを連打する。中村はテンカオ、ヒジで反撃するが庄司はヒザ。離れ際に中村はヒジ。右ストレートから組む庄司だが、中村はヒジを見舞う。  3Rも首相撲に持ち込む庄司がコカすことにも成功。ローを蹴る庄司に中村は左ストレート、すぐに組む庄司がコーナーへ押し込んでのヒジとヒザ。右カーフを蹴る中村に庄司も右ローを蹴り返し、首相撲からのヒザ。庄司の右ミドルに2連続でジャブを合わせる中村。  4Rもヒザの応酬で、中村はヒジも打つ。左ミドルを綺麗に当てた中村に庄司は組み付いてヒザ。ローの蹴り合いで前に出るのは中村。庄司が前に出てくると縦ヒジを合わせる。中村が左ミドルからの右ロー。  5R、庄司が右インローと右ミドル、中村は左ストレートで前へ出るが庄司に組まれてヒザをもらう。ヒザの蹴り合いの中、中村はヒジ。右ミドルを連打する庄司は左フックも。中村は前に出て行って左ミドルを蹴るが、庄司はすぐに右ミドルを蹴り返す。前に出る中村が左ストレート。  判定は2-1と割れ、庄司が新王者に。庄司はマイクを持つと「僕、移籍して8年前に来て本当に勝てなくて弱くて弱くて。会長、岡本さん、僕が勝つまでやってくださって。こんな僕がベルト巻けました。なんとかここまで来れました。本当にありがとうございます。負けたけどずっとみんな応援してくれてありがとう。僕めっちゃ不器用でこんなんですけれど、勝ってみんなに勇気を届けるのでよろしくお願いします」と勝利を喜んだ。 [nextpage] ▼第7試合 スッワンキントーン認定女子フライ級王座決定戦 3分3R×Yuri lukklongtan(teamS.R.K/WMO ASIA同級王者、IMSA日本女子同級王者)14勝11敗不戦勝〇NAO.YK(YKジム)6勝4敗3分※Yuriは体調不良により欠場。NAOが新王座に就く。 リング上でベルトを巻かれたNAOは「昨日Yuri選手が計量でクリア出来ずに試合が出来なくて悔しくて、めちゃ怒ってるんですけど、ここまで頑張ってきた自分に胸を張ってベルトを受け取りました。今日はありがとうございました」と挨拶した。 [nextpage] ▼第6試合 53kg契約 3分3R×赤土剛琉(D-BLAZE/スッワンキントーン認定スーパーフライ級王者)6勝2敗判定0-3 ※28-29×3〇ペットセリタイ(タイ/WIVERN)  赤土は軽量級の名キックボクサーで元MA日本フライ級王者、全日本フライ級&バンタム級王者・赤土公彦の次男で、戦績は6勝2敗の18歳。アマチュア戦績20勝15敗1分で、スックワンキントーンのアマチュア2階級制覇を達成。タイでも3戦行っている。2月大会ではスダにTKO勝利してスックワンキントーン スーパーフライ級王座に就いた。  1R、ローの蹴り合いからスタート。赤土は左フックから入って右ストレートを狙うが、まだ距離が合っていない。ペットセリタイは首相撲に持ち込んでヒザ。前に出る赤土はペットセリタイにコーナーを背負わせるがペットセリタイはなかなかパンチを当てさせない。  2R、左右ミドルの蹴り合いで、ペットセリタイは赤土の蹴り足をキャッチしてコカす。赤土は左ボディ。ジャブで下がらせると左フック。ペットセリタイが左右ミドルを蹴ると、赤土も左ミドルを返す。  赤土の左ミドルをスネブロックか、かわすか、すぐに蹴り返すかで上手さを見せるペットセリタイ。キャッチしてのコカしも見せる。  3R、赤土の左ミドルにカウンターの胴タックルを仕掛けたペットセリタイはそのままテイクダウン。赤土もミドルをキャッチしてコカそうとしたがペットセリタイはバランスを保つ。  右ストレートから組み付くとヒザを見舞うペットセリタイ。前に出る赤土だがミドルを蹴られ、ミドルを返すとキャッチされる。  判定3-0でペットセリタイが勝利を収めた。 [nextpage] ▼第4試合 53kg契約 3分3R×スダ456(BRING IT ON/スッワンキントーン認定スーパーフライ級1位)13勝22敗2分判定0-3 ※28-29、27-29×2〇鈴木愛虎(HIDE GYM)5勝4敗1NC  スダは元ホスト主任という肩書きを持ち、トーナメントを制して2025年6月に王座に就いたが、2月大会で赤土剛琉に敗れ王座を失った。プロ14年、40歳のベテラン。  鈴木は前日計量で体重超過、当日計量でパスしての出場となったため減点1からのスタート。  1R、両者首相撲でヒザを蹴り合う。スピードに優る鈴木はワンツーからヒザ、組んでヒザを蹴るとすかさず右ヒジを見舞ってスダをグラつかせる。  2R、鈴木は蹴りを多用し、ヒザからヒジにつなぐ。スダはローキック。スダは前に出て右フックをヒットさせる。  3R、ローの蹴り合いとなり、鈴木はさらにパンチで畳みかけて印象付ける。左ボディと左右フック。スダは変則的な右ハイで逆転を狙うが鈴木ペースのまま試合終了。  判定3-0で体重超過した鈴木の勝利となった。 [nextpage] ▼第4試合 59kg契約 3分3R〇夢叶(エムトーンジム/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)10勝3敗1分判定2-1 ※29-28×2、28-29×勝野雅也(TRYHARD GYM)12勝4敗2分  夢叶は2025年2月に日本キックボクシング連盟(NKB)で元東北王者の横山典雄を2RでKO、4月のNKBでもKEIGOに勝利。7月にはホームリングのイノベーションでジャパンキックの海士を破り、9月には佐野澪に勝利してイノベーション王者となった。2月にベテランの岩城悠介にも勝利。 1R、夢叶は左三日月蹴り。勝野はワンツーから前に出て首相撲のヒザ。夢叶もヒザで蹴り合う。離れると夢叶が左ハイを軽くヒット。  2R、徹底的に右カーフを蹴る勝野。夢叶はジャブを突き、首相撲と蹴り足キャッチで何度も勝野をコカす。  3Rも勝野は徹底しての右カーフ狙い、夢叶は左三日月、左ハイを蹴り、首相撲に持ち込んで勝野をどんどんコカしていく。夢叶は飛びヒザ蹴りも見せるが、打撃のヒット数は勝野が上回った印象だ。  判定2-1で夢叶が勝利をもぎ取った。 [nextpage] ▼第3試合 スッワンキントーン認定ライト級ランキング査定試合 3分3R×44・ユウ・Chai Tokyo(リバイバルジム/元スックワンキントーン認定スーパーバンタム級王者)10勝5敗1分TKO 1R 2分53秒 ※レフェリーストップ〇大河内佑飛(RIKIX)4勝3敗2分  1R、大河内の右カーフに足を上げるユウ。そこへ大河内が右ストレートを打ち込み、ダウンを奪う。続いて大河内が連打でコーナーへ追い込み、右の連打でダウンを追加。  KO間近と思われたが、ユウが右フックで前へ出て反撃。その右フックでダウンを奪い返し、場内は大きく沸く。打ち合いとなるが、大河内の右ストレートがヒットしてユウがダウン。ここでレフェリーがストップし、大河内のTKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第2試合 KORAKUEN JAMBULL出場者決定戦 3分3R×光流(teamS.R.K)1勝1敗判定0-3 ※28-29×3〇神谷斗夢(SUNRISE GYM/スッワンキントーン認定スーパーフェザー級5位)4勝1敗  1R、パワフルな左フックと左ミドル前に出るのは神谷。光流はヒジで応戦。中盤から神谷の右カーフで光流がバランスを崩す。  2Rは両者笑顔を浮かべながらのパンチの打ち合い、ヒジの打ち合い。光流が右ストレートをヒットさせる。神谷の右カーフは足を引いてかわす。  3Rも両者笑顔を浮かべながらの殴り合い。強打を当てるのは光流だが、神谷のヒットが奪う。お互いに声を出し、それを合図にパンチ、ヒジを出し合う。神谷の右カーフで光流は転倒。  判定3-0で神谷が勝利し、『KORAKUEN JAMBULL』にスックワンキントーン代表として出場することが決まった。 [nextpage] ▼第1試合試合中止 [nextpage] ▼オープニングファイト第3試合 46.5kg契約セミプロマッチ 1:30×3R×岩佐 昌(D-BLAZE/スッワンキントーン サマックレン25kg・30kg・35kg・40kg・45kg王者)判定0-3 ※27-30×2、28-29〇阿部 龍(橋本道場)  1Rに阿部が岩佐の前蹴りに右ストレートをリターンしてダウンを奪う。岩佐は左ミドルを当てていったが、3Rに阿部が右ハイ。岩佐もバックハンドブローで反撃。  判定3-0で阿部が5階級アマチュア王者を破った。 [nextpage] ▼オープニングファイト第2試合 34kg契約セミプロマッチ 1:30×3R×大牙虎男(ノーナクシン東京/スッワンキントーン サマックレン35kg王者)判定 ※28-29×2、29-29〇鈴木翔大(CYCLONE GYM/スッワンキントーン サマックレン2024年26kg王者、アマチュア25冠)  大牙は身長差を利してミドルを当てていったが、首相撲の上手さでコカし、相手のミドルをかわしてのミドルを決めた鈴木が判定勝ち。 [nextpage] ▼オープニングファイト第1試合 62kg契約セミプロマッチ 1:30×3R〇村田庸介(STAGE青山/スッワンキントーン サマックレン60kg級1位)判定3-0 ※29-28×3、30-28×小田龍志(ONELINK) 村田が2Rから首相撲に持ち込み、ヒザを活用して判定勝ち。
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