▼第3試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
〇愛瑠斗(健成會)
延長R 1分10秒 ※左ハイキック
×鵜澤悠也(RIKI GYM)
※本戦の判定は30-29、29-30、30-30。
1R、愛瑠斗は長い距離で蹴りを多用する。サウスポーの鵜澤は踏み込んで左ストレート、ボディへとパンチを打つ。愛瑠斗は左ハイを3連発、鵜澤はその蹴りを掻い潜ってインファイトを仕掛ける。離れると愛瑠斗は顔面前蹴り。鵜澤の左のガードが下がるところを蹴りで狙い撃ちにする愛瑠斗。鵜澤はジャブを当てていく。
2R、前に出て左ローを蹴る鵜澤だが、距離が開くと愛瑠斗は顔面前蹴りとハイキック。距離を詰めたい鵜澤に愛瑠斗が右三日月蹴り、左前蹴り、右ヒザ。愛瑠斗はクリンチになると首相撲を応用した崩しでたびたび鵜澤をコカしてスタミナを奪っていく。コーナーへ詰めた鵜澤だったが、愛瑠斗はロープに両腕をかけると前蹴りを連打。鵜澤は右足を上げて踏み込んだが、バッティングとなってしまい試合は一時中断。
再開後、逆に前蹴りで愛瑠斗を転倒させる鵜澤が左ストレートもヒットさせる。愛瑠斗は右ハイを空振りするとそのまま回転しての後ろ蹴り。打ち合いに行く鵜澤がパンチをヒットさせるが、ラウンド終了間際に愛瑠斗が前蹴りで鵜澤を転倒させた。
3R、鵜澤は左右ストレートから左ロー、愛瑠斗は下段後ろ廻し蹴りから後ろ蹴りとトリッキーな動き。鵜澤がパンチの連打で愛瑠斗をコーナーに詰めてボディを打つが、愛瑠斗は前蹴り連打で逆襲。鵜澤もバックハンドブローで反撃だ。前に出る鵜澤に愛瑠斗は下がるが、右ミドルを蹴る。愛瑠斗は前蹴り、左右ハイ、後ろ蹴りと蹴り技を連発。さらに左右ヒザ蹴り。終盤、鵜澤はパンチを打たせてもらえなかった。
判定は三者三様のドロー。延長戦へ突入する。鵜澤は愛瑠斗に蹴られても右フックを打つ。愛瑠斗は前蹴りで鵜澤を吹っ飛ばす。そして愛瑠斗の左ミドルからの左ハイがついにヒットし、鵜澤がダウン。愛瑠斗は右ヒザをボディに突き刺すと右アッパー、そして最後は左ハイキック。愛瑠斗が見事な蹴りのコンビネーションでKO勝ちした。
愛瑠斗はマイクを持つと「本戦でずっと勝ててなくて2連敗しちゃって、やっと本戦で勝ててほっとしています。これからKrushらしい試合をしていくのでよろしくお願いします」とアピールした。