▼第4試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)
松本は2015年2月からK-1 GROUPに参戦して6戦負け無しだったが、2020年10月に鈴木勇人にKO負けすると以後は1勝4敗。その1勝を2022年2月に、今回再戦する斉藤から奪っている。戦績は8勝6敗1分。
斉藤は2020年12月に得意の右ストレート&フックで寺島輝にTKO勝ちした一戦が光るが、2021年4月から2024年5月の加藤港戦まで泥沼の6連敗(5KO)。戦績を5勝(4KO)13敗としており、連敗を脱出したいところ。エステサロンを経営する社長でもある。これがラストマッチと決意。
1R、斉藤は右ローから左右フックを打ち、松本はそのフックをかわしてジャブ、右フックを当てに行く。松本は右カーフを命中させていき、斉藤はローを空振りさせられる場面が目立つ。松本は斉藤の攻撃をよくみてかわし、右ストレートと右カーフを当てていく。前に出る斉藤だが空振りさせられ、松茂は右カーフ、ボディへのヒザ。松本の右カーフに下がる斉藤。
2Rも松本が右カーフを蹴っていき、左右のストレート連打。斉藤もワンツーを放つが、松本の右ストレートやジャブで仰け反る。さらに右カーフ。斉藤は飛び込むように右ストレートを打つが、松本の右フックをもらう。松本のワンツー、ヒザ、右カーフ。斉藤はなかなか入れない時間が続く。斉藤はよく見て斉藤のパンチをかわし、右を打ち込む。
3R、松本の右カーフに大きくフラつく斉藤。斉藤は左右フックを繰り出していくが、松本が前へ出て左右のストレートを当てていく。松本の右をもらって一瞬後退する斉藤だったが「コイ」とカモンゼスチャー。松本の右カーフに斉藤は大きくバランスを崩す。斉藤は左右フックで前へ出ようとするが、それをストップする松本の前蹴り。さらに右カーフ。ラスト10秒、斉藤が右ストレート、右フックを当てて試合終了。
判定が告げられると、敗れた斉藤はその場で崩れ落ち、リングに突っ伏して号泣。勝った松本も男泣き。最後は涙を流し合って抱き合い、互いの健闘を称え合った。