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レポート

【Krush】黒川瑛斗が白幡裕星からダウンを奪い新王座に就く、朝久泰央が善戦・龍華に辛勝、長野翔が再戦を制して王座挑戦をアピールし王者・大夢がその場で対戦を受諾、林佑哉が心直をKO、昇也が両者血まみれの判定勝ち、第1試合の上遠野寧吾が戦慄の右アッパーKOで開幕

2024/10/25 17:10

▼第6試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
×心直(REON Fighting Sports GYM/第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
KO 3R 0分34秒 右ハイキック
〇林 佑哉(K-1ジム大宮チームレオン/RKSバンタム級王者)


 心直は“プロフェッショナルシスト”健太の愛弟子で、J-NETWORKフライ級新人王を獲得後、KNOCK OUT、REBELS、シュートボクシングに参戦。SBでは日本バンタム級1位になっている。2022年12月のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦では無敗のホープ乙津陸を判定に破り、王座に就いた。しかし、2023年3月の王者第一戦でMASA BRAVELYに判定負けを喫し、8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では乙津にリベンジを許した。9月からはK-1 GROUPに参戦し、池田幸司と壬生狼一輝にKO負けを喫したが、前回2024年7月に矢島直弥をKOして初勝利。戦績は9勝(2KO)12敗2分。


 林はRKSバンタム級王者、ジャパンカップキックボクシング同級王者のタイトル歴があり、ホーストカップやイノベーションに出場。2024年1月からKrushに参戦。坂本寿希に判定勝ちして初陣を飾ると、6月には白幡太陽をKOしたが、前戦7月に黒川瑛斗にKO負けした。戦績は16勝(12KO)6敗4分。


 1R、左カーフと右インローを蹴る林に、サウスポーの心直は左ミドル。すでに林の右腕は真っ赤に。林は左へ踏み込みながらの右ストレート。左へ回り込む林が左カーフ、心直は左ミドル。心直は左ミドルをわき腹に2発命中させると、手を前に出して“効いただろ”とアピール。


 2R、左ミドルを林の右腕に叩きつけるように蹴る心直。右を出して前へ出ると心直は左のヒザを突き上げる。林が右ボディから左フック、ギアを上げてパンチで前へ出る。右の相打ち気味で弾けるようにダウンしたのは心直。すぐに立ち上がった心直はガードを固めて左ミドルを蹴り、林は前へ出ての右ストレートで2度目のダウンを追加。心直は逆転を狙って左の顔面ヒザ、左ハイを狙うが林がブロック。


 3R、林は左へ回り込みながらカーフを蹴り、左フックでグラついた心直に前へ出て右ストレート、左フック、最後は右ハイと畳み込み、心直が倒れたところでレフェリーが試合をストップした。


 村田はマイク持つと「前回の試合、母が1週間前に脳出血で倒れちゃって。絶対に勝ってパワーを少しでも与えようかなと思ったんでけど負けちゃって。めちゃくちゃ悔しくて何をしているんだと思ったんですけれど、今日勝てて少しでもパワーを与えられたらと思います。前回負けちゃったんですけれど次期挑戦者としてバンタム級タイトルマッチをお願いしたいと思います」と語った。

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