▼セミファイナル(第11試合)RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament決勝戦 3分3R延長2R
〇白鳥大珠(日本/TEAM TEPPEN/第5代RISEライト級王者)
KO 1R 2分52秒 ※左ストレート
×梅野源治(日本/PHOENIX/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者)
※白鳥がトーナメント優勝。
白鳥は3月の開幕戦で白鳥はヘクター・サンチアゴ(ブラジル)に苦戦を強いられ延長戦の末に判定勝ち、しかし7月の準決勝では優勝候補本命と目されていたラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者セクサン・オー・クワンムアン(タイ)から2度のダウンを奪っての完全勝利で決勝へ進出した。
梅野は世界トーナメント開幕戦でル・ジュン(中国)をミドルキックで寄せ付けず判定勝ち、準決勝ではRISEスーパーフェザー級王者でKING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメント決勝進出を果たしたチャンヒョン・リー(韓国)もミドルキックで封じ込め、判定勝ちで決勝へコマを進めた。
1R開始から鋭い蹴りの応酬。サウスポーの白鳥に対し、梅野は左ローと右ミドル、白鳥は蹴りをブロックしながらパンチを狙っていく。白鳥の4連打に梅野もワンツーを返す。梅野の右ミドルをしっかりスネでブロックする白鳥。飛び込んでの左フックから白鳥がラッシュを仕掛け、ボディへの連打から左ストレートでダウンを奪う。
続けて大きく踏み込み、右手で梅野の左のガードを叩き落としてからの左ストレートを直撃させ、梅野が崩れ落ちる。レフェリーがストップし、白鳥が日本人無敗の梅野に初回KO勝ちで世界トーナメント優勝を果たした。
ベルトを巻いた白鳥は思わず男泣き。優勝賞金1000万円を手にした。
白鳥はマイクを手にすると「僕を信じて応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。このトーナメントに僕が最後に(出場が)決まって、ほとんどの人が僕に期待していなかったと思うんですけれど、優勝できたのは僕の力だけじゃなく、チームの仲間、家族、応援してくれた皆さんのおかげです。どの選手も強くて試合前不安で不安で仕方なくて。今回も強気な発言ばかりしていたんですがめちゃめちゃ怖くて。でも自分を信じて、周りを信じてこの結果が出たと思います。トーナメントを獲れたので言った通り、RISEを引っ張て行きたいと思います。これから僕の時代です。天心だけじゃありません。天心を越して、なんなら僕が一番てっぺんにいってやろうと思います」と宣言した。