キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】TEAM TEPPENの新鋭GUMPがKOで王座奪取、昇也はドロー、田中佑樹は判定勝ち、小清水涼太がBreakingDownのATSUKIにTKO勝ち

2024/08/10 23:08

▼第3試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
×タッキー(和術慧舟會SPO富山支部)
判定0-3 ※26-30×、27-30
◯瀧(魁塾)


 現在2連勝中の波に乗っている瀧は1Rから長い手足を活かし攻勢をしかける。じりじりジャブを出しながら距離を詰めていくとローに左フック・膝で圧をかけていく。


 富山出身となるタッキーはステップを踏みながらリングを周ると左右のフックにボディ・アッパーなどを放っていくが瀧にガードされる。何よりリーチの長さにも苦戦か、瀧のジャブ・ローにことごとくヒットを許してしまう。



 2Rもリング中央に陣取る瀧は構えをスイッチしながら圧をかけローに膝と繰り出す。タッキーは回転の速いパンチで素早く踏み込むがこれといった一撃が出ないか。ラウンド中盤にはサウスポーにスイッチしてからの瀧のハイキックがタッキーにクリーンヒットし瀧がファーストダウン奪取。すぐに立ったタッキー、ダメージは少ないもダウンポイントは響き、2R終了時点でのオープンスコアは3名とも17-20で瀧を支援。


 3R、後がないタッキーは逆転を狙いパンチ連打で踏み込みたいが瀧の前蹴りやジャブで距離を保たれ中々懐に入り切れない。瀧はガードを固めながらストレートに左ハイキック、右フック・バックハンドブローなどで1・2R同様に再び圧をかけていく、タッキーはなんとか状況を打破したかったが瀧の攻勢を覆すことは叶わず、結果0-3で瀧が判定勝利を収めた。


 プロデビューから連敗と苦しい時期が続いたが、昨年9月の初勝利からこれで3連勝となった瀧。実力も十二分、勢いそのままにDEEP☆KICK-53kgランキングを荒らす存在になるかもしれない。

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