キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】TEAM TEPPENの新鋭GUMPがKOで王座奪取、昇也はドロー、田中佑樹は判定勝ち、小清水涼太がBreakingDownのATSUKIにTKO勝ち

2024/08/10 23:08

▼ダブルセミファイナル 日韓対抗戦1 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R
◯田中佑樹(HAWK GYM)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×ムン・スンヒョン(韓国/順天アムナットジム)


 ダブルセミファイナルでは日韓対抗戦2試合が組まれた。ダブルセミ1として登場したのは石川県河北郡出身でありRISEランカーの田中。3月には「ABEMA presents RISE ELDORADO 2024」にて齋藤紘也(WSRフェアテックス三ノ輪)とのRISEvs.K-1対抗戦に出場するも自身初のKO負けを喫し今回が復帰戦となる。


 対するはムン・スンヒョン。プロ戦績は12戦8勝4敗を誇り冷静に相手を支配する頭脳派ファイターだ。


 1R、地元開催ともあって気合十分の田中は早い踏み込みからのストレートにフックでどんどんと攻勢に向かう。途中、ムンがローブローを被弾し一時試合がストップされる。再開後、ムンは左ミドルにボディ・バックハンドブローと放っていくが田中の左フックにストレートなど早いパンチが度々ヒット。今にもダウン奪取となりそうなほど田中が攻勢を見せるがムンも韓国人ならではの打たれ強さを見せ1Rはそのまま終了。


 続く2R、細かくインローを放ちながらボディにストレート・フックと1Rに続きヒットを重ねていく田中。ムンはガードを固めながらミドルにハイ・ストレートと手数を増やしていくが押されてる印象は否めない。2R終了時点でのオープンジャッジでは2名が20-18、1名が20-19で3者共に田中を支持する。


 最終ラウンド、ムンは早々からワンツー連打にミドル・ハイ、二段蹴りなど更に手数を増やしていく。田中はじっくりガードを固めながら圧をかけていき鋭いストレートにフックと放つ。田中はやはりKO勝利狙いだろう、手数を増やしてきたムンの攻撃を冷静に対処しながら要所で威力ある一撃をヒットさせていく。ラウンド後半にはミドル連打でムンは最後のラッシュをかけるが倒しきるには至らず、田中もワンツーなどでKO勝利を狙うも倒しきることは出来ずに試合終了。


 判定は3-0で田中が判定勝利を収めたが地元でKO勝利することが出来ず少し悔しい表情を浮かべた。


 試合後、マイクを握った田中は関係者・対戦相手のムンに感謝を述べると「KO勝利したかったんですが、せっかくの地元なので、僕の事を長く見たかったと思うので、3R戦ったという事にしておいてください(笑)僕がキックボクシングを続けれてるのは周りの方々や家族のおかげ、いつもは東京で試合なのでこれなかったけど今日は家族が見に来てくれたのでお礼が言いたいです」と言い、リング上からご両親に向けて「つらい時もいつもサポートしてくれて、そして今月お母さんの誕生日ということもあって絶対に勝ちたかったので勝ててよかったです、本当にいつもありがとうございます」とご両親に感謝を述べた。


 するとその後「ゆくゆく対戦したい相手がいて、ケルベロス選手、どうですか、見たくないですか!」と同じRISEランカーでありDEEP☆KICK-65kg第3代王者である木村“ケルベロス”颯太(NJKF心将塾)との対戦願望を明かした。果たして次はRISEの地でケルベロスとの対戦に漕ぎつけることは出来るのか。

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