キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】TEAM TEPPENの新鋭GUMPがKOで王座奪取、昇也はドロー、田中佑樹は判定勝ち、小清水涼太がBreakingDownのATSUKIにTKO勝ち

2024/08/10 23:08

▼ダブルセミファイナル 日韓対抗戦2 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R
△昇也(士魂村上塾)
ドロー 判定0-0 ※29-29×3
△ナム・ミョンチョン(韓国/TJジム)


 K-1を主戦場に戦う石川県ファイターの昇也がDEEP☆KICKに初出場、日韓対抗戦としてナム・ミョンチョンと対戦。昇也は第4代Bigbangスーパーライト級王者・第11代MA日本キックボクシング連盟スーパーライト級王者と2つのベルト戴冠歴があり“竜魂伝承”の異名の元、高いタフネスと威力抜群のパンチ・蹴りで攻勢に出る実力者。


 対するナムはプロ戦績7戦5勝2敗を誇り常にフルスイングで前に出るファイター。


 1R、昇也はサウスポーに構えコツコツとローを合わせながら圧をかけていくと、右フックにストレートと重いパンチを放っていく。ナムもやや下がりながらも打ち合いに応戦、アッパーにストレート・膝とこちらも威力あるパンチ・蹴りを繰り出していく。昇也はどんどんとプレッシャーをかけながら右フック・ストレートに加え左ハイに膝・バックハンドブロー・飛び膝蹴りと多種に繰り出していく、ナムも前評判通り威力のある左右のフックにボディ・ストレートと返していくが互いにクリーンヒットは少ないか。ラウンド通じてナムが昇也に下がらされる場面は続くも1Rは互角の印象。


 2R、パンチに加えハイに膝を混ぜていくナム、昇也は1Rに続きローを放ちながら前進し近い距離で上下にパンチを打ち分ける。ナムは距離を取りたいが都度昇也に詰められ、やりずらそうな表情を見せるも膝蹴りに活路を見出し昇也の入り際を抑え膝、そして離れるといった展開が続く。昇也もラウンド後半にはギアを上げていくも印象を覆すに至らない、2R終了時点での途中経過は1名が19-19、2名が19-20でナムを支持する。


 3R、後がない昇也はさらに圧を強めていき近い距離で得意のパンチを振るっていく。ナムは前蹴りを放ちながら近い距離では膝と繰り出していくが1Rから受けているローに加えスタミナ切れも伺える。どんどんと圧を強めてくる昇也にナムは度々クリンチをしてしまいレフェリーより警告(1Rに口頭注意あり)が与えられる。残り1分、昇也は逆転の一撃を狙いパンチにローとどんどん繰り出していくがナムはフラフラになりながらも決して倒れない。ギリギリまで昇也は逆転勝利を狙っていったが試合終了。


 3Rには昇也が攻勢を見せるも結果は3者共に29-29でドロー、日韓対抗戦2は引き分けで幕を閉じた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.333
2024年7月23日発売
UFC6連勝で日本人初の王座を射程に入れた平良達郎、ペティス下した堀口恭司ら軽量級の雄を特集! RIZIN井上直樹×高木凌、K-1から金子晃大、玖村将史らを直撃。武尊×野杁×与座も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア