▼第5試合 DEEP☆KICK-65kg契約 3分3R
×石田 迅(LEGEND GYM)
TKO 1R 3分00秒
〇吉瀧 光(KING LEO)
昨年6月にDEEP☆KICK-65kg第4代王者に輝くも4月の初防衛戦では和田哲平(FASCINATEFIGHT TEAM)に敗北してしまいベルトを奪われてしまった石田が再び王座返り咲きを狙いリングに上がる。対するは吉瀧。富山県出身でMMAやラウェイなどで打ち合い上等で勝利を掴んできた実力者、DEEP☆KICKには約5年ぶりの出場となる。
両者共に打ち合いを好む選手なだけに早々の決着も予想されたが、その予想通り、試合は1Rで勝負がつく。
1R、ゴングと共に走り出していき飛び膝蹴りを放つ吉瀧、ガードした石田はすぐさまに得意のパンチでお返しの左フック。互いに闘争本能丸出しといったところ、近い距離で石田はストレート・フックとパンチを主体に、吉瀧はサウスポーからパンチの中に奥足へのロー・ミドル・膝といった蹴りを混ぜていくなどラウンド序盤から互いにヒットは多い。
その後、互いに打ち疲れからかやや失速するも石田はフェイントを混ぜながら威力抜群のパンチを振るっていく、吉瀧はガードを固めながらパンチに膝を返すといった所だ。そしてラウンド終盤、石田がローブローを被弾し一時試合が止まったあとだった。再開後激しくリング中央で殴り合う両者、石田の左フックが吉瀧を捉える。笑みを浮かべながら更に圧をかけていく石田に吉瀧のカウンターの右フックが石田にクリーンヒット。
そのままバタンとリングに倒れる石田、何とか立とうとコーナーまで這い進みロープを掴むもダメージの深刻さを確認したレフェリーが試合をストップ、1R3分ちょうど、吉瀧がDEEP☆KICK元王者相手に一撃KO勝利を掴んだ。
試合後、マイクを握った吉瀧は「前王者の石田選手をKOで倒したという事で、タイトルマッチどうですか!僕もベルトが欲しいです」とタイトルマッチを直訴。現在、同級1位は石田のため、その石田を倒した吉瀧は確かにランキング上位は確定だ。石川県出身王者である大樹に続き、富山県に拠点を置く吉瀧が北陸3県2人目の王者となるか。