キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】TEAM TEPPENの新鋭GUMPがKOで王座奪取、昇也はドロー、田中佑樹は判定勝ち、小清水涼太がBreakingDownのATSUKIにTKO勝ち

2024/08/10 23:08

▼スペシャルエキシビジョンマッチ 2分2R
―政所 仁(魁塾)
判定無し
―松本天志(TARGET SHIBUYA)


 第5試合終了後、スペシャルエキシビジョンマッチとして対峙したのはRISEスーパーフライ級1位の政所とRISEフライ級2位であり石川県出身である松本。政所はRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント優勝、松本はRISENEW WARRIORS フライ級トーナメント優勝と各階級におけるトーナメントを制覇した強者同士であり、松本は昨年10月、政所は6月にタイトルマッチに挑み悔し涙を飲んでしまうも、次代の王者として期待されているRISE軽量級を代表する選手同士の豪華エキシビジョンマッチが開催された。


 1Rからハイスピードな展開。松本が速いパンチの連打からローにバックハンドブローと繰り出すと政所は1つ1つの攻撃に丁寧に対処しながらフックにミドル・ストレートと返していく。ただその1つ1つのスピードが恐ろしく早い、観客たちもエキシビジョンマッチとは理解しながらも固唾を飲んで試合にくぎ付けとなっていた。ラウンド後半には松本の二段蹴りでガード上から政所が倒されると、今度はお返し?と言わんばかりに政所はドロップキックをお見舞い。会場はさっきの緊張感とは打って変わって笑い声で溢れた。


 その後、松本もセコンドからの「やり返せ」との声にドロップキックを狙い放つも「下手くそ」と言われてしまう内容で終わった。


 2R、もはや説明不要と言える程ハイスピードな応戦が続いていく。松本陣営のセコンドが「仁、倒しに行けよ」と発すると、今度は政所陣営から「天志行け、倒しに行け」と発されるなど会場の雰囲気は柔らかい。そして残り時間10秒のコールが鳴ると2人は一斉にノーガードでの打ち合いを披露。ゴングが鳴らされるまで打ち合った両者はゴング後笑顔で抱き合った。


 試合後、政所がマイクを持つと「DEEP☆KICK石川県大会ということで、久しぶりにDEEP☆KICKのリングに上がれました。本当はRISEのベルトを持ってここに上がる予定でしたが、獲れなかったので、次上がらせてもらう時はベルトを持ってくるので、応援よろしくお願いします」と語った。


 続いて松本がマイクを持つと「地元の開催に呼んでくださった関係者の皆様ありがとうございます」と感謝を述べ「仁君のことはプロデビューする前から知ってて、仁君に憧れて僕のプロデビューの時の入場曲は仁君と同じ曲を使ってました。本当に、そのような選手とエキシビジョンマッチが出来て光栄です。8月31日にRISEで試合(RISE181)が決まっているので、そちらも応援お願いします。最後にこの後も石川県の強い選手たちが出てきますので応援お願いします!」と締めた。

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