フライ級本格参戦の安芸が、西村に48秒TKO勝ち「ここからどんどん上に行く」
▼第4試合 フライ級 5分3R
○安芸柊斗(MMAZジム)
[1R 0分48秒 TKO]
×西村大地(BLOWS)
※レフェリーストップ
[レフェリー]岡田剛史
【写真】サステイン(ツイキャス配信)
四国の雄・安芸柊斗(MMAZジム)の参戦が決定。フライ級への本格的な階級変更を行う為の試金石的な意味合いを持つ重要なカードが決まった。
立ちはだかるのはBLOWSの西村大地。西村は勝ち星よりドローが多いという粘り強さを持つキャリアの持ち主。高岡宏気、宇田悠斗、堀川55滉介などフライ級の実力者達とも痛み分けに終わっている。
決定打はないが、その分ディフェンス力に優れており、一皮剥ければ面白いファイターになるだろう。実力は安芸の方が上と見られているが、西村が開き直った気持ちでぶつかれば結末はわからない。
一方の安芸は、驚異の6連勝から、2023年7月の新井丈とのストロー級世界タイトル戦、2023年12月の猿丸ジュンジとのフライ級での“修斗伝承マッチ”に敗れ、大物相手に現在2連敗中。
ここを越えなければ群雄割拠のフライ級侵略に黄信号が点滅する。ここで連敗を止めるか。
1R、ともにオーソドックス構え。先に安芸が左ジャブから右カーフを当てる。さらに右カーフに西村がバランスを崩す。安芸は左ジャブ、右ストレートで前に出ると左インロー。
詰めて来た西村に左に回りながらひっかけるように左フックを当てると、ワンツーの連打、ケージに詰めてその5発目の右フックをクリーンヒットさせると前屈みになった西村に左右ラッシュ! 西村はガード固めて動けず、レフェリーが間に入った。
48秒TKO勝利の安芸は「去年、タイトルを経験して、修斗伝承も負けて2連敗してしまって、セコンドに入っている2人とか、応援してくれているみんなにはすごいしんどい思いをさせてしまったかなと思ったんですけど、今日、フライで再起戦、フライでの本格的に階級上げての1戦目でKO勝ちできて、ほんとうに良かったなと思います。ここからどんどん上に行くんで、俺を見ていてください。ありがとうございました」と語った。