1、2Rともに亮我がテイクダウンからパウンドでヤックルに判定勝ち、11.30後楽園で須藤晃大と対戦へ
▼セミファイナル 第5試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2024 フライ級 5分2R
×ヤックル真吾(勝ち点3/T-REX柔術アカデミー)
[判定 0-3]
○亮我(勝ち点3/ゴンズジム)
[レフェリー]岡田剛史
[サブレフェリー]
片岡誠人 17-20(1R 8-10/2R 9-10)
豊島孝尚 17-20(1R 8-10/2R 9-10)
安芸佳孝 18-20(1R 9-10/2R 9-10)
【写真】サステイン(ツイキャス配信)
インフィニティリーグ2024 フライ級公式戦、世界ランカーのヤックル真吾(勝ち点3/T-REX柔術アカデミー)と2023年度新人王MVPの亮我(勝ち点3/ゴンズジム)が対戦。
ヤックルは5.19ニューピアホール大会で行われたリーグ初戦で須藤晃大に19秒KO負けを喫し、まさかの黒星発進に。ギアを上げる前に倒されてしまい悔しい敗戦となった。
一方、地元関西出身の亮我は、アマチュア時代からその強さで評判高く、全日本に出場することなく、2022年4月の前田吉朗引退興行でプロデビューし、梅永海世に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。
修斗新人王の決勝で対戦相手の永留惇平の計量オーバーにより試合が不成立となる不運もあったがMVPを獲得。現在まで6勝0敗2分と無敗の快進撃を続けている。
2024年のインフィニティリーグは大荒れになりそうな予感がする中、世界ランカーと新人王MVPの意地と勢いが正面から激突する。
1R、ともにオーソドックス構え。ヤックルの左ローをかわした亮我。左フックから右、さらに連打で詰めて左フックをヒット。ヤックルの右の打ち返しをかわしてケージに詰めるとヤックルの組みにボディロックで組んで大内刈テイクダウン!
フルガードのヤックルの立ち際に左腕を差し入れて背中に回る亮我は右足をかけてパウンドを連打。片ヒザ立ちのヤックルは背後の右腕を手繰るが、腕を抜く亮我は、パウンド。背後から左手首をコントロールして右手の強いパウンド!
両足をかけてバックマウントの亮我が鉄槌からリアネイキドチョークも狙う。左右に回って暴れるヤックルに左腕を喉下に入れる亮我に、その後ろ手を掴んで剥がすヤックル。亮我はワンハンドで絞めを狙うがホーン。
最終回の2R、亮我のシングルレッグをスプロールするヤックル。圧力をかけるヤックルは右ストレート。左アッパーから右ストレートを打ち込むと、そこに亮我はヒザ蹴りを合わせる。
左ジャブでヤックルのアゴを上げさせる亮我。ヤックルは左ミドル。続くヤックルの右ストレートにカウンターのダブルレッグで豪快に持ち上げテイクダウンを奪う亮我は、フルガードのヤックルにヒジ。左腕をオーバーフックするヤックルに左でヒジ打ちの亮我。
下から亮我の首を抱えるヤックルはハイガードを狙うが、潰した亮我の左の強振をすかして返そうとするヤックルだが、身体を中央に戻す亮我。抱き寄せるヤックルにトップから鉄槌、パウンド。腰を切ろうとするヤックルを潰して終了間際に上体を起こしてパウンド連打でホーン。
ジャッジ2者が20-17、1者が20-18の判定3-0で亮我が勝利。勝ち点2を追加し、合計5点となった亮我は、11月30日の後楽園ホール大会で須藤晃大(勝ち点9)と対戦へ。亮我は次戦で1Rフィニュシュで同点という状況に。
試合後、亮我は「8カ月ぶりの試合で、もうワクワクしとって、メッチャ楽しかったです。次インフィニティ、もう俺が優勝するし、俺が一番強いと証明するんで、よろしくお願いします」と優勝宣言した。