(C)Keisuke Takazawa/GONG KAKUTOGI
2024年7月14日(日)満員の東京・後楽園ホールにて『DEEP 120 IMPACT』(U-NEXT配信)が開催された。
▼第10試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
×鈴木槙吾(Mil gracias)王者 76.95kg
[1R 1分23秒 TKO]
〇佐藤洋一郎(KATANA GYM)挑戦者 77.05kg
王者の鈴木は、MMA13勝14敗2分。2022年8月に2022年8月にDEEPマット初参戦で住村竜市朗を1R パウンドで下すと、2023年2月に当時の王者・阿部大治に挑戦。2R ギロチンチョークで一本勝ちでウェルター級新王者となった。
しかし、2023年9月の前戦・BLACK COMBATとの対抗戦では、初のミドル級戦で韓国のチェ・ジュンソに初回、右ストレートでTKO負けしている。今回はウェルター級に戻し、初防衛戦に臨む。
対する佐藤は、MMA24勝13敗3分。2010年にカン・ミンジョンを下し、修斗環太平洋ミドル王座を獲得。2016年からDEEPに参戦し、2018年4月にDEEPウェルター級王座戦で王者の住村竜市朗に挑戦も判定負けで戴冠ならず。
一時は4連敗も喫したが、2022年5月に小林ゆたか、9月に嶋田伊吹、2023年4月にキム・デファンをいずれも判定で破り、3連勝。
2023年10月にグアム『BRAWL 3』でJ.J・アンブローズとドローと。2024年4月に嶋田との再戦で1R リアネイキドチョークで一本勝ち。試合後、「もう相手いないから、チャンピオン逃げないで。戦いましょう」と鈴木に挑戦を表明していた。
鈴木「初防衛戦ですが、いつものようにはっきりしたいい試合をします」
佐藤「最近ウェルター級が盛り上がってないので、いい試合でいい勝ち方をして盛り上げたいと思います」
1R、ともにオーソドックス構え。鈴木は右カーフ。佐藤は左ミドル。左ジャブ。右ストレートを突く鈴木。ワンツーの右を伸ばすと左ハイ。
ブロックする佐藤は左ミドルも掴む鈴木。右を当てて前に出ると、左右ラッシュも金網づたいに回る佐藤は鈴木の右にカウンターの右フック!
鈴木がダウン! 佐藤が右のパウンドで鉄槌を落とすと、レフェリーが間に入った。
新王者としてベルトを巻いた佐藤は、「やっとチャンピオンになれました。ジムを作って勝つ姿を見せられなくても、負けて立ち上がる姿を見せて、今日こうしてベルトを獲れて良かったです。ジムをほったらかして自分の練習をやらせてもらって、KATANA GYMの後輩・先輩の方々のおかげで勝てました。ありがとうございました」と語った。