(C)RIZIN FF/Zuffa LLC/UFC
『RIZIN.47』のリング上で、UFCとの契約を発表した朝倉海(JAPAN TOP TEAM)が、オクタゴンでの目標をUFC世界バンタム級王者のショーン・オマリー(米国)に定めた。
10日の元谷友貴のYouTube『【ドッキリ】朝倉海のUFC参戦について色々聞いてみた』では、2023年5月の『RIZIN.42』で朝倉と対戦した元谷が、朝倉の事務所に潜入してソファに寝そべり、本誌『ゴング格闘技』で顔を隠して「お疲れ、練習終わった?」などとドッキリを仕掛ける様子が映し出されている。
そこで元谷は、朝倉海に単刀直入に「UFC決まっていますか?」と質問。海は「決っています。契約書も届いていています」と笑顔で答えた。
気になる参戦階級については、「階級はまだ話し合っている最中でフライ級かバンタム級、どっちでもUFCはウェルカムって言ってくれているので、相手とかも含めながら、ちょっといま交渉しているところですね」と、交渉中とした。
しかし、海のチャレンジは将来的には“怪物ぞろい”のバンタム級に心が向かっているようだ。「戦いたい相手はショーン・オマリーですね。そこを倒すのが今の目標ですね。スーパースターなんで食ったら盛り上がる。行ける感覚はあります。自信はあります」と、現UFC世界バンタム級王者を倒し、世界最高峰の頂に立つことが目標と語っている。
「9月くらいには試合をしたい」という海のオクタゴンデビュー戦の相手は誰になるか。
朝倉未来は同日、YouTubeチャンネルを更新し、海のUFC参戦について「超厚待遇」と明かしている。
「ほんとうに海、めちゃくちゃ強くなってるんで、JTTの環境も良くて、チャンピオン行っちゃうんじゃないかな」と、期待を寄せると、「しかも、超厚待遇みたいですぐにタイトル戦とか行っちゃうと思う。これでUFCチャンピオンになったら、アジア人男子初ですから快挙ですよ。世界一ですから」と、タイトルマッチまでの道筋が出来ているとした。
朝倉海のUFC契約により、RIZIN王者のUFC参戦は3人目となる。
1人目は、初代RIZINライトヘビー級王者のイリー・プロハースカで、UFC初戦で同級7位のヴォルカン・オーズデミアと対戦し、2R KO勝ち。2戦目で3位のドミニク・レイエスを2R KOに下すと、3戦目で王者グローバー・テイシェイラに挑戦。5R、リアネイキドチョークによる一本勝ちで王座についている。
2人目は、第2代RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプで、朝倉海を2R TKOに下し、RIZINのベルトを手土産にUFCとの契約を決めると、フライ級に落としてオクタゴンに参戦。初戦で、現フライ級王者で当時5位のアレッシャンドリ・パントージャと対戦し、判定負けの黒星デビューとなっている。その後、2連敗からの4連勝で7位にランクを上げ、2024年7月27日の次戦では6位のムハンマド・モカエフとの対戦が決まっている。
RIZINバンタム級王者の朝倉海は、UFCバンタム級、あるいはフライ級でどんな相手と初戦でマッチアップされるか。