MMA
レポート

【RIZIN】堀口恭司がセルジオ・ペティスとの再戦で判定勝ち、クレベルがアーチュレッタを初回ヒールフックで極める! 上田がコバルチェクに一本負け、無敗シェイドゥラエフが武田に一本勝ち、ダウトベックが6連続1R勝利「王者目指す」、ベイノアが体重超過のケースに判定勝ち

2024/06/09 13:06
 2024年6月9日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて『RIZIN.47』が開催された(※選手名からインタビュー)。 ▼第9試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R〇堀口恭司(アメリカントップチーム)※現RIZINフライ級王者、元RIZIN&Bellatorバンタム級王者=60.75kg[判定3-0]×セルジオ・ペティス(ルーファスポーツ)※元Bellatorバンタム級王者=60.8kg ジャッジ:石川喬也 〇[D0-0/ A0-0/ G20-0]豊島幸尚 〇[D0-0/ A0-0/ G20-0]橋本 貴 〇[D0-0/ A30-0/ G20-0]  堀口とペティスは2年半ぶりの再戦。  前回は2021年12月の『Bellator 272』で「Bellator世界バンタム級タイトルマッチ」として、元同級王者でRIZINバンタム級王者だった堀口恭司が、Bellator同級王者のペティスに挑戦。  試合は、3Rまで堀口が打撃で出入りしてテイクダウンも奪取。カーフキックも当ててペティスを転倒させるなど攻勢だった。  チャンピオンシップラウンドとなる4Rに突入し、ここでも堀口がニータップでテイクダウンで上になるも、米国モヒガンサンアリーナの観客のブーイングに堀口はペティスを立たせている。  その後、堀口の左フックをかわして懐に入ったペティスが近距離で右ハイキック。堀口はそれを瞬時に察知し、頭を下げてダッキングしてかわすが、ペティスはその回転のまま、振り向きざまに左のバックフィスト。堀口のアゴを打ち抜いて、失神KO。ペティスがBellator王座初防衛に成功している。  その後、ペティスは右ヒザの前十字靭帯を損傷の怪我を経て、2023年6月に1階級上のBellator世界フェザー級王者パトリシオ・ピットブルの挑戦を受け、5R判定勝ち。2度目の王座防衛に成功。  しかし、2023年11月の前戦で、負傷中にバンタム級暫定王者となっていたパッチー・ミックスとの王座統一戦に臨み、2R リアネイキドチョークで一本負け。王座陥落している。  一方、堀口は、ペティスに4R KO負け後、Bellatorバンタム級ワールドGP1回戦でパッチー・ミックスに5R 判定負けで連敗も、2022年9月の金太郎戦で2R 肩固めで一本勝ちして再起。  2022年12月に「フライ級」で扇久保博正に判定勝ちすると、RIZINバンタム級王座を返上。2023年12月の前戦で、神龍誠を2R リアネイキドチョークで極めてRIZINフライ級王座についている。  今回の試合は、バンタム級のセルジオ・ペティスの体重に、堀口恭司が合わせた形に。フライ級に戻した堀口は、再びバンタム級でペティスにリベンジなるか。  前戦とは異なる「ノンタイトル」での3R戦で、今回は堀口のホーム。RIZINでのRIZINルールでの対戦・ジャッジ基準でリング使用となる。両者はどんな試合を見せるか。堀口のセコンドにはマイク・ブラウン。ペティスのセコンドにはデューク・ルーファスがつく。  1R、オーソドックス構えの堀口。ペティスはオーソから。堀口の右とペティスの右が交錯する。さらに右カーフを当てる堀口。ニータップからコーナーまでドライブする堀口。ペティスはコーナー背に首をニンジャに狙いながら、右ハイを見せる。  右ストレート、右カーフの堀口。スイッチするペティス。足をシャフルするとそこに右ローの堀口。左に回りながら、ペティスの右をかわして左! ペティスはヒザを落とす。堀口は右ハイをスリップもシングルレッグで上に。そこにギロチンチョークを狙うペティスは下に。  背中を着いてクローズドガードのペティス。左足をまたいでハーフもフルガードに戻すペティス。下から首を引き付ける。ブレーク待ちか。細かいパウンドの堀口に下からオモプラッタ狙いのペティス。腕を外して後転させて再び上は堀口。ペティスはバックは見せずにガードを取る。  2R、ペティスはオーソ。右を突いてコーナーに詰めて足を腹っいながらテイクダウンは堀口。ギロチンチョークのペティスに頭を抜く堀口。右をオーバーフックするペティス。堀口は右足をヒザ上に乗せて設置させず押し込み。細かい左のパウンド。頭を抱き寄せるペティスはコーナーで上体を立てようとするが、蹴り上げをすかしてまたも押さえ込む堀口はペティスに背中を着かせてパウンド。  下から蹴り上げるペティスの立ち上がりに右フックからダブルレッグは堀口。セルジオのニンジャチョークも防御し、ブレーク。中央再開。ペティスの右後ろ廻し蹴りをかわす堀口。ペティスはシングルレッグも堀口が切ってゴング。  3R、詰める堀口に中央を取りに行くペティス。堀口の右カーフをかわしてサウスポー構えに。前後のステップの堀口はニータップのフェイントから右で離れる。ペティスの後ろ廻し蹴りをかわす堀口。右を突く。堀口の右の飛び込みに左を合わせたペティス”! 尻餅をついた堀口の立ち際にペティスはダースチョーク!   仰向けになって外して立ち上がる堀口。ペティスの左ハイをバックステップでかわす堀口。オーソに戻すペティスに堀口は右ジャブから左も軸がぶれる。立て直し右ロー。サウスポー構えのペティスに左前手のフック。ペティスは左ハイ。ブロックするペティスはサイドキック。堀口はサウスポー構えののペティスに右オーバーハンド! ペティスの右ハイをかわして右で尻餅着かせるとトップに。下から殴るペティスを押さえつけてゴング。  判定は3-0で堀口が勝利。ペティスにホームでリベンジを果たした。試合後、堀口は「誰だ? 負けるって言ったヤツは? 榊原さん(笑)。リマッチをありがとうございました! 川村直央、いや堀口直央さんちょっと来て。早くして! 結婚してからの初めての試合で彼女、すごく緊張していたんですよ。何か一言!」とマイクを向けて、愛妻から『おめでとうございます!』と祝福され、「以上です!」と妻の言葉で締めた。 [nextpage] ▼第8試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)※元RIZINフェザー級王者=66.0kg[1R 2分25秒 ヒールフック]×フアン・アーチュレッタ(米国)※元RIZIN&Bellator世界バンタム級王者=66.0kg  鈴木千裕が王座に就く、RIZINフェザー級の「次期挑戦者決定戦」と位置づけられる一戦。  クレベルは、2019年9月からMMA7連勝でRIZINフェザー級王座を戴冠。2022年大晦日にパトリシオ・ピットブルに判定負け後、2023年6月に現同級王者の鈴木千裕との王座戦で400gの体重超過で王座剥奪も、1Rに腕十字を極めた(※ノーコンテスト)。  2023年9月に金原正徳に判定負けで約14年ぶりに日本人に敗れるも、2023年12月に斎藤裕を3R ダースチョークに極めて再起を果たしている。  今回のアーチュレッタ戦の決定に、クレベルは堀口恭司(vs.セルジオ・ペティス)が所属する米国フロリダのアメリカントップチームで出稽古を行っており、北米MMAの猛者であるアーチュレッタ対策を練っている。  対する、元NCAAディビジョン1レスラーのアーチュレッタは、KOTC時代に、世界ジュニアウェルター級・ライト級・バンタム級・フライ級の四階級を制しており、昨年末バンタム級からフェザー級転向を表明していた。  2019年9月に、Bellator世界フェザー級王者パトリシオ・ピットブルに挑戦するも5R判定負けで戴冠ならなかったアーチュレッタは、2020年9月の「Bellator世界バンタム級王座決定戦」でパッチー・ミックスに判定勝ちでバンタム級王座戴冠。  2021年5月にセルジオ・ペティスに判定負けでバンタム級王座から陥落すると、2022年12月にRIZINバンタム級に初参戦。  強豪キム・スーチョルにスプリット判定勝ちを収めると、2023年5月に井上直樹にも判定勝ち。2023年7月の『超RIZIN.2』での「RIZINバンタム級王座決定戦」で扇久保博正に判定勝ちし、米国人史上初のRIZIN王座獲得に成功している。  しかし、2023年大晦日の『RIZIN.45』での「RIZINバンタム級タイトルマッチ」で2.8kgの体重超過。ベルト剥奪の上、レッドカード・戻し体重制限のなか、朝倉海に2Rにヒザ蹴りをボディに受けてダウンし、そのままパウンドでTKO負け。RIZINで初の黒星を喫していた。  日本での再起戦は、2020年1月にヘンリー・コラレスに判定勝ちして以来となるフェザー級(66kg)戦に。タフなレスリングによるテイクダウンと、MMA打撃が融合したアーチュレッタは、これまで一本負けは、キャリア2年目の2015年3月にWSOFでアンドレス・ポンスの三角絞めに敗れた1敗のみ。  RIZINフェザー級でアーチュレッタが二階級制覇に向けて、元王者を下すか。それともクレベルが、返り討ちにするか。アーチュレッタのセコンドには元K-1のドゥエイン・ラドウィック。クレベルのセコンドにはマルキーニョス、サトシ、鈴木博昭。  1R、グローブタッチ。遠間に立つ両者。ともにオーソドックス構え。クレベルの右ローに、アーチュレッタがワンツースリーで詰める。さばくクレベルに右ロー。クレベルも右ロー。左右連打の飛び込みに右の蹴りを返す。  両手を左右に回すクレベル。左の蹴りを出すクレベル。それを取らせたか。アーチュレッタは左のニータップで軸足を払ってテイクダウン、クレベルはドンキーガードから股を潜りバック狙いから足関節へ。反転したアーチュレッタが足を抜こうとした瞬間にクレベルは左足をヒザ上で組んでストレートフットロックから内ヒールフック! アーチュレッタのヒザが外側に曲がり、すぐにタップした。  試合後クレベルは、「みんな半分はいつも(自分を)信じられない。何回も戦う、私、何回も信じてください。あと、でも鈴木千裕、なぜ逃げる、いつ戦う?」と王者に対戦を要求。  鈴木は「逃げないよ、いつでもOK。やろうぜ」と回答すると、クレベルも「よし!」と咆哮。「榊原さん、タイトルマッチ! 自分の子供も来る。10月やりたい。なんで(鈴木)怒った? 1、2、3、ボーペガー!」とマイクで叫んだ。  解説席の鈴木は「まず五味さんをKOしないと。ぜひ皆さん観に来てください。そしてパッキャオをKOして、クレベル、ピットブル、全員KOして今年を締めようと思ってるんで、楽しみにしてください」と語っている。 [nextpage] ▼第7試合 RIZINヘビー級(120.0kg)5分3R×上田幹雄(BRAVE)111.3kg[1R 腕十字]〇シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)114.65kg  上田は、MMA3勝1敗。1995年5月1日生まれで身長187cm。5歳から極真空手を学び、2021年にMMAに転向するまで約20年間、厳しい修練を積んできた。空手に専心する一方、13歳から2年間は部活動で柔道と相撲を経験。2019年11月の『』第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』では16年ぶりに日本人王者に輝いた。  2022年4月、初参戦のRIZINで髙阪剛にTKO負けを喫しMMAデビュー戦は黒星スタートも、同年12月、GRACHANで韓国のソン・ムジェを相手に1R TKOで初勝利。23年6月、RIZIN2戦目で関根“シュレック”秀樹を1R早々にキックでTKOしRIZIN初白星を飾った。3戦目の大晦日大会ではヘビー級国内最強と名高いスダリオ剛を極真仕込みの近い間合いの打撃でダウンを奪い、2R TKO勝ち。今回は自身より6cm身長が高くリーチも長いコバルチェクに長・短距離でのフルコンタクト仕込みの突き・蹴りで極真の強さを証明するとともに、柔術国内王者経験もある相手に、BRAVE仕込みのグラウンドでの成長も見せつけたい。  コバルチェクは、MMA3勝0敗。1998年6月28日生まれで身長193cm、体重:120kg。ポーランドのビッグイベントKSWから送り込まれる期待の新鋭で、KSWのマッチメイカーが満を持してKSWでのデビューを考えていたが、RIZINとの交流の中で、今回RIZINデビューさせることが決定した。  幼少期から体格に恵まれており教師の勧めで12歳から6年間は陸上の砲丸投げとハンドボールを経験、いずれもポーランド国内大会に学校の代表として出場した。その後18歳から格闘技を始め、ブラジリアン柔術、レスリング、ボクシング、キックボクシング、テコンドー、ムエタイを習う。アマチュアMMAで22試合を経験し、20勝(一本×3、KO×2)2敗という輝かしい戦績を収め、ポーランド王者にも4度輝いている。さらにブラジリアン柔術でもADCCポーランド杯BJJ中級+100kg級(NOGI)で優勝するなど、好成績を挙げてきた。 23年、国内のプロモーション「バビロンMMA 36」でプロMMAデビューして以降、これまで3戦すべてにおいて、長いリーチを活かした鋭いパンチとテイクダウンを織り混ぜ、最終的には強烈なパウンドを叩き込み1R TKO勝利を収めている。今回、初参戦のRIZINで上田幹雄を相手にそのグラウンドテクニックはもちろん得意の左ストレートや右オーバーハンドを浴びせプロ無敗記録を更新するとともに、“極真で一番強い男” の首を狩り、一気にその名を日本に轟かせたい。ニックネームは自身の名前の一部でありポーランド語で「職人」を意味する「Kowal(コヴァル)」。 1R、ともにオーソドックス構え。上田は右前蹴り。それを掴んだコバルチェクがボディロックテイクダウン。亀から立とうとする上田にヒザ! 左手首をコントロールするコバルチェクは崩し。再び亀にさせると、右の鉄槌。そのスペースで立とうとする上田をバックへ引き込み両足をフック。上田の正対際に右足を顔にかけて腕十字! 最後はうつぶせで極めた。     試合後、コバルチェクは、「ニッポン、こんにちは。とても嬉しくて、非常に綺麗な国で優しくてまた日本に来たいと思います。この試合の結果はこれまで応援してくれた皆さんのおかけです。ほんとうにありがとう。また皆さんと再会したいと思います」と語った。 [nextpage] ▼第6試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R×武田光司(BRAVE)=65.85kg[1R 4分04秒 リアネイキドチョーク]〇ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)=65.95kg  シェイドゥラエフは、MMA戦績10勝0敗、フィニッシュ率100パーセントのキルギスの23歳。アマチュアMMAのGAMMAフェザー級王者から、ロシアACAで連勝後、2023年2月のONE Championshipでマーティン・ニューイェンと対戦予定もキャンセル。2023年の「ROAD FC グローバル63kgトーナメント」に参戦し、準々決勝でRIZINにも参戦中のヤン・ジヨン(韓国)に1R リアネイキドチョークで一本勝ち、アジアでの注目を高めた。  2023年8月の準決勝では、原口央と対戦予定も、63.2kgで体重超過。計量遅刻と体重超過により「失格」でトーナメントを離脱すると、2023年10月17日には、日本の藤田大和が連続一本勝ちを決めた『UAE Warriors 45』に参戦。マゴメド・アルアブドゥラ(12勝1敗1分)と対戦し、2Rにリアネイキドチョークを極めて戦績を10戦無敗(6一本勝ち、4KO・TKO)としている。  そのUAEWでは、139ポンド(63.04kg)のキャッチウェイトで戦ったシェイドゥラエフは、12日後のROAD FCトーナメント3位決定戦はキャンセル。今回のRIZINとの契約に至った。  アマチュアフェザー級王者からプロデビュー4戦はフェザー級で戦っていたシェイドゥラエフはACAでバンタム級に落としたが、ROAD FCで体重超過。UAEWでもキャッチウェイトで戦っており、RIZINではフェザー級で戦う決断をした。  その対戦相手は“タケダノフ”こと武田光司に。ライト級で、ガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフという強豪相手に3連敗を喫した武田だが、2024年3月の前戦では、フェザー級に落として萩原京平に判定勝ち。再起を遂げている。  シェイドゥラエフの参戦発表に「俺しかいない」と対戦をアピールしていた武田は、「本当に俺になりました。やりたかった世界線でいきなり無敗の強敵な選手。メンタルも今上がったり下がったり訳わからない状態。一歩一歩上に登ろうとしたけど一気に段階を登れるチャンスだと自分に言い聞かせてる。ライト級の時のような激しい試合になると思う。ファンの皆と共に勝ちに行きます。応援よろしくお願いします」と、リズミカルな言葉で、同じレスリングベースの強豪との対戦を語っている。  対するシェイドゥラエフも「ヘイ、RIZIN! 俺の前に立ちはだかる奴はみんなぶっ潰す。レッツゴー!」とのコメントを発表。  Bellatorのラバダノフとの試合で、ダゲスタンレスラー相手に大激闘を繰り広げてハビブ・ヌルマゴメドフからも一目置かれた武田は、同じ強味を持つシェイドゥラエフを相手に、フェザー級2戦目で上回ることができるか。中村倫也らとの専大レスリング仲間とのトレーニングも加わり、新たな“タケダノフ”の国際戦に注目だ。 1R、サウスポー構えの武田にオーソのシェイドゥラエフは右ハイをガード上に当てる。遠間の武田は左から右で前進。シェイドゥラエフは頭を下げての右ロングフックも武田もガード。さらに右ハイはかわす。  左インローを当てる武田。さらに左ミドルで上体を上げさせて前に出るが、シェイドゥラエフは右のスイング! 武田は頭を振って詰めていく。体を切り返したシェイドゥラエフがダブルレッグから尻下でクラッチして持ち上げ、中央側にテイクダウン!  ネルソンで引き付ける武田に、片足はパスを狙うシェイドゥラエフ。足を抜いて前転する武田についていくシェイドゥラエフは、すかさずバックテイク、両足をかけて4の字ロック。右腕を喉元に巻いて肩を抱くと、コントロールしていた左手首を外して後ろ頭で組んでリアネイキドチョークを極めた。武田は足を叩いてタップ。  試合後、キルギスの伝統的な帽子カルパックを着けたシェイドゥラエフは、「皆さんありがとうございました。両親、兄弟、コーチ、応援してくださったみんなに心から感謝して勝利を祝いたいと思います。今日の試合、勝利を持ちましてこれからもRIZINに参戦したい。私と対戦できる相手をぜひ選んで対戦させてください。1日2試合でもできます。いつでも試合する準備ができています。どんな相手でも必ず勝利します。キルギスタン、万歳!」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼第5試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇スパイク・カーライル(米国/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)=70.95kg[3R 1分11秒 リアネイキドチョーク]×キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)=70.75kg  カーライルは、レスリングをバックボーンに、2017年9月にプロデビューし、MMA14勝6敗。  カリフォルニアのローカルイベントCCWでプロデビューし、そのCCWのほかCXF、LFAなどでキャリアを重ねる。20年2月より参戦のUFCでは、デビュー戦でアーロン・クルーズを相手に1R KO勝利も、その後は2連敗を喫した。21年はLFA、Ballys Fight Night、Cage Warriors、Bellatorの4試合をこなし全てKO・一本勝利を挙げた。つづく22年4月、初参戦のRIZINで武田光司にフロントチョークを極め一本勝ちし全フィニッシュの5連勝と勢いに乗る。しかし10月のBellatorではAJ・マッキーのライト級転向デビュー戦で判定負けを喫した。その後23年5月、ライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザとのノンタイトル戦、9月の堀江圭功戦も判定で落とし、悔しい3連敗中。崖っぷちから這い上がるべく、RIZIN2連勝中のキム・ギョンピョを今大会で圧倒的に倒し、再起を狙う。なお日本のカルチャーを愛好しており、ゲームや漫画のキャラクターに扮しての入場が毎回好評を博している。  ギョンピョは、19歳の頃から韓国の名門MMA STORYで格闘技を始める。15年2月にROAD FCでプロデビュー。MMA14勝6敗。  THE OUTSIDER、ロシアのMFPなどにも参戦し5連勝を飾る。17年10月、ROAD FCで現在UFCライト級トップランカーのアルマン・ツアルキャンに惜敗した。19年7月のHEATライト級王座戦での勝利を含め4連勝と勝ち星を重ねると、1敗を挟みROAD to UFCの切符を手にする。トーナメント準決勝ではインド出身で無敗のアンシュル・ジュブリを相手にスプリットで敗れはしたものの韓国の選手ならではのフィジカルや気持ちの強さをアピールした。 約4年振りの日本での試合にしてRIZIN初参戦の23年4月、持ち前の打撃で2連勝中の宇佐美正パトリックからリアネイキッドチョークでタップを奪うと、11月はアウェーのアゼルバイジャンでトゥラル・ラギモフを1R僅か21秒でパウンドアウトして見せた。今年2月に予定されていた矢地祐介戦は、怪我により欠場を余儀なくされた。今回UFCやBellatorなど世界の舞台を経験してきたカーライルを相手にフィニッシュ勝利を挙げて確固たる実力を証明するとともに、RIZINライト級上位陣を射程距離に収めたい。  1R、サウスポー構えのカーライルは右オーバーハンド。オーソのギョンピョはワンツー。カーライルはスイッチしてオーソに変えて左インロー。ギョンピョのダブルレッグを差し上げて四つに持ち込む。コーナーに押し込むギョンピョにカーライルは左オーバーフック。体を入れ替えるカーライルにギョンピョも戻し膠着ブレーク。  中央再開。左ジャブで前に出るギョンピョ。カーライルは右。ギョンピョは左ハイもガード上に当てる。回るカーライルが右目尻をカット。ギョンピョの右ヒザがローブローとなり中断。  ギョンピョに「注意」で再開。組むカーライルに体を入れ替えるギョンピョがコーナーに押し込む。組んだまま左ボディを突くカーライルにダブルレッグに入るギョンピョだが、差し上げるカーライルは左ハイ。互いに左右の連打もダブルレッグに入るギョンピョ。すぐに差し上げるカーライルは、右のサイドキックを見せるもギョンピョがかわしてゴング。  2R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを突くギョンピョ。回るカーライルは右で差して組み。四つから互いに左を狙い離れる。ダーティボクシングから左を振るギョンピョ。右前蹴りをボディに突く。入れないカーライル。ギョンピョは右ボディを当てる。さらにワンツーの右。ダブルレッグに入るも切るギョンピョ。ギョンピョも右目下を晴らす。  サウスポー構えから左フックのダブル、さらに左に一瞬腰を落としてギョンピョ! 詰めるカーライルはギョンピョの脇潜りバッククリンチし、背後からヒザを連打。コーナーでギョンピョが正対して離れてゴング。  3R、左ジャブの刺し合いで前に出るのはギョンピョ。右ストレートを喉元に届かせると、カーライルは首相撲ヒザ! そこからすぐにダブルレッグテイクダウンに移行! すぐにバックを奪うと、立ち上がろうとしたギョンピョの背中に乗り、絶妙なポジションですぐに両足をかけて絞めに! 後方に引き込んでリアネイキドチョークで絞めるとギョンピョが失神! カーライルがギョンピョに初の一本負けを記録させる2年ぶりの勝利を掴んだ。  ベルセルクのTシャツを着こんだカーライルは、「ありがとうございます。ニッポン! 2年ぶりの勝利、3連敗中でしたが、愛している舞台で勝てて嬉しく思います。ライト級でサトシ選手とルイス・グスタボ選手がタイトルマッチをやると思いますが、次のチャレンジャーは自分です。そしてギョンピョ選手、強かったです。拍手を」と語り、最後は『やったあ!』と日本語で語った。 [nextpage] ▼第4試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)=65.95kg[1R 3分11秒 KO] ※左ストレート→左ボディ×関 鉄矢(SONIC SQUAD)=65.9kg  ダウトベックは、カザフスタンの強豪。ボクシングベースでシラット世界大会でも優勝。2015年にプロMMAデビューすると、8勝1敗で2018年9月にRIZIN初参戦。朝倉未来に判定負けも一時はトップからサイドポジションを奪うなど朝倉を苦しめた。続く試合でドクターストップで連敗も、現在まで6連勝中。2024年1月の前戦では堀口恭司率いる『TOP BRIGHTS』旗揚げ戦のメインに抜擢され、元ONE Championshipの強豪・松嶋こよみを1R 左ストレートからのパウンドでTKO。MMA戦績を14勝3敗とし、朝倉未来へのリベンジを掲げていた。  対する関は、高校野球からボクシングを経て、2013年にプロMMAデビュー。2017年11月にZSTフェザー級王者となると、2020年8月にRIZIN初参戦で神田コウヤに2R TKO勝ち。その後、堀江圭功、DJ.taikiに敗れ、山本歩夢、原口央に連勝も、2022年7月のRIZINで元ONEの中原由貴に判定負け。2023年6月の前戦で遠藤来生に判定勝ちで再起を遂げている。  横浜SONIC SQUADでの練習では、井上直樹が佐藤将光に判定勝ちし、雑賀“ヤン坊”達也が、PANCRASEでライト級新王者に輝き、フェザー級1位の高木亮が4月29日『RIZIN.46』有明大会で西谷大成と対戦するなか、SONIC SQUAD生え抜きの関が海外強豪相手にアイアンアローで金星を挙げるか。  1R、オーソドックス構えの関に、サウスポー構えのダウトベックが先に圧力をかける。左右に回る関は右ハイでけん制。詰められるとなおも右ハイを空振りで見せる。右ミドルハイをバックステップでかわすダウトベック。左ミドルを返し、関のガードの腕を削る。  コーナーに詰まり右に回る関。ダウトベックの左フェイントをかわす関は、右ハイを肩口に当てる。左の相打ち。左ミドルを腹にも突くダウトベックは徐々に距離を詰めて、今度は上の左フック! 打ち抜かれダウンした関にウォークオフKOのようにいったん背中を見せたダウトベックだが、関が立ち上がると向き直りコーナーに詰めて強烈な左ボディ! 関がくの字のなり、一瞬間を置いてダウン。レフェリーが間に入った。  6戦連続1Rフィニッシュ勝利のダウトベックは、「こんにちはRIZIN! まず、RIZINの関係者の皆さん、再び戦うチャンスを与えてくれてありがとうございます。これからも戦い、フェザー級のチャンピオンになりたいと思います。応援よろしくお願いします。もうひとつ。ロシア語は喋りますが、カザフ人です。だから私の母国語はカザフスタン語です。日本でチャンピオンになったあかつきには日本語を学んで交流したいと思います。約束します。皆さん、ご支援ありがとうございます。またもうすぐに戻ってきたいと思います。応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第3試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R×ジョニー・ケース(米国)=72.0kg※体重超過で50%減点[判定0-3]〇“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)=70.95kg レフェリー:柴田旭 ジャッジ:石川喬也  [D0-0/ A0-0/ G20-0/ 赤・▲50]松宮智生  [D0-0/ A0-30/ G0-20/ 赤・▲50]橋本 貴  [D0-0/ A30-0/ G20-0/ 赤・▲50]※赤・ケース、規定体重を1.00kg超過のため、レッドカード(減点50)  ベイノアは極真会館の2018年全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽量級で優勝した実績を持ち、キックボクシングには2016年5月から出場。デビューから7戦全勝でJ-NETWORKウェルター級王座を獲得後はRISEに主戦場を移し、2018年11月にRISEウェルター級王座を獲得した。  2021年6月のRIZINではMMAに初挑戦、弥益ドミネーター聡志に敗れたが、11月のロクク・ダリ戦ではKO勝ちで初勝利をあげた。大晦日には武田光司に腕十字で敗れ、2022年大晦日に宇佐美正パトリックにも敗れると、米国サンノゼの名門ジム・アメリカンキックボクシングアカデミー(AKA)で約1年のMMA修行を積んで来た。  しかし、2024年4月『RIZIN.46』での井上雄策との再起戦は、1Rから両者距離が遠く、2Rには両者消極的で注意を受け、3Rには試合中にブーイングも。榊原CEOは試合後総括でと酷評していた。  ケースはレスリングとボクシングのバックボーンを持ち、18歳でMMAプロデビュー。2014年9月よりUFCに参戦し、徳留一樹、フランシスコ・トレヴィーノ、ブランドン・ロンガーノらに勝利し、4勝2敗の戦績を残す。RIZINには2018年大晦日から参戦し、2022年4月にはホベルト・サトシ・ソウザのRIZINライト級王座に挑戦するも敗れた。2023年4月にアリ・アブドゥルカリコフとの対戦が決まっていたが、練習中に右膝の半月板損傷、前十字靭帯断裂など複数の怪我を負って欠場。今回はそれ以来の復帰戦となる。また、プロボクシングでも4勝全KOのレコードを持つ。  前日計量では、第3試合のライト級(71.0kg)5分3Rで“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)と対戦するジョニー・ケース(米国)が体重超過。ケースはレッドカード(50%減)からの試合開始、ベイノアが勝った場合のみ公式記録となり、ケースが勝った場合はノーコンテストとなる条件で実施される。  1R、ともにオーソドックス構え。ケースは左ジャブから。右ストレート、パンチのモーションからダブルレッグテイクダウン。コーナー際で下になるベイノアは足を効かせると、右のパウンドのダブルのベイノア。そのスペースで立ち上がる。  スタンド。圧力かけるのはケース。右フックから右のフェイントから左フックを当ててベイノアの腰を落とさせるとダブルレッグテイクダウン。マウントを奪い、パウンド! 背中を見せてケースを背負いながら亀から立ち上がるベイノア。  スタンド。ケースの大きな左フックをかわすベイノア。右ストレートも左右の回転はケース。右ァツパー、右ローのケース。ベイノアも右の蹴りを返すと、ケースはロープに詰めて右アッパー。  回るベイノアは左ミドル。ケースの左フックをかわすと、互いに左は空振り。しかしケースは左を振って組んでゴング。  2R、中央を取るのはケース。左ローのベイノアは左ハイもブロックするケース。詰めるケースに右にサークリングするベイノアは左インローを当てる。右ローを返すケース。ベイノアは右の後ろ蹴り。ケースはガード低く詰めて右を狙う。  ベイノアの前手の左フックをかわすケース。詰めて左ジャブ、右ローを当てる。ベイノアもオーソから左ミッドルハイ。しかしケースはボディストレートで腹を突く。右カーフをダブルで当てるベイノア! さらにもう1発は外受けするケース。  圧力をかけて組みに。ヒザを突いて右で小手巻くベイノア。ケースはコーナーに押し込み、ボディロックテイクダウン! しかしベイノアも足を効かせて跳ね上げ、ケースは立ったまま下のベイノアの足に蹴りを入れてゴング。ケースに疲労の色が見える2Rに。  3R、先に中央に進み、左の蹴りからワンツーのベイノアが前に。しかしコーナーに詰めるベイノアはダブルレッグテイクダウン。ロープ間から落ちるベイノアだが、インターバルで再開。  先に右ローを打つベイノアは左ミドルも。左フックのダブル! 組んでくるケースのシングルレッグを切って前に。声を挙げながら右ミドルを打つベイノア。ケースの組みを切って左ハイは空振り。右フックで前に。  減量失敗で疲弊しているケースを回らせるベイノア。ケースも左フックを返すが単発。ジャブを突くベイノア。ケースの組みを再び切って前に。跳びヒザから右で詰めるが、そこにダブルレッグテイクダウンはケース。しかしバックから落として立つベイノア。  なおもダブルレッグテイクダウンのケースに背中に回らせずにスタンドに戻すベイノアが前に。コーナーに詰めると、ここで組みに。押し込んでダーティボクシングのベイノア。声を挙げながら左右。ケースは組んで対角のコーナーまでドライブしてベイノアも倒されずにゴング。  判定は、1Rにベイノアの腰を落とさせるも体重超過の50%減点があるケースに、ベイノアは最後までスタミナを切らさず前に出て、勝利を掴んだ。 [nextpage] ▼第2試合 RIZINオープンフィンガーグローブキックルール(※ヒジあり)62.0kg契約3分3R〇梅野源治(PHOENIX)=61.95kg[判定3-0]※30-24、30-23×2×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)=61.65kg ジャッジ:石川喬也 30-23 (1R 10-8/ 2R 10-8/ 3R 10-9)松宮智生 30-24 (1R 10-8/ 2R 10-8/ 3R 10-10)橋本 貴 30-23 (1R 10-8/ 2R 10-8/ 3R 10-9)※2R、青・魚井、タックルの反則行為に対し、減点1※ 3R、青・魚井、タックルの反則行為に対し、減点1  梅野は2007年11月にプロデビュー。日本人初のWBCムエタイ世界王者(スーパーフェザー級)になった他、数々のタイトルを獲得。本場タイの一流ムエタイ選手たちと互角に渡り合い、2016年10月には日本人6人目となるラジャダムナンスタジアム王座(ライト級)を奪取した。REBELS、KNOCK OUT、RISEを渡り歩き、RIZINには2021年6月から参戦。  大雅と皇治にヒジ無しルールで連敗を喫するも、2022年10月にトレント・ガーダムにTKO勝ち。大晦日には平本蓮とパンチのみのエキシビションマッチを行った。2023年6月、待望のヒジありルールで鈴木宙樹と対戦も、飛びヒザ蹴りでKO負け。10月にケージで行われた斎藤祐斗戦でも本領発揮ならずの判定2-0での勝ちとなった。戦績は52勝(23KO)15敗4分1無効試合。  魚井は24勝13敗4分の戦績の多くを修斗で戦って来た。2019年6月にRIZINでカナ・ハヤットに勝利し4連勝も、以降4連敗。2021年11月のRIZINで獅庵をサッカーキックで下すも、伊藤空也、倉本一真、ヤン・ジヨン、平松翔を相手に4連敗中。キックルールは2020年11月のRISEで中村寛と対戦(初回KO負け)して以来となる。  梅野はいじられることなく、今回は自分の入場曲で最後まで入場。しかし、両選手への花束贈呈はhy4_4yh。梅野は苦笑いして花束を受け取った。梅野のセコンドには久保兄弟が就く。  1R、開始と同時に魚井がフルスイング左フックで突っ込むが、梅野がバッティングからの右の縦ヒジで迎え撃ってダウンを奪う。立ち上がった魚井は左フルスイングを連発。梅野は両手を前に出した構えから右ミドル。しかし2発目の右フックに合わせた右ミドルは下腹部に入ってしまい一時中断。梅野の額は魚井のパンチですでに腫れあがっている。梅野には注意。  再開後、魚井は左のフルスイングを連発し、梅野は右ミドル、左ロー。魚井の左フックで梅野が膝を着くがスリップをアピールして試合続行。梅野は前に出ると右ミドルからヒザ。右ミドル2発からの前蹴りは魚井が受け止めて投げ倒す。  2R、梅野のフックをかわした魚井がシングルレッグに行き、注意を与えられる。右ミドルを連発していく梅野を魚井はテイクダウン。場内は大きくどよめく。魚井にはイエローカードが提示された。再開後、左右のミドルを蹴る梅野に再び魚井はタックル。魚井は梅野の右ミドルの対応に苦しめられる。梅野が左フックで飛び込んでくる魚井にヒジでダウンを追加、タックルに来る魚井にはヒザをカウンターで突き刺す。魚井は梅野の右ミドルにまたも足へ組みついてしまう  3R、左右フックを振り回して突っ込む魚井。足に組み付いてくる魚井に梅野は頭部にヒザを打つ。梅野は右ミドルからヒザ。魚井は左フックからまたもタックルで2度目のイエローカード。梅野は右スネからかなりの出血が見られる。再開後、梅野はその右足でミドル、魚井は左フックを打つが梅野はブロック。  梅野の蹴りを待って左フックを合わせるように切り替えた魚井だが、フックは空を切る。梅野は右ミドルを蹴っていき、ジャブから右ヒジを狙う。魚井は左フックから組みついて梅野を倒す。最後に両者が“来い”とカモンゼスチャーして試合終了。  大差の判定3-0で梅野が勝利した。 [nextpage] ▼第1試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R×徳留一樹(パラエストラ八王子)=70.95kg[1R 2分29秒 TKO] ※右ストレート→パウンド〇宇佐美正パトリック(Battle-Box)=70.9kg  徳留は、UFCで1勝3敗後、PANCRASEで北岡悟にTKO勝ちでライト級王者に。ONEで2勝2敗後、2021年3月の『RIZIN.27』でRIZINデビュー。ホベルト・サトシ・ソウザに1R 三角絞めで一本負け。今回が3年3カ月ぶりの復帰戦となる。サトシ戦後、八王子市役所勤めの公務員となり、鈴木千裕がMMAの練習を行うパラエストラ八王子の重鎮で練習に復帰し、ともにトレーニングしていた。今回の試合はファイトマネー無しで周囲の応援と家族のために戦う。  宇佐美は、極真空手&ボクシング高校6冠のバックボーンから、2021年9月の修斗でプロデビュー。ヨシ・イノウエ、野村駿太、菅原和政を相手に3連勝も、2022年年4月の『POUNDSTORM』で大尊伸光に判定負け。  再起戦そしてRIZIN初参戦となった22年10月大会で佐々木信治をTKOで下し、22年大晦日にベイノアにKO勝ちで2連勝。2023年4月にキム・ギョンピョに1R リアネイキッドチョークで一本負けで連勝ストップ。23年9月の『RIZIN.44』では、元K-1王者の安保瑠輝也とキックボクシングルールで対戦するも、二度のダウンを奪われ判定負けを喫している。  1R、サウスポー構えの徳留、宇佐美はセンターを取ると徳留は前足を取りに行くが、切る宇佐美は右の蹴りを胸に。組みたい徳留にとって難しい距離感。離れる徳留はワンツーの左を見せる。バックステップでかわす宇佐美は左を突き、左ローで徳留のバランスを崩す。  左ストレートの徳留。ワンツーはまだ遠い。喧嘩四つで前手を突き合い、宇佐美は徐々に圧力。ワンツーの左から右アッパーを当てた徳留は、宇佐美にヒザを着かせてロープまで下がらせるが、がぶりの徳留を剥がした宇佐美が打ち合いのなかで左から右をヒット!  後方に倒れた徳留に宇佐美がパウンドし、レフェリーが間に入った。 試合後、宇佐美は「お久しぶりです。マジでヤバかったです。1年ぶりに勝てて本当にヤバかったですね。やっぱり自分一人でここまで来れなかったので。大阪に帰って(ストラッサー)起一さんとレイさんと藤村さんと3人で厳しいことやってきたのでよかったです。何があっても挫けず最後まで決めたことをやり遂げるのは意味があるので、みんなここからいろいろぶつかることがあると思うけれど諦めないで頑張ってください」とメッセージした。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.332
2024年5月23日発売
特集「格闘サマーウォーズ」では堀口恭司vs.ペティス再戦、『超RIZIN.3』朝倉未来vs.平本蓮プレビューや、平良達郎、鶴屋怜、渡辺華奈、野杁正明、海人、クレベル、鈴木千裕の大一番に迫る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント